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NHKラジオ英会話講座より
I sure hope there's a phone at that house that we can use.
あの家に使える電話があると本当にいいんだけどな。
(質問)
4つに区切ってみました。
a)I sure hope
b)there's a phone
c)at that house
d)that we can use.
関係代名詞[that]の直前に先行詞[a phone]でなく、副詞句の[at that house]が割り込んでいる、と思えるのですが、a-b-d-cの順番では間違いでしょうか?関係詞の直前に先行詞がこないのは、珍しいことではありませんか? 初心者にもわかる、やさしい説明をお願いいたします。以上

A 回答 (6件)

こんにちは。

8/6のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

ご質問1:
<a-b-d-cの順番では間違いでしょうか?>

文法的には間違いではありませんし、意味も通じます。が、ここでは、テキスト通りのabcdの配置でいいと思います。理由は以下の通りです。

1.関係詞の直前に先行詞がこないのは、珍しいことではありません。

例:
He is one of the students that can do it.
「彼はそれをすることのできる生徒達、のうちの1人だ」
ここでは、関係詞thatの先行詞はthe studentsになっています。

He is the (only) one of the students that can do it.
「彼は生徒達の中で、それをすることのできる(唯一の)人だ」
ここでは、thatの先行詞は、the (only) oneになっています。

下の例では、先行詞と関係詞thatが離れていますが、先行詞を明示するために、定冠詞theやonlyをつけて暗示しています。


2.No.1、2で回答されているように、配置を換えると、抄訳にある意味と微妙に異なってきます。

(1)there's a phone at that house that we can use:

1)前置詞句at that house「その家に」は動詞is「ある」にかかっています。
2)つまり、「その家に、(使える)電話があればいい」と言っています。(句点の位置に注意)
3)言い換えれば、「その家にある電話の中で、どれか一つでも使える電話、があればいい」と言っています。

(2)there's a phone that we can use at that house:

1)前置詞句at that houseは動詞use「使う」にかかっています。
2)つまり、「その家で使える電話、があればいい」と言っています。(句点の位置に注意)
3)言い換えれば、「その家に限定して、その家(のみ)で、どれか一つでも使える電話、があればいい」と言っています。
4)関係代名詞は一種の限定の形容詞節です。この文では関係詞節の中にat that houseが入っていますから、「その家で使える」と、使える場所を限定することになってしまうのです。


3.生じる可能性のある疑問点1:
<there's a phone at that house that we can useだと、関係詞thatはすぐ前の名詞houseが、先行詞とも考えられるのでは?>

前後文脈と、常識の範囲で考えれば、先行詞はa phoneだとわかります。関係詞の中の動詞はuseで、その目的語が先行詞になっています。

(1)先行詞がhouseだとすると意味は、
「私達が使えるその家で、電話があればいい」
となります。

(2)先行詞がphoneだとすると意味は、
「その家で、私達が使える電話があればいい」
となります。

(2)の訳の方が、「使う」の用法が常識的で自然です。前後文脈で電話を探している場面ならなおさらです。


3.生じる可能性のある疑問点2:
<there's a phone that we can use at that houseの語順でも、at that houseは関係詞の中にあるのではなく、副詞句としてis「ある」にかかることもできるのでは?>

無理があります。その場合、useとatの間にコンマを置くなどして、この副詞句が関係詞の中の動詞useにはかからないことを明示しなくてはなりません。

その明示の仕方は、コンマを置く以外に、関係詞の前に置く、という技法もあります。それが、このご質問文の英文となっているのです。

そうした明示の技法は、他にも次のような方法もあります。
at that house there's a phone that we can use
there's, at that house, a phone that we can use
などの配置も、読み手にわかり易い配慮になります。

ただ、ご質問文の配置も、副詞句のかかり方を明示するために、よく使われる方法です。


以上ご参考までに。
PS:
コメント1:
<フランス人はプライドが強く英語は知っていても話さないそうですが>

実際知らないし話せないんですよ(笑)。欧州でも英語を話せない国民として定評(悪評?)があります。話せても恥ずかしがり屋なので、変な発音で話すのが恥ずかしいみたいです。

コメント2:
<Parismadam様はフランス語で日常生活を過ごされているのでは?>

はい。英国にも住んでいましたが、仏生活の方が長くなり、英語をだんだん忘れてきました(笑)。職場の公用語は英語なので、英語を話す機会もありますが、同僚の英国人やアイルランド人でさえみんな仏語話しますし、、、(笑)。

コメント3:
<私は英語圏ではハワイ4島巡りを観光で一度だけ経験しました。とても楽しい経験でした。>

ハワイいいですね。南国がお好きなら、いつか南仏や南欧などにもいらして下さいね。

日本はお盆休みだと思いますが、頑張っておられますね。暑さに気をつけて下さい。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。今回もやさしく丁寧に詳しく説明いただき御礼申し上げます。理解したつもりですが、さらに何度も読み直します。ゆっくり楽しみながら英会話の勉強を続けます。ご迷惑にならない範囲で教えて下さい。楽しみにしています。
追伸
人の噂は当てになりませんね。お便りから、フランスの人々に親近感を覚えてきました。南仏はよく水彩画などで風景画をみます。最近ではスケッチ旅行に行かれる方もいます。世界は狭くなったとつくずく感じます。いつの日か訪れたいものです。その日を楽しみに英会話を頑張ります。ご活躍をお祈りします。有難うございました。 敬具

お礼日時:2007/08/15 14:46

Gです。

 今日は!! 後数時間でアメリカを発ちます。 3週間帰ってきません。

今回の場合も文法的なことではなくフィーリングに基づいた説明になります。 なぜなら文法では説明できないからなのです。

日本語文を読んでみてください。

あの家に、と書いてありますね。 つまり、フィーリングはそのまま、その家に存在するかどうかを言っているということなのです。

あの家で(使える)、と言うフィーリングではないですね。

CとDを変えてしまうと、that we can use at that houseと非常に自然に、あの家で使える、と言うフィーリングが出てきてしまいます。

これを防ぎたい、と言うフィーリングがあるのです。 あくまでも、あの家に存在するかしないかを気にしているんだ、と言うフィーリングを出したいわけです。

つまりD-Cにすると、全く意味が違うようにとられてしまうわけです。

では、C-Dにしておいて、他に誤解をさせてしまう問題が起きるのか、というと、もちろん、at that house that we can useと言うフィーリングにならないのか、と言う事になりますね。

そうすると、使えるあの家に、と読めないか、ということですね。 (学校)文法的には、確かにそうなるかもしれません。

しかし、使えるあの家に、とはいったいどう言うことなのでしょうか。 
これを文章にすると、We can use at the houseとなりますね。 

この文章、何か良い様に見えますね。 しかし、見えるだけなのです。

なぜなら、このフィーリングをいいたいときにはこの表現方法はまず使われない、のです。 (もちろん、表現力のない人であればこういう表現はするでしょうが)

なぜ、この文章に、この二つのこと、つまり、電話がある、ということと、あの家で使える電話、ということ、をひとつの文章にしなくてはならないのか、ということなのです。

ここはちょっと難しいかもしれませんね。 でも、日本語にしてもちょっとかしい表現だとは思いませんか?

D-Cでは、あの家で使える、と言うフィーリングが出てきてしてしまいますね。 

だからこのC-Dの文章を見たときに、あの家に(使える)電話があるといいね、と言うフィーリングを感じるわけです。

存在を心配しているわけです。 使えるかどうかを心配しているわけではないわけです。 

そして、この存在を心配しているというフィーリングを出すには、こういう表現をして、まずI sure hope there's a phone at that houseといってしまうわけです。 そして、電話があったとしても、使える電話であればいいな、と言うフィーリングを付け足しているわけです。

>関係詞の直前に先行詞がこないのは、珍しいことではありませんか?

よく目にするかどうかと言うことであれば、頻度は少ないでしょう。 しかし、この表現は、電話の存在のことを言っているということがまず頭に浮かび、電話がないかもしれないということを心配している、と言うフィーリングがあるからこそ、この表現をしているということが分かるわけです。

複雑ともいえるこの表現に慣れればまず全く問題のない表現と感じるようになると思います。

そして、今回の場合には、より分かりやすい表現だということを知ってもらいたい為に、there is a phone と言う表現を持って来たわけですね。

では、初心者でももっと分かりやすい、誤解のない言い方ってないのだろうか、とも思ってほしいのです。

I sure hope there's a phone at that house and a phone that we can use.と言う漢字に持っていけますね。

難しかったかもしれませんが、いつか、分かってもらえる日が来ることを祈りながら一応終えておきます。

と言う事で、この表現を使った人の頭に中にどのようなフィーリングがあったのか、誤解を防ぐには他に表現の仕方はあるのか、と言う視点から書かせてもらいました。

これでお分かりになりましたでしょうか。 ご理解しにくいところがあったり追加質問がありましたらまた書いてください。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。[and a phone]と付け加えてみるとよくわかります。質問を繰り返すたびに、少しずつ理解が進んでいます。今後ともよろしく願い致します。御出張ご苦労様です。テレビでは大気汚染や、水不足、交通渋滞等、報道されています。北京オリンピック大丈夫でしょうかね。体調には気をつけてください。まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/15 14:22

at that house という前置詞句は


a phone という名詞にかかって「その家の電話」
あるいは,
(there) is にかかって「その家にある」
となっています。

その at that house を,
that we can use という関係代名詞節の後に回すと,
a phone や there's という部分と離れてしまって
修飾関係が不明確になります。

もちろん,that we can use という関係代名詞節も
phone にかかるか,house にかかるかを明確にするためには
phone の直後に置くべきなのですが,
at that house と that we can use を比べて
短い方,軽い方が先,長い方,重い方が後になります。
軽重は,we can use のような SV があるもの(節)の方が
句よりも重いと考えてください。

「その家で使う」のように,at that house が use にかかるのであれば後に回すことになります。

There are a lot of students in the class whom I know well.
「クラスには,私のよく知っている生徒がたくさんいる」
など,
students という名詞に,前置詞句と関係代名詞節の2つが続く場合,
軽い前置詞句が先に来ます。

「私がよく知っている学校の生徒」のような日本語を見ても,
「よく知っている」を「生徒」にかけたいからといって
「学校の,私がよく知っている生徒」よりも
「私がよく知っている学校の生徒」の方が自然でしょう。
日本語では「生徒」という語のより近くに「軽め」の「学校の」がきて
遠くに「重め」の「私がよく知っている」をもってくるのです。
「私がよく知っている」が「学校」にかかるように取られかねないのは仕方がありません。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。今回もとても参考になりました。質問を繰り返すたびに、少しずつ理解が進んでいます。「短い方,軽い方が先,長い方,重い方が後になります。」と言う件は、とても貴重なお言葉でした。御後も大いに役立つと思います。今後ともよろしく願い致します。まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/15 14:10

>a-b-d-cの順番では間違いでしょうか?



間違いではありません。むしろその方が普通の言い方です。

a-b-d-cの方が普通であるのは、次の2つの理由によります。
(1)a-b-d-cとa-b-c-dのいずれでも先行詞はa phoneですが、関係代名詞は先行詞の直後に置くのが自然だから。
(2)a-b-d-cとa-b-c-dのいずれでもa phone that we can useが主語ですが、主語は分割しないで1箇所にまとめて置くのが自然だから。

したがって、a-b-c-dはやや普通でない語順であることになりますが、a-b-c-dの語順にすると普通の語順を無視して前(つまり、文頭近く)へ持ってきた語句、つまりcが目立ちます。

したがって、a-b-c-dは、文頭からhouseまで言ったあるいは聞いた段階で「あの家に電話があって欲しい」という気持がまず強く伝わります。そして、その後でdを言うので、「その電話は、使える電話でないとだめなことはもちろんだけどね」と付け足しで言ったような感じがします。したがって、a-b-c-dは、例えば、困って疲れて歩いているときに思いがけず突然家が1軒見えたときなどに用います。

一方、a-b-d-cは、useまで言ったあるいは聞いた段階で「使える電話があって欲しい」という気持がまず強く伝わります。そして、その後でcを言うので、「もちろん、他のところにではなくて、あの家にあってほしいということを言っているんだけどね」と付け足しで言ったような感じがします。したがって、a-b-d-cは、例えば、困って疲れて歩いているときにこの先にあることが地図や別情報などから分かっていたがそこに電話があるかどうかだけが分かっていなかった家が1軒見えたきなどに用います。

>関係詞の直前に先行詞がこないのは、珍しいことではありませんか?

関係詞の直前に先行詞がこないのは、(1)の理由から、珍しいことです。しかし、関係詞の直前に先行詞がこない形は、例えば次の(3)、(4)のような特殊な場合には、ごく普通に用いられます。
(3)御質問の英文のように、強調したい語句を関係代名詞よりも前(つまり、文頭近く。つまり、先行詞と関係代名詞の間)に置きたい場合。
(4)文の構造上、どうしてやりくりしても関係代名詞の直前に先行詞を置けない場合。例えば、次の(a)のような場合です。
(a)There's a phone at that house that we can use in our party.(僕たちのパーティーで使える電話があの家にある。)
これを次の(b)のように言うと意味が変わるので、(a)の意味を表したい場合は(a)のように先行詞と関係代名詞が離れた形でしか言えません。
(b)There's a phone that we can use in our party at that house.(あの家での(つまり、あの家でする)僕たちのパーティーで使える電話がある。)
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。今回もとても参考になりました。言葉は耳に入った順番に理解してゆくので、とても説得力のある回答で「なるほど」と思いました。「その家に電話があれば、そしてそれが使えれば」と解釈すれば何か自然に受け入れられます。質問を繰り返すたびに、少しずつ理解が進んでいます。今後ともよろしく願い致します。まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/15 14:02

No.1の方の回答に少し付け加えをさせていただきますね。

ご指摘どおりです。
there's a phone at that house that we can useなら、あの家には電話自体があるかないかわからないけど使える電話があればいいね。ということです。 there's a phone (that) we can use at that houseならあの家には電話が何台かあるんだけどそのうち僕たちが使える電話があればいいね。ということです。やはりニュアンスが異なりますね。

 ふつうの状況からすると上記が普通かと。また、そこまでの意識がなくとも修飾する節が長くなるとthere's S 場所を表す副詞句の構文がつかみづらくなるときがあります。このような場合、わかる限りは修飾する節を後置されることがよくあります。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。今回もとても参考になりました。質問を繰り返すたびに、少しずつ理解が進んでいます。今後ともよろしく願い致します。まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/15 13:44

「その家にある電話が使えるといいな」という意味なら今の順です. a phone at that house が全体で that we can use の先行詞になります.


逆に there's a phone that we can use at that house とすると, that we can ~ が全体で 1つの意味を持ちます. 「どんな電話でもいいけど, その家で使えるといいな」って感じでしょうか.
ということで, at that house がどこと結び付くかで位置が変わってきます.
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。今回もとても参考になりました。質問を繰り返すたびに、少しずつ理解が進んでいます。今後ともよろしく願い致します。まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/15 13:43

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