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鍵穴から除けない錠として、スプリング錠というものをきいたのですが、どのような物なのか詳しく知っている方がいましたら、おしえてください。出来れば画像なども知っている方がいましたら、おしえてください。おねがいします。

A 回答 (5件)

 たしかに米国の銀行錠前師ライナス・イエールがピンタンブラー式の鎖錠機構を発明して1848年にパテントを取得していますが、これは今日のようなシリンダーではありません。


 彼の発明をさらに改良して、今日で言うピンタンブラー式のシリンダーに極めて近いものとしたのは息子のライナス・イエールjr.、彼が1861年と65年にパテントを取得した鎖錠機構はたしかに今日のピンシリンダーと基本的に同じと言っていいと思います。その意味で#4様のご回答は基本的に正しいものです。

 ただし、イエール一家は、その後、単にこうした鎖錠機構を製造するだけに留まらず、錠本体の方もいろいろなものを開発しており、ついには米国屈指の総合錠前メーカーとして名を上げるまでになりましたが、その中でも、おそらくはその初期に、「錠本体」の内部に組み込んだスプリングの反発力によって三角のラッチボルトを受け座に滑り込ませる、いわゆるスプリング錠を多量に世の中に送り出したのでしょう。そのためか、アメリカやイギリスなどではスプリング錠のことをイエール錠と呼ぶことが事実多かったし、今日でもまだかなりよく耳にします。ちなみにフランスでは単にドゥミトゥール(半締り、あるいは仮締りぐらいの意味でしょうか)と言うだけですが。

 といったわけで、#4様がご指摘のように、正しくはもちろん、スプリング錠=イエール錠ではありません。なぜなら一時期のイエールは大変大きな有力企業でしたし、本格的なシリンダー錠やカードロックなどをイエール錠の名の元に多種にして多数市場に送り出してきたからです。

 ですが、習慣的にそう覚えている人々、古きを懐かしむ筋、あるいは、わたくし自身の回答にも書きましたように「文学や小説などでは」という但し書きをつけた上でなら、スプリング錠はイエール錠と呼ばれ記述されることがある.....と言いたかったのです。そう書けば、構造の説明とともに.....そうか、あれが.....と分ってくださる方もあろうかと。もちろん、その背後に鎖錠機構がイエール社ならではのピンタンブラー式シリンダーであることは当然承知の上で.......。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。なるほど、私が読んでいた小説では1900年代のはなしなので、イエール社が出していた、スプリング錠のことを差しているように思います。かなり鍵の歴史は奥が深いものとわかりました。詳しい回答ありがとうございました。おかげ大変詳しく知ることができました。続いての投稿本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/10/29 17:09

覗くという話ですから、開錠(ピッキングみたいなもの)がらみかと思いました。



それまでの主流のウオード錠やレバータンブラー錠(いわゆる、棒状のキー<棒鍵>を用いる錠)は、室内からも室外からもキーで操作するものでした。それは鍵穴がドアに穴が開いたような感じで、その穴が貫通していましたから、鍵穴から室内を覗くことが可能でした。
ナイトラッチはシリンダー(今現在主流のタイプの鍵穴)を装備してるか、外部に鍵穴がない室内用心しまりですから、貫通穴がなく、物理的に室内が覗けないのです。そのへんを利用した手口だかトリックということでしょう。

スプリング錠がイエール錠というのは少し違います。スプリングというが、しりんだーの内部にあるタンブラーのスプリングというより、ナイトラッチ錠などのラッチの送り出しに絡むスプリングと解せるからです。イエール錠とは、ピンタンブラーシリンダーを装着した錠(イエールはその開発者の名前)として一時期使用されていたものです。

参考URL:http://kk-alpha.com/housing/hojojo/index.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。なるほど、エール錠とスプリング錠では微妙に違う点があるようですね。おかげで、詳しく理解することができました。おかげでスッキリしました。わざわざ回答を投稿してくださって本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/10/29 17:05

ドア用のものなら、ナイトラッチで検索してください。


イギリスを中心に使われることが多い錠です。あちらから入ったアンティークドアなどについていることも多いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ナイトラッチとも呼ばれるとは知りませんでした。錠前にもいろいろな呼び方があるのですね。早速調べてみようとおもいます。貴重な回答本当にありがとうございました。助かりました。

お礼日時:2007/10/28 17:42

 スプリング錠というのは、ヨーロッパの建物などではまだお目にかかりますが、ドアを閉じると三角のラッチボルトが受け座に滑り込んでパチンと自動的にロックする仕組みの錠前のことで、ノブやレバーハンドルといった取っ手は無く、開ける時には、室内からはサムターンと呼ばれるツマミを回し、外からはキーでラッチボルトを引込めて.....といった仕組みの簡単な錠前のことで、内開きのドアに使います。



 国内のメーカーでもまだ一部では作っているとは思いますが、サイトの検索では見つかりませんでした。錠の姿としては、シンプルなただの四角な金属の箱といったものからクラシックな装飾を施したものまでいろいろありますし、大きさも大小ありますが、いずれもドアの内部側の表面に直接木ネジで取り付けるもので、箱の先端に三角のラッチボルトが突き出し、箱の表面にはサムターンがあります。

 スプリング錠は、文学や小説などではイエール錠などとも呼ばれて登場しますが、たしか例のジェームズ・ボンドシリーズの「女王陛下の007」だったかに、ボンドが定規を使ってこじ開けるシーンがありました。

 ところで、「鍵穴から除けない錠」とのご質問、「除けない」ではなくて「覗けない」と解釈して以下お答えします。昔からある鋳物のキーを使うレバータンブラー錠などは鍵穴から覗ける錠前と言えますが、このタイプの錠前は、今日では船舶用など一部を除いて製造されていません。むしろ、最近の錠前はほとんどがシリンダー錠になっていますから、スプリング錠だけにとどまらず、どれでも鍵穴から中を覗き込むことは到底不可能です。

 とりあえずこのようにお答えしますが、今どきわざわざスプリング錠が登場するといったご質問にいささか戸惑っています。まだ何かお知りになりたいことがありましたら補足をお願いします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。漢字のご指摘もしていただいて、本当にありがとうございました。スプリング錠はイエール錠の事だったんですね。イエール錠なら私もしっています。詳しい回答本当にありがとうございました。おかげですっきりしました。

お礼日時:2007/10/28 17:40

除けない?


どこで使いたいのですか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。別に自分で使いたいわけでは無く推理小説で出てきたので。どのような錠なのか詳しく知って見たいと思ったので投稿しました。変な疑念をいだかせてしまってすいませんでした。

お礼日時:2007/10/28 17:36

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