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知人が自らマムシを焼酎に漬けたものを送ってくることがあります。その方法を訊いたところ、捕まえたヘビを何の処理もせずに、そのまま焼酎に入れるといいます。聞くところによれば、一般的に、マムシの焼酎漬けをつくる場合には、生きているマムシをある程度の期間水に漬けて徹底的に排泄させた後に焼酎に漬けるといいます。彼の製法は、あまりに省略しすぎているので、信用できません。例えば、マムシが毒牙から毒を焼酎に出していて、口内や胃腸の傷からそれが浸透して中毒症状に陥るというようなことはないでしょうか?

A 回答 (1件)

マムシの毒は出血毒(brevilysins H3,H4,H6)で、その作用は血管壁の損傷による出血(フィブリノーゲン分解)です。



この、マムシの毒の本体はタンパク質です。
従いまして、傷口から体内に入りますと、血管壁を傷つけ出血が止まらなくなります。
しかし、マムシの毒を口から摂取しても、消化器で消化され栄養、良質かどうかな知りませんが、タンパク質として吸収され毒性はありません。

ただ、ご質問を読んで気になったのは、マムシを排泄させずに焼酎に漬け込んでいるところです。
蛇などの爬虫類は、食べたものの消化にとても時間がかかります。
食べたものが消化され排泄されるまでに5日~10日ほどかかります。
これほど、ゆっくり消化されると、蛇の消化器の中で、さまざまな細菌(動物性細菌やカビのような植物性細菌)が繁殖したり、細菌が作り出す二次的な物質が消化中の食べ物と一緒に存在します。
もちろん、蛇にとっては良い事なのでしょうが、カビ菌だった場合、たとえ焼酎に漬け込んでも毒性が消えない種類のカビ菌もあります。
この、問題を解消するために、蛇のお腹を徹底的に空にするわけです。
こういった物質を焼酎と一緒に飲用するほうが心配です。
マムシ酒を造る過程の、焼酎につける前処理を、しっかり行っていないのならば、飲用はちょっと怖いですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ヘビが食べたものやヘビの体内の菌類が人体に影響する可能性があるとは想像もしませんでした。そのためにヘビに排泄させるのですね。

ヘビの毒がたんぱく質として吸収されることは理解しました。しかし、口内や胃に傷がある場合に、そこから毒が体内に入ってこないかどうかが気になります。

お礼日時:2008/01/15 03:40

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