家の中でのこだわりスペースはどこですか?

中国語を3年勉強している者です。
日本語の「かわいい」と中国語の「可愛」は意味も発音も大変よく似ています。語源について三通りの可能性が考えられますが、どれが正解でしょうか?

1中国語から日本語になった
2日本語から中国語になった
3偶然似ているだけ

自分なりに調べて考えたことをまとめると:

1について:広辞苑や大辞林を見る限りでは、「かわいい」の語源は「かほはゆし(顔映ゆし)」であるらしく、中国語からの輸入ではない純粋な大和言葉のようです。したがって1ではなさそうです。

2について:戦前に大量の言葉が日本語から中国語に入りましたが、このような言葉は、ほとんど科学技術・経済・法律などの用語で、日常語の例は比較的少ないようです。また、可怕や可惜など同じような構造でできている言葉が中国語に多いことを考えると、可愛が日本語から中国語に入った可能性は低そうです。

3について.というわけでやはり偶然というのが答えなのでしょうか?そうだとすれば、日本語が中国語から当て字として漢字だけを借りたのだということになるとおもいます。

周りの中国人の方何人かに伺ってみましたが、一般論として日本語の単語で中国語になった物が相当数存在するということがまず認識されていないようで、この例(「可愛」)についても特に考えてはもらえず、日中共通の単語は全て中国語発だとおっしゃるかたばかりでした。これは必ずしも正しくはないと思うので、ここで伺ってみることにしました。上で書いたように自分なりに少しは考えましたが、全く自信がないので、分かる方がいらっしゃったらよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

私はアニメ・キャラクタや漫画やコミック、ハローキティー他の人形類が雑誌に描かれているところに「可愛」がでてくるところをみると、日本の影響を無視してはいけないと思います。



中国大陸が豊かになり、誰でもパソコンや携帯をもつようになってきたのは、この4~5年くらいです。つまり20世紀中は中国大陸のほとんどの人は、インターネットを通じて日本の情報にもアクセスできませんでした。
実際Windowsも、Win98の頃は中国にビジネス展開した外国企業が英語版を持ち込んでいる数が圧倒的に多く、中国語版WindowsがひろまったのはWindows2000(日米で2000年に発売)からです。
日本の雑誌も前世紀はまだ中国人民には、日常的にほとんど手に入るものではありませんでした。

注目すべきは、それ以前から日本の文化を積極的に取り入れていた台湾と香港です。90年代後半の哈日族を筆頭に、日本の文化を積極的に取り入れるだけではなく、流行り言葉までもいろいろ真似ていました。
そして台湾と香港は、当時から同じ繁体字圏として、同じ出版社が同じ雑誌を両国で発行・流通させたり、また台湾が字幕付けした日本のアニメを香港がそのまま流すなど、メディアでの交流がかなり深いのが両国です。香港人も、北京語の並びの漢字の書物は読めるからです。

今世紀にはいり、大陸でも台湾が字幕をつけた日本のアニメやドラマを、簡体字に直さず放映したりしはじめました。現在では、中国も豊かになり、吹き変えるようになったので台湾の字幕に頼る必要は少なくなりましたが。
また、以前深せんにいましたが、日本のファッション雑誌が、少なくとも5誌くらいは現地語に直され、同じクオリティーで毎月販売されていました(これは日本ではコストが合わなくなった中小の印刷会社が、中国に進出し翻訳も編集も含めてやっていることの影響も大だと思います)。そこでは可愛は、表紙にも使われていたのを覚えています。

ですので、この15年くらいを追ってみると、日本の影響力は否めません。
問題は「可愛」という文字が存在していたのかどうか、ではなく、キャラクターやかわいい女の子をみて「可愛」と昔から言っていたのかどうか(それこそ文化大革命の前でも)、だと思います。
漢字だけを中国人に聞いても、根拠を説明できなくても紙も印刷も緑茶も箸も中国が最初だという人たちですから、それで話は終わってしまうでしょうね。
台湾人に合う機会があったら、可愛を頻繁に使うようになった時期を聞いてみるといいかもしれません。

この回答への補足

詳細な情報ありがとうございます。確かに近年の日本語の影響は大きいですよね。最近でも「人気」、「写真」、「料理」など、従来のテキストには「日本語なので中国語では使わないこと」と書いてあった単語が中国語圏で広く市民権を得ており、しかも広く日本語からの外来語として認識されているようです。日本語の「可愛い」に関しては「ka哇伊(ka=上+下)」という日本語を意識した表記も散見されます。

確かに中国は近年まで閉鎖的でしたが、日本語が与えた影響は戦前の方が遙かに大きかったと思われます。もし興味がおありなら、例えば、
http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/f …
http://freett.com/nandon/lunwen1.htm
http://www.zhaojun.com/youci/riyu.htm
などをご覧ください。(最後のページは中国語)

ただ、これだけで「可愛」が日本語から入ったと結論づけることは難しいとおもいます。古い中国語の辞書(戦後ですが)をみても「可愛」は現在の意味でしっかり載っているので、ごくごく最近伝わったわけではないことは確実で、しかも上のページをごらんいただければ分かるように、こういう単語は雰囲気的に当時(主に日清戦争から日中戦争勃発までの間)伝わった訳でもなさそうというのが私の得た感触です。ただ、あまり自信がないので詳しい方からの補足がほしいところですが。

いずれにしても、貴重な実体験に基づく情報をありがとうございました。これからもいろいろ見聞きして学んでいきたいと思います。私も中国や台湾やシンガポールを訪れるたびに面白いものを発見しますし、逆に日本ももう少し中華文化を受け入れてもいいのかなと思います。

補足日時:2007/08/19 01:41
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この回答へのお礼

補足と回答を間違えてました。遅ればせながらありがとうございました。

お礼日時:2007/08/27 02:48

はじめまして。



>意味も発音も大変よく似ています
意味は確かに同じような意味ですが、発音は大変似ているとはいえないでしょう。
ke3ai4 の最後の「い」が同じだけです。

「かわいい」は日本語の特徴の母音の連続があります。

以上から「かわいい」に「可愛い」と当て字をしたものと思います。みみず、ぼうふら など漢字にすると中国語になる単語がたくさんあるのも面白いですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。結局、中国語と日本語は独立に言葉を作ったようですね。だだ日本語の「可愛い」の漢字が当て字であることは間違いなさそうですね。

お礼日時:2007/08/27 02:50

▼中国語の「可愛」は



(1)愛すことができるほどだ→「愛すべき」
例子:我イ門可愛的解放軍.
(2)「可愛らしい」
例子:可愛的小猫.

▼日本語の「可愛い」は

「かはゆし」が転じたもので、漢字は当て字だそうですよ。

この回答への補足

情報提供ありがとうございます。確かに漢字は当て字のようですね。jaccsさんは、中国語と日本語で別々に似たような言葉が偶然生まれたとお考えということでしょうか?

補足日時:2007/08/19 01:42
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この回答へのお礼

補足と回答を間違えてました。遅ればせながらありがとうございました。

お礼日時:2007/08/27 02:47

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