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もう10数年前から家電ではスチロールレス梱包が主流になり、各社の環境白書にも「スチロールレス梱包採用」の文字をよく見かけます。

ところでスチロールレス梱包はどういう理屈で環境に優しいということになるのでしょうか。

代替品として紙を使っているようですが、木材という天然資源を使ってまでスチロールを削減する必要性がよくわかりません。
もうすぐ環境対応に関する会議があるのですが、考えていて根拠があやふやなことに気がつきました。
ご存知の方、簡単にでもお答え頂ければ幸いです。

A 回答 (4件)

>ところでスチロールレス梱包はどういう理屈で環境に優しいということになるのでしょうか。



発泡スチロールは悪者扱いされていますが、感覚的な部分が多いと思います。発泡スチロールが悪いとすれば以下のような点でしょう。

1)材料費が安く、型費も安く、軽く、断熱効果も高く、使いやすいため大量に使われた。このため家庭ごみの多くを発泡スチロールが占めるようになった。
2)発泡スチロールがかさばるため、処分、リサイクルが大変になる。
3)石油系材料であること。石油を使ったものは悪いという印象がある。
4)昔は焼却炉で発泡スチロールが燃焼時、高温になるため、焼却炉を傷めた。最近の焼却炉は、ダイオキシン対策で高温でごみを燃やす必要があるため、逆に発泡スチロールを燃やしているところもある。
5)自然素材のほうが環境にやさしいというイメージがあるので、発泡スチロールレスの方が、消費者に好印象を与える。

実際には、発泡スチロールはダイオキシンも出しませんし、特に悪者になることはないと思います。又、最近は大変だと思いますが、リサイクルも、皆さんやっておられますし、いいことだと思います。今は、環境と自然素材がイメージで結びついてしまったようで、どうしてもプラスチックは悪者になってしまいますね。

私は、暖炉で木を燃やす人が、とても環境に悪いことをしている人だと思うのですが。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。
そうなんです。確か昔オキシダントや焼却に関する問題を聞いたような気がしていたのですが、現在ネットで検索してもそのあたりの事情が見つかりませんでした。
状況が変わって特にスチロールが悪いというわけではなくなったのですね。
実は私も感覚的にはこのスチロールレス梱包がスローガン的な取組みのような気がしていたので、しっかりと根拠を押さえたいと考えたのが今回の質問の動機です。
「スチロールレス梱包にする必要はない」とまで会社に提言するかどうかは別ですが、取組み内容の限界はしっかり把握しようと思います。
大変参考になりました。

お礼日時:2007/10/19 12:46

根拠は単純な部分に大きく含まれていると思われます。


紙は自然状態での分解が早いです。
発泡樹脂はほとんど分解しない挙句に
風に舞いどこまでも行きます。
海岸漂着ゴミなどでは特に良く目立ちます。

処理する手間などはずいぶんと違いますが
人間以外の生き物は分解の遅い発泡スチロールと
すぐに分解する紙とのどちらかが環境に存在しようとも
生息への影響はほとんどないです。
本質的にはどちらも人間以外の生物にとっては
どうでも良いことです。

人間にとってどちらがどれだけ環境に影響するかは
生産にかかるエネルギー、環境を悪化させる因子、物質
から各人の見解、超長期にわたる影響まで
幅広すぎて誰にもわかりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
プラスチックだから・・という単純な理由だけでの判断も難しいようですね。
しかし現段階では多少時代の流れに乗りながら(迎合しながら?)進めていくしかないのかもしれません。

参考になりました。

お礼日時:2007/10/20 10:39

正直、そっち分野は詳しくないのですが、


天然ガスなども、プラスティックの原料になったかな。
天然ガスの埋蔵量がどの程度あるか知りませんし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
いずれにせよ、プラスチックは化石エネルギーの消費につながるというご指摘ですね。
植林、再生のできる木材と採取すれば終わってしまう化石エネルギーでは確かに化石エネルギーの消費のほうが罪が重いかも・・・。

お礼日時:2007/10/19 12:38

スチロールは石油製品ですし、燃やせばガスが出ますよね。


リサイクルも大変ですし、ほとんどの家庭の場合はプラゴミ(埋め立て?)か
焼却しかないのでは。 リサイクルするには、素材ごとに分離しないと
コストもかかりますしね・・・


でも紙なら、たとえ焼却しても出る二酸化炭素は、植物が過去に吸ったものですので
広い意味では温室効果ガスを新たに発生していないということになります。

また、再生古紙を使っていると思うので、そのものがリサイクルになっていますね。
再生紙も、コピー用紙のような綺麗な紙にするにはいろいろ
漂白したり、表面を滑らかにするために工夫しないと
(エネルギーを使わないと)使い物になりませんが、
梱包用ならば表面はボコボコのほうが緩衝効果もあるし、色は無漂白でいいし、
環境保護にとって現在では有効な梱包材なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

なるほど、発砲スチロールだから、というよりプラスチックだからという理由なのですね。極論をすれば製品本体に使われているプラスチックも全て代替できればいいのだけれど、さすがにそれは無理なので、無理なく代替品の利用できるところが梱包用発砲スチロールだった・・・
ということですか。
理解できました。 ありがとうございます。

お礼日時:2007/10/18 15:35

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