プロが教えるわが家の防犯対策術!

過疎化が進んで竹林が放置された結果、里山にも入り込んで雑木林を枯死させているとの話題を良く見かけます。
(1)種類としてはモウソウチクでしょうか。
モウソウチクは一応外来種で日本に本格的に広がったのは「1746年薩摩藩による移入」(wikipedia)とありますが、それからするとすごい勢いですね。
(2)日本古来の種であるマダケ、ハダケでも同様な現象があるのでしょうか。
(3)竹林の方が繁殖力が強いのであれば山はそのうち竹林だらけになってしまうのでしょうか。そうであれば寧ろ竹林の方が日本の環境に最適な植生であることになってしまいます。
(4)竹林は生態系の単純化、やぶ蚊の発生の観点からは好ましい存在ではないようですが、保水性など他のメリットはあるのでしょうか。
(5)北九州に合馬竹林がありますが、これは山全体が竹林と言った感じです。種類はモウソウチクなのでしょうか。また、人の手によって竹林が大きくなったのでしょうか。

A 回答 (2件)

専門家ではないのですが・・・。


竹の種類は関係なかったと思います。
竹林を手入れせずに放っておくと、田畑でしたら、竹の根がはびこり、田畑として使えなくなります。アスファルトの道路でもひび割れを起こします。
竹林が増えると、タケノコが増えますが、これを目当てにイノシシなどが里に下りてきて、他の作物にも悪さをするようになる。などの問題があります。
ただ、裏山に竹林があると土砂崩れしにくいとか、地震が起きたら、竹藪に逃げ込め等の言い伝えもありますし、昔は、堤防沿いには、よく竹林が見られるなど土壌を守る役目も持っていることはあると思います。
自然界にある竹林は、他の植生との絡みで驚くほどは、広がらなかったと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはり竹林は保水力はあるみたいですね。
また、自然界にある竹林は驚くほどは広がらなかったと言うのには同感です。最近よく里山の手入れが不十分と言う言葉を聞きますが、有史以前は当然手入れはされていなかった訳ですので、もし竹の繁殖力が強いのであれば、縄文末期頃には竹だらけになっていても不思議はないでしょうね。

お礼日時:2007/08/25 06:40

竹は、山の雑草です。

畑に生えている雑草を思い浮かべればその害も大体想像できます。ほおっておけば、どんどん繁殖して山全体が竹薮になってしまいます。事実、そうなってしまった山は数え切れません。

畑に雑草が増えるのを見て、そのほうが日本の環境に適していると考えるのがおかしいのと同様に、山に竹林が増えるのも異常です。竹は10m以上にもなるのに小さいときに光が当たらなくてもいい(成木から地下茎を通じて養分が供給される)というほかの木に比べて有利な点があるのでドミナント(優勢種)になりやすいのです。

竹を栽培して筍なり成木を出荷すれば(儲からないので普通はしません)それなりの意義はありますが、そうでない限りは山の生産性をゼロにする雑草に過ぎません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答有難うございます。
確かに人間にとっては竹林は役にたたないと思います。しかし、竹林も雑草の様に最終的な姿ではないような気がします。
畑に雑草が生える場合、次第に低木から高木へと植生が推移して行きます。最終的な姿がその土地の環境に合った植生と言うことになるのではないかと思います。
 ご回答頂いた後に調べてみましたが、竹の種類によっても広がり方が違うことが判りました。モウソウチクが増えてマダケが減っているケースもあるようでした。広葉樹とマダケはバランス良く共生していたのかも知れませんが、やはり外来種は問題ありそうですね。

お礼日時:2007/08/25 07:14

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!