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離れて住んでいるおじいちゃんは農業を営んでいてビニールハウスの保温に油を燃やすヒーターを使っています。
ところが最近、油の値段が高くなってとてもハウスを維持できないと言っているのですがおじいちゃんの家の井戸からは天然ガスの混じった地下水が出ているんです。いまは分離してガスのまま煙突から捨てています。
コレを貯蔵して発電に利用したり、燃やしてヒーターの代わりに出来ないのかな?って思ったんですけどおじいちゃんは法律で無理だって言うんです。
もし法律やこういうガスの利用方法に事に詳しい方が見てましたら教えてくださいお願いします。

A 回答 (6件)

こんばんは。



天然ガスがタダで手に入る、ってことだけ取ると羨ましい限りですが、当事者は大変なのでしょうね。(^^;
自分は素人ですが、興味あって色々調べて見ました。

法律ですが、↓この辺じゃないかと思います。(温泉法)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8895
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8616
”都道府県は、温泉に相当量の可燃性ガスが含まれると考えられる地域等において、屋内又は地下室に設置された源泉・ガス分離器等の把握を行い、安全対策の実施が必要と考えられる事業者(源泉管理者等)に対し、十分な換気、ガス検知器の設置、源泉施設等の周辺での火気の使用禁止及び安全担当者の配置を要請する。 ”

天然ガスが混ざった水が出るならば、とにかく危なくないように処置を講じなさい、ということであるようです。
処置の方法はケースバイケースになり、具体的にどういう装置を設置しなさい、という定義が出来ないので、じーちゃんちの場合は水とガスを分離するセパレーターを設置して県の役人様に現物を見てもらってOKしてもらったので、許可を貰ったものをヘタに弄れない、ということなんじゃないかなぁ、と推察します。あくまで想像ですけど。(^^;

で、この天然ガスを発電に使えるかと考えると、これまでの回答者の方々のおっしゃる通り、多分コスト的に合いません。生成と圧縮が必要になるためです。(天然ガス用のエンジンってデリケートで、結構な純度が必要みたい)

一方、単純にハウスの暖房の燃料に利用できないか、と考えると、チェックすべき点は以下です。

1.ガスの量を把握する=使う価値があるか判断する
ガスが出ている煙突(というか、正確には放出口というべきか)にビニール袋を被せてみて、毎分何リッターのガスが出てくるのかを把握します。ざっくりですが、天然ガス1000リッターで灯油1リッターに相当すると思って下さい。これで灯油にして月当たり何リッターになるでしょうか?頑張る価値はあるでしょうか?月数千円にしかなら諦めた方がよい・10万円超えるなら検討してみる価値はある?など。

2.次にガスの成分を調べる。
頑張ったら相当のお金になりそうだとすれば、次はガスクロマトグラムという分析装置を使って、いわゆるメタンガスの他に特に酸素が混入していないかをチェックします。
酸素が混ざっていると、No.5さんの仰るとおり、バックファイアを起こして爆発する危険性があります。
が、天然ガスは大抵の場合メタンが主成分で、ついで二酸化炭素、一酸化炭素、硫化水素、という成分であることが多く、酸素の混入は無いのが普通です。仮に酸素が混入しているとしても、メタン:酸素の比が20:15となるところがメタンの爆発上限界なので、酸素の比率がこれ以下であれば、理屈上はバックファイアは起きず、安全な燃料として使えます。
ガスクロによる分析は、県の中小企業支援センターみたいなところでやってもらえるかもしれません。分析に1件数万円の費用がかかりますが、安全確認のためには避けられない出費かと。

3.燃料として使うシステムを作る
これが一番の壁であるのですが、じーちゃんの言うとおり、今の設備を素人が勝手に弄って県のOKをもらえるほどの設備を作り上げるのは、まず不可能じゃないかな、と思います。
可能性としては、技術のありそうな町工場さんに相談してみることでしょうか。肝要なのは、安全対策に注意を払った設計がトータルでできる技術屋さんに頼む、ということです。
システムとして必要な要件は、
(1)セパレータ(水-ガス分離)→ガス貯留タンク →バーナー を密閉系で製作する
(2)万が一のバックファイアを防ぐため、上記の系に適宜フレームアレスタ(逆火防止機構)を設ける
(3)バーナーから逆に空気が入らないよう、逆流しない機構を設ける
(4)万一、ガスそのものの成分が変動して爆発範囲の酸素濃度となった場合を考慮し、セパレータ部分に酸素濃度計を設置、自動的にバーナーへの経路を緊急遮断して大気解放に切り替える機構を設ける
(5)バーナーを設置する箇所(ハウス内)に、メタンガス警報器・一酸化炭素警報器を設け、ガス漏れを検知したら上記と同じく自動でバーナーへのガス供給を遮断、大気解放に切り替える機構を設ける

・・・などなどで、特に(4)(5)が厄介です。
というのは、酸素濃度計はそれ自体、維持費が年に数万円かかりますし、その他の警報器も維持費がかかります。
他、当然のことながら、系は全部不燃性の材料(=金属)で製作することになると思います。

尚、こういうものを企業としてこしらえる場合、普通は大手の専門メーカー(アルストム、大氣社、などのメーカーが挙げられます)に設計・製作を依頼するのですが、どんな小さなシステムでも数百万円からになると思います。
他、厳密には”ガス事業法”という法律に引っ掛からないかもチェックする必要があると思います。

かように、厳密にやろうと思ったら、ムリかと。(^^;
しかし、運良くアイディアマンのいる町工場さんにめぐりあえれば、この限りではないかもしれません。
自分でバイオガスを作って炊事に使う人もいるくらいですから。
でも今回の場合、法律がネックです。何しろ実際に爆発事故があった教訓が織り込まれているので、おろそかにできません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%8B%E8%B0%B7% …


最後に以下、ご参考まで。
天然ガスについて
http://osumi-kamiya.hp.infoseek.co.jp/page13.htm
http://www.daiwa-gas.co.jp/tech/01.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。細かい所まで調べて頂いてホント、助かりました!
リンクページも解りやすくてこういうのgoogleで調べても解らなかったんです・・・参考にしてみます。

おじいちゃんとも相談してみてこんな方法があるよって、皆さんの意見を言ってみます。
ありがとうございました^^ノシ

お礼日時:2007/12/10 16:24

鹿児島か新潟秋田あたりかな?


技術的な点を考えても、ガスを燃料として使うためには、ガスだけを集める必要があります。アラブの油田みたいに、高濃度のガスがどんどん沸く状態ならともかく、濃度が薄いと燃料となる程度にガスだけを集める時点でコスト割れとなります。
 ハウスのヒーターの吸気に、そのままガスを混ぜればいっしょに燃えるでしょうが、たぶん爆発の危険があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。下にも書きましたが静岡県です。
煙突の先にポッっと火を着けてても燃え続ける事が出来ない位の濃度ですので薄いと思います。ヒーターの吸気に直接送り込むのは爆発しちゃうんですね・・・やっぱり難しいのでしょうか^^;

おじいちゃんはこれが水でなく石油だったら今頃大金持ちなのになと笑ってました。

お礼日時:2007/12/05 15:03

どちらの地域なのでしょうね。


千葉県の一部などで地下から可燃性のガスが出てくる地域があります。そのあたりでは、逆さにしたお釜をかぶせたような、ごく簡単な器具にガスを貯めて、管で家につなぎ、家庭の風呂の燃料などに使っているようです。
私自身は詳しいことは知りませんが、参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。地域は静岡県です。
千葉県の話は参考になります、お風呂で使えるならヒーターの補助位には使えそうですよね!
私も調べてみます・・・もし参考となりそうなHP等ご存知でしたらまたお知らせくだされば幸いです^^

お礼日時:2007/12/05 14:37

前に言った様に素人ですが、燃料の場合はそのまま取り扱いできますが、ガスについては有効な使用の為には圧力が必要です。


LPGは4気圧程度で液体化しますが、メタンガスは軽いのでもっと高圧が必要の筈で、危険性がかなり高いと思います。
天然ガス=メタンガス=都市ガスで、これを液体にするにはマイナス162度と極低温が必要で、圧縮の場合もかなり高圧なのは都市ガスの丸いタンクを見ても推測されます。
生半可な資格や取り扱いでは危険な筈で、時々自然爆発の事故も散見されます(最近は渋谷であった)。
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この回答へのお礼

何度も答えて頂き、ありがとうございます。やっぱり天然ガスを安定的に抽出したり貯蔵したりって言うのは難しそうですね・・・。
渋谷のスパ温泉の爆発って天然ガスが原因だったんですか!?
ホント、取扱い注意ですね^^;

お礼日時:2007/12/05 14:32

ガスについては専門外ですが、危険物を取り扱う事になるので、設備に対する安全基準といった消防法の問題が少なくともありますね。


それと危険物取り扱いに対する資格が必要ですので、そういったものを取得して行くと、経済的には投資コストが回収出来ない気がします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ガスタンクを設置するのはやっぱり危険でしょうか?あと資格が必要なんですね。たしか・・・危険物なんとかって言うのは持ってると思います。お父さんも手伝いをするからって勉強してました。おじいちゃんの所には油のタンクが設置されてるのでそれと同じ資格ならうれしいんですが違いますよね^^;

お礼日時:2007/12/04 15:21

装置を用意するのに莫大な費用がかかります。

投資金額が回収できるか疑問です。

http://www.oitagas.com/h_ecow.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ヒーター用の油は一ヶ月で50万円位掛かるって言ってました。11~3月と4月に寒いって予報の出る日は使っているみたいなので5ヶ月+αの費用より安ければいいなって考えたんですけど・・・どうでしょうか?あとリンクにあるエコウィルの装置ってそのまま付けれるんでしょうか?

お礼日時:2007/12/04 15:12

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