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お世話になります。
(1)変圧器の定格容量についてですが、二次側の定格電圧、定格電流から皮相電力を用いて表すとあるのですが、なぜ二次側を用いるのでしょうか。
(2)また、定格出力としてはこのほかに定格力率もあるとありますが、これはどういうものなのでしょうか。力率は接続される負荷(電動機等)によって変化するものでありますし、変圧器自身の力率(あるのかどうか・・・)でもないでしょうし、いったいどう何を表しているのでしょうか。
(3)変圧器においては、銘板には一次側、二次側どちらの値の記載があるのでしょうか。上述の定格容量の説明では、二次側の記載はあるように思うのですが、ある参考書では、
「変圧器は、一次巻線と二次巻線で電圧と電流が異なることから、定格電圧、電流がどちらがわのものかを調べて用いる必要がある。たとえば、一次定格が440V、100A、変圧比44:10と表記があるとき、二次側は100V、440Aが求められる。また、容量の定格を表すときは皮相電力で表し、力率も規定されている。」という説明があり、これだと一次側の記載があり、二次側は計算にて求めるものだと考えられます。変圧器の銘板の記載内容およびこの参考書の記述の意味するところはなんでしょうか。

A 回答 (2件)

1.通常は、負荷に直接つながる二次側の容量を示すかと思います。


(一次側は、二次側の容量+励磁電流分を賄うだけの容量を持っているかと思います。)
また、巻き線が3以上ある場合、それぞれの容量を記載することもあるようです。
2.負荷の力率が変わると、同じ電流でも変圧器内部での電圧降下(の位相)が変化し、二次電圧が変わります。このため、力率の規定があるのかと思います。
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(1)についてはfoobarさんの仰る通りだと思います。



(2)については同期発電機にも定格力率の表示があります。
定格容量500kVA定格力率0.8のように。
この場合は力率0.8の負荷を接続した場合、500×0.8=400kWまで負荷を取ることが出来るとの意味です。変圧器の場合も同様と思います。
foobarさんの仰るように力率が変われば内部電圧降下や損失が変化し、結果出力も変わるので定格力率が定められていると思います。

(3)容量の大きな変圧器では銘板に一次側及び二次側又必要に応じて三次側の値の記載があります。
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