A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
No.2です。
補足ありがとうございました。私も書店で『司馬遼太郎が考えたこと 12 』で見ました。新潮文庫で出ているのですね。「誰の詩だったか/三月ノ雨ハ六朝ノ涙ニ似タリ/というのを思いだし」というような記述でしたね。
(前回の書き込みの“「三杉隆敏著『海のシルク・」というのを手がかりに検索すれば”というのは走り読みの早とちりでした。お忘れください。)
その後の検索で、
http://seiran.blog8.fc2.com/blog-date-200605.htm …
に、司馬遼太郎さんの色紙で”柳絮細雨六朝の涙”としたためてあるのが紹介されているを見つけました。「柳絮(りゅうじょ)」は「柳の綿。春の末、柳の種についた白い毛状のものが綿のように乱れ飛ぶこと。」(学研漢和大辞典)ですから、春の終わりの旧暦三月の雨ですね。司馬さんのお気に入りの情景だったのでしょう。
さて、「三月の雨は六朝の涙に似たり」は、漢詩だとすると、たいていは五言か七言ですから、「三月雨似(二)六朝涙(一)」という七言の句になると思います。〔( )内は返り点〕。ところが、これを元に「三月雨」「六朝涙」などあれこれ検索してみてもぴったりの句や極めて似た句は見つかりません。有名な古い漢詩なら中国のサイトにならあると思うのですが。
唐以降に作られた絶句や律詩などの近体詩では「平仄(ひょうそく)」という漢字のアクセントに関する規則があるのはご存じですね。「三月雨似六朝涙」が正しいとすると、それぞれの漢字は「平・入・上(または去)・上・入・平・去」となり(「平」以外は「仄」になるようです。)「柳絮細雨」も「上・去・去・上」で、近体詩の「二四不同、二六対(二字目と四字目の平仄は異なるものにする。二字目と六字目の平仄は同じものにする。)のルールに合っていないように思います。
漢詩・漢文については少々かじったことがあるだけなので、私の分析は間違っているかもしれませんが、どうも「三月の雨」も「柳絮細雨」も少なくとも近体詩ではないような気がします。(古体詩〔ここらは全然知識がないのです〕かもしれませんが、六朝の時代からは隔たった時代の作品となると可能性は限られるようにも思います。)
ということで、今回も役に立たない情報でした。
詳しい方が回答してくださるとよいのですが。
この回答への補足
だいぶ間があき恐縮です。また補足ありがとうございました。「全国漢文教育学会」という学会があることを知り、本日そこにこのURLを教えて、問い合わせてみました。回答が寄せられたら、すぐに情報を開示しようと思います。
補足日時:2007/11/20 08:23No.2
- 回答日時:
似 涙 雨 六朝
をキーワードにgoogleで検索しますと、
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclien …
--------------------------------
司馬遼太郎『司馬遼太郎が考えたこと 12 エッセイ 1983.6~1985.1 ...
「精神」の名人三月ノ雨ハ六朝ノ涙ニ似タリかけがえのない遺産裸眼で雑話・船など山本さんの律義あとがきに代えて(『歴史の舞台』) 草するにあたってアクロイドさんのこと両氏と私コラージュの街奈良法蓮時代・仄聞無題(三杉隆敏著『海のシルク・ ...
www.shinchosha.co.jp/book/646712/ - 34k - キャッシュ - 関連ページ - メモをとる
-----------------------------
というのがヒットしました(4つ目ぐらい)が、該当ページを見ても上記の記述は見あたりません。「キャッシュ」を見てもありませんし、「このページへリンクしているページ云々」の表示も出ていません。
よく分からないのですが、ご記憶の詩の一節が存在するのは確かなようです。
「三杉隆敏著『海のシルク・」というのを手がかりに検索すればと思いますが、こんな時間なので、これ以上検索する余裕がありません。
取り急ぎ、不確かな情報ですが、お役に立てればと思い、書き込ませていただきました。
この回答への補足
『司馬遼太郎が考えたこと 12 エッセイ 』のなかにありました。しかし、司馬さん自身も出典を忘れている由でした。
う~ん、誰か漢詩に精通している方がいますでしょうか?
ありがとうございます。
そうでした。司馬遼太郎の本でみたのでした。『歳月』のなかにも「三月ノ雨ハ六朝ノ涙ニ似タリ」があるようですが、やはり出典がわかりません。多分『司馬遼太郎が考えたこと 12 エッセイ 』の中にあるのかもしれません。図書館で調べてみようと思います。
No.1
- 回答日時:
早速にありがとうございます。
ちょっと違うようです。かなり有名な文言のはずなのですが、多分私の記憶があやふやなせいで指摘できない、ということだと思います。あるいは、「---の雨は○○の涙に似たり」で三月と六朝の部分が違っているのかもしれません。
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