lassen の用法がいまいちよく理解できません。
たとえば、Er liess sich bereits fuer zweite Amtszeit vereidigen. という文で、
「彼はすでに二期目を言明した」という訳になりそうなことは分かるのですが(もしかしたら違っているかも…)、
文法的にはどう説明できるのでしょうか。
lassen を「~させる」、sich は再帰代名詞ととって、
「自分自身を宣誓させる」から「宣誓する」という理解であっていますか?
ドイツ語に堪能な方、よろしくお願いしますm(_ _)m
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
下の補足質問にお答えします。
助動詞lassenの使い方については不思議なことがたくさんあります。lassenだけをテーマにした研究書もドイツではいっぱい出ています・・・(^_^;)
問題の文の主語のer(1格)とsich(4格)は格が違うので同格ではありませんが、同じ人物を差しています(「同一指示」といいます)。
ですので、ご指摘のとおり、特に「代理でやってくれる人」が明示されていなくても「~させる」という意味は確実に残っているわけです。
ただし、これは前後の文脈などでだれが「代理人」なのかわかっている場合や、その「代理人」があえて明示する必要もないほどどうでもいい人物である場合くらいでしか実現されません。
蛇足かもしれませんが、同じsich lassen構文でも、不定詞が自動詞の場合はまたいろいろと違いますので注意してくださいね(^^)
再び回答ありがとうございます。
質問のドイツ語はケニア大統領選での「キバキ氏が二期目の就任を宣誓した」という文脈なのです。
lassen への深入りは中級者(初心者か?)には無謀そうなので、
「代理人」はキバキ氏個人でなく、彼を含めたキバキ陣営ということで納得しようと思います。
地道に lassen Meister を目指すことに致します。
…「ほっとけマイスター」にだけはならないことを願います……
回答ありがとうございました♪
No.7
- 回答日時:
vereidigtだったか・・・。
verpflichtetだと思ってauf zweite Amtszeitって書いてしまった(自分自身vereidigtって書いたくせに)・・・。しかも微妙にドイツ語的にはあってるってのがミソだけどきっと訳すのは無理だろうな・・・。fuer zweite Amtszeitに訂正しておいてください。jemandenはjedermannとか書けばよかったかな。とにかく一般的に人
僕が言いたかったのはnovember13さんがsichは不定詞の目的語になるっていうのと同じだったんですがあえて間違ったドイツ語を使ってまで書き換えるとこうなるってことです。つまりlassen sichという取り方にはならないってことです。僕の例文で
Ich lasse mich nicht verarschen
って言うのがありましたがこれはich lasse michじゃなくてnicht mich verarschenということになるんです。
つまり
Ich lasse niemanden, dass er mich verarscht
ということになりますね。
ということで
>質問文のEr liess sich ... の sich は Er のことだと思ったので、「自分自身に~させる」ととったのですが、Er liess jemanden ... という解釈になる
これは軽く外れててsichにjemandenは対応してません。(別にjedermannでもalle anderenでもdie anderenでも構わないです。)全く別の人物です。sichに対応してるのはつまりihnです。
再帰ってlassenのことですか??再帰的に使われてるって言うのはlassenが元の意味で使われてるってことですかね・・・。まあきっとそうだと思います。
>蛇足かもしれませんが、同じsich lassen構文でも、不定詞が自動詞の場合はまたいろいろと違いますので注意してくださいね(^^)
そういうことかぁ~。(なんで僕が救われてるんだろ・・・)上でsich lassenにはならないと書きつつ例文ではer laesst sich viel Zeitって書いててこれじゃ矛盾してるよな~・・・とか思ったんですがこれは要するに今回の例文としては正しくなかったようなんでこの文章だけはシカトしてください。
この回答への補足
自分としては気軽な質問のハズだったのが、
あれよあれよとワタシの想像を超えて具体的な回答をくださった皆様、
ありがとうございました。
こんなところに皆様へのお礼を書いてしまって
Allemagne様、ゴメンナサイm(_ _)m
>つまりlassen sichという取り方にはならないってことです。(…)
>Ich lasse mich nicht verarschenって言うのがありましたが
>これはich lasse michじゃなくて
>nicht mich verarschenということになるんです。
これまたスッキリしました!
ずっと lassen sich と考えてしまっていました。
…なんだかAllemagneさんの方がワタシよりもスッキリしたみたいでくやしいですが(笑
回答ありがとうございました♪
No.6
- 回答日時:
ANo.3です。
>Er liess sich bereits fuer eine zweite Amtszeit vereidigen.
の文を
ケニアのニュースで説明すると分かりやすくなると思います。
Kibaki liess sich bereits fuer eine zweite Amtszeit vereidigen.
この文が一種の受動態の文になるということは、november13様のご説明の通りです。
受動態の文の場合行為者(動作主)を明示できない・明示する必要がない・明示したくない場合によく使われます。
では、ケニアのニュースの場合Kibakiにvereidigenさせる行為者は誰かというと、普通はvom Parlamentでしょうが、国によって法律が違うのではっきりは分かりません。ニュースの中にも記述はありませんでした。
>受動態の文の場合行為者(動作主)を明示できない・明示する必要がない・
>明示したくない場合によく使われます。
おおっ、なんだかスッキリしました!
再度の回答ありがとうございます♪
No.4
- 回答日時:
lassenの用法は多岐にわたっていて難しいですね・・・。
特に現代ドイツ語ではsich lassenという構文が他動詞の不定詞を伴う場合、独特の現象が起こります。
その一つは、sichは原則として不定詞の目的語になるということです。今回問題になっている文の不定詞vereidigen「宣誓させる・義務付ける」は他動詞です。ですのでsichはここではvereidigenの目的語になります。
もう一つは、通常のlassenを用いる使役文では4格で現れるはずの代理で行動する人物(うまく言えなくてすみません。文法学では「被使役者」といいます)が受動態のようにvonやdurchによってしか表せなくなることです。問題の文ではこの人物は省略されていることになります。
基本的にsich lassenが他動詞の不定詞と結びつく場合は受動的な意味になるのですが、普通の受動態よりは少し能動性が高くなります。
くどい訳になってしまいますが、あえて日本語にすれば「彼は二期目のため自分が宣誓をすることを甘んじて/進んで(誰かから)求めさせた」となるだろうと思います。
回答ありがとうございます。
仰るように lassen の使い方がわたしには一番難しいです…
この文で sich が使われているということは、この sich は再帰代名詞で主語の Er と同格と理解したのですが、
そうすると(他の方へのお礼にも書いたのですが)通常の lassen の使い方に現れる「(自分以外の)~に…させる」という意味合いが、
その当該者が明示されていなくでも残ると考えていいのでしょうか?
…理解不足で説明がうまくできませんでした、スミマセン…
No.3
- 回答日時:
>Er liess sich bereits fuer zweite Amtszeit vereidigen.
正しくは、
Er liess sich bereits fuer eine zweite Amtszeit vereidigen.
と、eine(または、意味によってseine、die)が入ります。
>「自分自身を宣誓させる」から「宣誓する」という理解であっていますか?
この文は、受動態で、Er wurde bereits fuer eine zweite Amtszeit vereidit.と書き換えることができます。
なぜかというと、vereidigenはほとんどの場合受動態になるからです。
このlassen+sich+vereidigenは「宣誓させられる」という意味ですが、「自分自身を宣誓させる」と言うことではありません。
この受動態文の場合、行為者(動作主)が明示されていません。
回答ありがとうございます。
ご指摘の通り、もとの文には eine が入っておりました。
>このlassen+sich+vereidigenは「宣誓させられる」という意味ですが、
ということは受動態にしなくても、lassen を使うと受動の意味合いになるということでしょうか?
また、Er wurde bereits fuer eine zweite Amtszeit vereidit. という受動態にしたときに、
行為者(動作主)が明示されていないとのことですが、
「彼は二期目の就任を誓った」という意味が正しいとすると、
ネイティブとしては、ニュアンス的には彼をして誓わせた別の人間が暗に存在すると理解しているのでしょうか?
質問が多くてスミマセン、お時間のある時に再びよろしくお願いしますm(_ _)m
No.2
- 回答日時:
lassen+{人(目的格)+~}
で{}ということを生じさせるという意味になると
思います。
ですから、例文ですと{sich(自分が) bereits fuer zweite Amtszeit
vereidigen(すでに二期目を言明する)}ということを生じさせる
(lassen)ということになると思います。
人(目的格)の部分が再帰代名詞でなくても同じ構造だと
思います。たとえば、lassen+{ihn+~}ですと、
{彼が~する}ということを生じさせるというという
意味になり、彼に~させるという使役の意味が出てくると
思います。
回答ありがとうございます。
>たとえば、lassen+{ihn+~}ですと、
このように ihn となっていれば、質問した文の Er と ihn が別の人間ということになって、
「彼Aが彼Bに~させる」というのは理解しやすいのですが、
再帰代名詞になると、どうしても「自分自身に~させる」となるような気がしてしまうのです。
でも他の回答者の方から、
この場合「自分自身を宣誓させる」という意味にはならないとご指摘いただいたのでこんがらがってしまいました…
うーん、ムズカシイです…
再帰代名詞以外ですと、回答してくださったことから理解できたと思います。
No.1
- 回答日時:
お、珍しく誰も回答していない
あってます。
まあ無理した書き換えをすれば
Er liess jemanden, dass dieser jemand ihn auf zweite Amtszeit vereidigt.
という解釈になりますがこの文章は文法的にはあってますがドイツ語的には何となくおかしいので解釈に使う程度にしてください。分かりにくかったら無視してくださっていいです。
ほかにlassenを使った似たような用法としては
Er laesst sich nicht verarschen
Er laesst sich alles gefallen
Er laesst sich von anderen leicht beeinflussen
Er laesst sich viel Zeit
これらに効果的な解説はなさそうなので数をこなして慣れるのが一番だと思われます。
回答ありがとうございます。
質問文のEr liess sich ... の sich は Er のことだと思ったので、「自分自身に~させる」ととったのですが、
Er liess jemanden ... という解釈になるということは、
「(自分以外の)誰かに~にさせる」というlassen のもとの意味合いが、
再帰的に使われているこの場合にも残るという理解でいいんでしょうか?
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