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括弧書きを句点(「。」)の前にするのが正しいのかあるいは次の文の先頭に書くべきなのかどちらがただしいのでしょうか?

たとえば
(1)「山道を登りながら、こう考えた。」(漱石:草枕より)。
とするのが正しいのか、
(2)「山道を登りながら、こう考えた。」。(漱石:草枕より)・・・・
とするのが正しいのか、と言う疑問なのです。

最近良く(2)を見かけるのですが、(2)は私の感覚からは
どうにも気持ちが悪くて仕方がありません。

もし(2)が正しいとすれば、
「(俯き加減に歩きながら)彼は考えた」といった情景描写の括弧書き、
と区別はどうするのかといった疑問が残ります。

しかし(2)を使う人が多くて悩んでいます。
どなたかご教授ください。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

すみません・・・ご質問がよく分かっていないのですが(ごめんなさい!)、かぎカッコがあるかないかではなく、丸カッコで補足説明をする際の句点の位置についてのご質問なのかな?と、つまり、



(1)・・・A・・・(・・・B・・・)。・・・C・・・。
なのか
(2)・・・A・・・。(・・・B・・・)・・・C・・・。
なのか
という疑問であると解釈して以下に書いてみます。ご質問の意図が違っていましたらご容赦ください。

句読点、記号・符号活用辞典。(小学館)

という本がありまして、そちらのP.72のコラム「括弧類と句点」に載っております。

それによれば、
(1)・・・(・・・)。
(2)・・・。(・・・)
(3)・・・。(・・・。)
の三つがあり、
   ・・・(・・・。)。
という形も考えられるが、見かけないとしています。

で、上記三つの( )と句点の用法違いですが、私なりに要約して示しますと、
(1)「直前の一文で述べたこと」に関する
( )内が文でないとき
*段落の途中
(2)「直前の文で述べたこと」+「前述の事柄全体」に関する
( )内が文でないとき
*段落の末尾
(3)( )内が文のとき

のようになるようで、確かに言われてみるとそうした形が多いように思えます。


>「(俯き加減に歩きながら)彼は考えた」といった情景描写の括弧書き、
>と区別はどうするのかといった疑問が残ります。

というふうに後を修飾する句(節)なのか、前の内容を補足するのかを区別しにくくなってしまうので、

(1)・・・A・・・(・・・B・・・)。・・・C・・・。

のように補足のBを入れるほうがよいでしょうね。つまり、前述の辞典の分類で言えば、(1)のパターンがやはり一般的でよいのだと思います。
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この回答へのお礼

早速のご教示ありがとうございます。
句読点、記号・符号活用辞典に載っているのですね。
句点の位置の問題であるわけですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/28 19:04

確かに、(2)の書き方を見かけることがありますね。

でも、正しいのは(1)の方だと思います。

( )の中身が示すものは、その後に続く文章ではなく、( )の前の「 」の中身です。つまり、「山道を登りながら、こう考えた。」という文章は、(漱石:草枕より)引用したものであるということです。ですから、( )の後ろに句点が来て、そこで文章を区切るべきです。

( )の後ろの句点がないと、( )の中身が次の文章に繋がってしまいます。
例えば、(漱石:草枕より)に続く文章が、

引用した文章ではこのようになっているが……

という文章だったとしましょう。

(1)「山道を登りながら、こう考えた。」(漱石:草枕より)。引用した文章ではこのようになっているが……

(2)「山道を登りながら、こう考えた。」。(漱石:草枕より)引用した文章ではこのようになっているが……

こうすると、(2)の場合、「 」の中身が『草枕』からの引用であることを示しているという感覚が薄れ、“草枕より引用した文章では……”というふうに読めてしまいませんか?
句点の位置が( )の前にあることで、( )の中身が後ろの文章により緊密に感じられて、“気持ち悪い”感覚になるのだと思います。

ちなみに、共同通信社の『記者ハンドブック』では、

文末に部分的註釈の丸カッコを使うときは、閉じカッコの後に句点をつける。

と示されています。
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。
共同通信社の『記者ハンドブック』に明言されている、
ということですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/28 19:15

ご質問の趣旨がよく分かりません。


気持ちが悪い例を具体的に示してください。
いきなり、
「山道を登りながら、こう考えた。」。
と書かれることはないはずです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
質問の仕方がまずかったようで申し訳ありません。

お礼日時:2007/12/28 19:12

続きの文を入れてみるとよく分かります。



「山道を登りながら、こう考えた。」(漱石:草枕より)。この文における山道とは、いわゆる‥

この場合、次のように引用符の前に打ってしまうと、かなり読み難くなります。

「山道を登りながら、こう考えた。」。(漱石:草枕より)この文における山道とは、いわゆる‥

句点は文の終わりを明確にするために打つものですから、文末に引用符が来る場合は、ベースの文がどこで区切られているかを明確にするために、引用符の後ろに句点を打つべきだと思います ( ^^
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。
やはりこれは句点の位置の問題でもあるわけですね。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/12/28 19:11

私も同じ意見です。


日本聖書協会の聖書も新共同訳になってから、カギ括弧の中に
句点を打つようになってしまい、非常に読みづらいというか、
心理的に気持ちよくありません。重要な改訂部分を口語訳の聖書
の方に書き込んだりしている始末です。
それからよく目に付くのが、法令・法規の丸括弧の中の句点です。
これも心理的に気持ちよくありません。
円滑化等に関する法律(以下「円滑化法」という。)
というような書き方です。括弧の中の句点はどうも抵抗があります。

これは何かのモーメントが加わってこのような傾向にあるのだろう
と思っていますが、見た目というか屁理屈というか、括弧の中の
句点はどうも賛成できません。
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この回答へのお礼

早速のご教示ありがとうございました。
括弧の中に句点があると確かに読みにくいときがありますね。
この点気をつけたいものと思います。

お礼日時:2007/12/28 19:08

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