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ホトトギスがウグイスに托卵するということは知っていますが、ホトトギスはコウライウグイスにも托卵するのでしょうか?
調べてみても分かりませんでした。
誰かご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

A 回答 (1件)

自称セミプロのバードウォッチャーです。


私も知らないのですが。。。
以前テレビで見たことの受け売りをします。

托卵する相手の鳥の種類は、ずーっと一定とは限らず、変わることもあるそうです。例えばオナガも比較的最近、托卵されるようになったそうです。(ホトトギスだったかカッコウだったか忘れましたが。)
托卵される鳥も托卵に対して全く無知・無防備なわけでもなく、カッコウやホトトギスがそういうことをする鳥であることは知っており、集団で営巣するなどして、それなりの警戒はしているようです。事実、知能の高いオナガは極めて短い期間で宅卵されにくくなったそうです。このようにしてある種の鳥に托卵しにくくなると、また別の鳥に托卵しようとします。その繰り返しで托卵される鳥の種類が増えてきたと考えられます。
托卵先の鳥の種類は、カッコウ(あるいはホトトギス)の中でも個体によってある程度、傾向が異なるそうです。

また、ご質問とは関係ありませんが、育ての親が、自分より大きくなった雛を自分の子と信じて育てるというのは誤りだそうです。育ての親は「何かちょっとおかしい」→「自分の子ではない」と気づいても、大きく口を開ける雛を見ると餌を与えずにはいられない本能が働いてしまうんだそうです。鳥というのは、人間が勝手に思っているほどバカではないんですね。
以上、テレビからの受け売りでした。

托卵する鳥は、自分の卵と似た卵を産む鳥に托卵するそうです。もしウグイスとコウライウグイスが近縁であって、卵の色、大きさ、形、それから巣の形などが似ていたら托卵する可能性はあるのではないでしょうか。
ウグイスとコウライウグイスは、ニホンキジとコウライキジ(亜種の関係)くらいに近縁なのではないでしょうか。それだったら、托卵する可能性は高いような気がします。

以上、回答になってないかもしれませんが、私の聞いていることを書いてみました。私もこのことに興味があります。どなたか教えて下さい。

この回答への補足

コウライウグイスについては、私の説明が足りませんでした、すみません。というわけで補足させてください。

コウライウグイスは、名前は似ていますが、ウグイスの近縁種ではありません。科も違っていて、ウグイスはヒタキ科ウグイス亜科、コウライウグイスはコウライウグイス科です。 大きさもウグイスがL14~15.5cmに対してコウライウグイスはL28cmです。色も違っていて、ウグイスは、茶褐色ですが、コウライウグイスはキレイな鮮黄色です。
それから、コウライウグイスは中国の鳥で、日本では旅鳥で、日本には時々来るだけで、繁殖はしません。したがって、日本における研究ってないのですよね。そこが悩みのタネでして…。国会図書館とかに行っても、中国の鳥類図鑑ってあまりないし、あっても中国語がよくわからないしで。まあ、漢文なので何となくはわかるのですが…。

何故、全く別の鳥なのにコウライウグイスというかというと、それは「鶯」という字が原因です。
「鶯」という字は中国では、コウライウグイスを意味します。それを日本人は間違えて「うぐひす」(ウグイス)の表記として使っていました(ほか「黄鳥」という表記など使っています)。
で、時代が下ってから、間違えに気が付いて、本来の「鶯」を「かうらいうぐひす(こうらいうぐいす)」「てうせんうぐいす(ちょうせんうぐいす)」と呼ぶようになり、それが今に至っているようです。

あと、本当かどうかはよくわかりませんが、中国にはウグイスはいるけど、その鳥には名前が付けられておらず、「日本的鶯」と呼んでいるそうです。

何故、ホトトギスがコウライウグイスに托卵するかどうか知りたいのかですが、それは以下の理由です。
日本では「うぐひす」が「ほとときす」の巣に産まれるということは古くから知られていたようで、すでに、現存最古の歌集『万葉集』にそのことを詠った歌があります。
この知識に関しては、日本独自のものとする立場と、中国から学んだものとする立場とがあります。
どちらが合っているのかと興味を持って調べてみたのですが、中国の文献には「杜鵑」(ホトトギス)が「百鳥」(様々の鳥?)の巣に卵を寄せるとはあるのですが、「杜鵑」がどういった鳥に托卵するのかについての記述が全く見当たりません。
で、托卵相手の記述が中国の文献にないということは、うぐひす」が「ほとときす」の巣に産まれるということは日本独自の知識なのかと結論づけてみました。
ただ、中国側の記述が失われている可能性もあるわけで。
そういうわけで、「杜鵑」(ホトトギス)もしくは「郭公」(カッコウ)が「鶯」に托卵するのかどうかを知りたいなと思いました。「鶯」(コウライウグイス)が托卵される鳥でなければ、一連の知識は日本独自のものといえるのだろうなと思ったもので。

補足日時:2002/08/02 22:20
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答、ありがとうございます。
鳥について、随分お詳しいのですね。

托卵に関すること、参考になりました。托卵される鳥も托卵に対して全く無知・無防備なわけではないのですか。でも、自分の子ではないと気づいても、大きく口を開ける雛を見ると餌を与えずにはいられない本能に訴えかけてしまうとはホトトギス科(カッコウ科?)の鳥も賢いのですね。
そういえば、ホトトギス科の鳥の口の中が赤いのは、エサを与える本能を刺激するためだとか聞いたことがあります。なんだか、通りがかりの鳥までも思わずエサをあげてしまうとか…。
托卵する側とされる側との知恵の比べ合いですね。どちらも人間が思うより賢いのでしょうね。
それから、ちょっと調べてみたのですが、最近オナガに托卵するようになったのはカッコウのようですね。でも、もう托卵されにくくなったのですか。対応が早いですね。オナガの托卵対策はどういったものなのでしょうかねえ。
托卵対策は鳥のよって異なるようで、ウグイスの場合は、托卵されたことに気が付くと、托卵された卵も自分の卵もそのままにして、その巣を放棄してしまうそうです。そして、放棄した巣の上に新しい巣を造り直すそうです。
しかし、どの鳥も孵ったヒナは育てるようですね。
それどころか、早めに孵ったホトトギスなどのヒナがほかの卵を巣の外に押し出すのを静観しているし、中には邪魔にならないようにどいてあげたりもするそうです。
何だか、いろいろナゾです。

お礼日時:2002/08/02 21:46

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