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荘子の著の逍遥遊の中の「大鵬図南」や「小知不及大知 小年不及大年」「夢為胡蝶」などが(できるだけわかりやすく)載っているような参考文献はないでしょうか?

以前「大鵬図南」について質問して、お答えいただいたのですが、
オススメの参考文献を聞きそびれました。
前のスレでもいいのですが、どうしようか迷って改めて質問してみました。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

ずばり、「荘子〈内篇〉」(福永 光司・朝日新聞社)、文語本では(中国古典選・朝日文庫)を読んでください。

「鵬鯤」のお話しは「逍遥遊篇」に、「荘周夢為蝴蝶」は「斉物論篇」に。開巻劈頭から、「鵬鯤」(大鵬図南)のお話し、その世界にひきずりこまれてしまいます。「小知不及大知 小年不及大年」も図南の心を解説するもので、これも「逍遥遊篇」に出てきますよ。私は学生時代に3つのテキストを同時に読み進めましたが、荘子とくに内篇は、福永光司先生の解説が白眉というと失礼になりますが、最も格調高く奥深いと思います。けっして難解ではありませんので、いわゆる「参考書」などを読むのとは比較になりません。めんどうな場合は書き下し文などは省いて、解釈だけをよまれるといいかもしれませんよ。読みやすく、奥深く、感動的です。ただ私が持っている文庫本の方をみると定価440円となっていますが、Amazon等を検索してみるとプレミアがついてかなり高価となっています。図書館にはかならずあると思いますよ。
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この回答へのお礼

なるほど、「荘子〈内篇〉」(福永 光司・朝日新聞社)、文語本では(中国古典選・朝日文庫)ですね。
両タイトルとも同じで、形態が違うということでしょうか。

自分でもいろいろあたってはみたのですが、どうも読みたい箇所がピンポイントで書かれていなかったりで…
かなり勉強なさっているようなので、大変参考になります。

もしよろしければ、荘子(他でも結構です)等、お勧めの読みやすい文献があればアドバイスしてください。

お礼日時:2007/08/20 10:24

下のURLでは、福永光司の解説|金谷治の解説|藤堂明保の解説 とあります。

私が学生時代読み進めたテキストは、福永光司(朝日文庫)、金谷治(岩波文庫)、森三樹三郎(中央公論)でした。それと、原文を読み下すときに漢和辞典を参照していました。読み下し文と、解釈を読むだけならけっして難しくありませんから、亜流のものにあたらないほうがよいのではないでしょうか?なお「中国古典選」は通常書籍と文庫版があるということで、内容は同じものです。「荘子」については、断片的には漢文テキストなどに紹介されていますが・・・。中国では「荘子」を高校生用にわかりやくす説明したテキストがありますが、日本の学校教育では「儒教」が主流のようで、私にはこれに該当するような書物が発見できません。福永光司著のものがありますが、かえってさきに紹介した本の方がよくわかると思います。「わかりやすいもの」ということでしたら、「荘子」だけにこだわらず、「漢文の基礎」(山本哲夫・洛陽社)とか「チャート式 漢文」(数研出版)とか「漢文入門」(藤堂明保・学燈文庫)がおもしろいと思います。

参考URL:http://ww81.tiki.ne.jp/~nothing/kanji/zhuangzi.h …
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この回答へのお礼

詳しいお返事ありがとうございます。

学校では大して突っ込んだ解釈はしませんしね(苦笑)
それも割と偏っていたり…

URLもみてみましたが、荘子といっても、やはりいろいろな方が解説されているのですね。
とりあえずは「大鵬図南」が詳しく知りたいのです。

それをきっかけとして漢文入門(笑)したいと思っていますが。

お礼日時:2007/08/21 10:19

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