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普段は電力量計や電力指示計に接続されているPT/CTの二次側端子・ケーブルに電力計を取り付け測定し、PT比・CT比を掛けることで負荷の消費電力を算出しています。

例)
PT…P1,P2,P3端子に電圧センサ取り付け(PT比…3300V/110V=30:1)
CT…1s,3sに接続されているケーブル上に電流クランプ取り付け(CT比…500A/5A=100:1)

(消費電力)=√3×(電圧測定値)×(PT比:30倍)×(電流測定値)×(CT比:100倍)×(力率)

今回とあるモーターの消費電力(kW)を測定しようとしているのですが、
電気図面を見るとPTではなくEVTが使用されており、変圧比が「3300V/√3,110V/√3,190V/3」となっています。
このEVT二次側が電力量計の「P1,P2,P3」に接続されているのですが、上記に記載したPT/CTの測定方法と同様な方法で測定できるのでしょうか。
√3で割られる意味があまり分かっていないため、悩んでいます。

A 回答 (2件)

線電圧(中性点間)表記をするか線間電圧表記をするかの違いで2通りの表記があるみたいです。


一次、二次巻線がY結線、三次巻線が△結線なので、√3倍の違いが出ることでこの表記になってます。


a.線電圧表記だと 3300/√3,110/√3,190/3
あるいは
b.線間電圧だと 3300/110/190/√3
aを√3倍すればbになり、どちらも同じ意味です。
一次と二次の変圧比は3300:110と考えればいいです。

三次巻線は3300Vで完全地絡が発生すると、高圧側地絡(零相)電位は3300/√3で、三次巻線側には190/3=63.3V=110/√3の電圧が発生するようになっています。

>このEVT二次側が電力量計の「P1,P2,P3」に接続されているのですが、
>上記に記載したPT/CTの測定方法と同様な方法で測定できるのでしょうか。
そういうことです。
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EVTを使うと言ってもCTも使うのでしょ? でないと電流がわからないものね。


EVTは本来は送電線の地絡を検出するものじゃなかったかな? 
二次巻線はY接続だったと思うので相電圧を測ることになりますね。つまりPTの代用として使っているのではないかな?
でも、通常の測定ではPTは線間電圧ですよね。EVTで相電圧を測ったのでは位相がズレているから大きな誤差になると思うけど・・・
当然変圧比も違うので電力計のスケールも調整し直さねばなりませんが。
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