
先日、塩化マグネシウムを生成しようと、マグネシウムの粉末と
やや過剰量の濃塩酸を加えました。
マグネシウムがすべて溶けたので、あとは水溶液中の残った塩酸を、熱して気化させようとしました。Ph試験紙で確認しながら蒸気が中性になるまで加熱し続けよう思いましたが、蒸発して純水を加えて、また蒸発して純水を加えて、としてもいっこうに蒸気が中性になる気配がありませんでした。一応水分が蒸発したあと、残った白い生成物を純水に加えたところ、ほとんど水に溶けない物質となっていました。これはどういうことでしょう。塩化マグネシウムは水に易溶ですよね?蒸気が強酸性である謎と、生成した物質の過程を教えてください!お願いします。
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
塩化マグネシウムは、約120℃で分解が始まり、101325さん回答の分解が起こります。
kamuiさんのご存じの通り、塩化マグネシウムは高濃度溶液となるため、沸点上昇により、加熱濃縮しようとすると溶液温度は分解温度以上となります。従ってガス(蒸気)は(分解により生成した)塩素を含み酸性となります。塩化マグネシウム(6水塩)の結晶を得たければ、(1)ある程度濃縮された高温(高濃度)溶液を冷却し、晶析により結晶を得るか、(2)結晶水分の水分(6水和)を残して遊離水(溶解水)のみを蒸発除去した物を冷却し、全体を冷却固化し固化物として得るかです。(1)の場合の溶液温度目安は130℃、(2)の場合は150℃程度です。この回答への補足
詳しい解説ありがとうございます。
低レベルな質問かもしれませんが、疑問に思ったので回答して
いただければありがたいです。
塩化マグネシウムの分解温度が約120℃なのに、
(1)や(2)のように溶液温度の目安が、130℃や150℃で大丈夫なのでしょうか?
No.2
- 回答日時:
濃塩酸≠塩化水素(liq)ではありません。
濃塩酸といっても36%程度の塩化水素の飽和水溶液だと思います。MgCl+H2O→MgOH+HCl
となり、水は消費され、塩化水素は生成されます。
これが塩化水素の飽和水溶液中で起こっているので、溶けきらなくなった塩化水素が発生するのです。
ちなみに
塩化水素(gas)は酸性気体で、水酸化マグネシウムは不溶性の結晶です。
この回答への補足
では豆腐のための硬化剤のにがりは場合によっては豆腐生成の際に
塩化水素を発生させてることがあるということでしょうか?
それってとても危険ですよね?そもそも塩化マグネシウムは
MgCl??
No.1
- 回答日時:
加熱により塩化水素が抜けて、塩基性塩が生成しているのではないでしょうか。
理化学辞典によると、塩化マグネシウム六水和物を加熱すると
MgCl2・6H2O→Mg(OH)Cl+HCl+5H2O
Mg(OH)Cl→MgO+HCl
という反応が起こるらしいです。
蒸気が中性になる気配がないのは、水溶液でも似たような反応が起こって、塩化水素が発生するためではないかと思います。
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