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質量分析器の分解能の善し悪しが、測定結果にどう影響するのか、いろいろ文献を調べてみたのですがよくわかりません。
詳しい方に教えていただきたいです。

A 回答 (2件)

一般的に、質量分析の分解能は、質量MとM+1が分別できる最大の質量で示されます。

つまり、分解能が大きいことはより大きな分子量の分子が分析できるということになると思います。
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この回答へのお礼

大変参考になりました!!わかりやすい回答ありがとうございました。お礼が遅くなってしまいすみません。

お礼日時:2008/02/01 15:34

最近の質量分析器はほとんどデジタル化されているのでなかなか分りませんが、ピーク面積が正しくデジタル化されていると仮定して話をします。


例えば分子ピークM+を見たとき分解能が高ければM+1^+とM+との比で同位体含量が分かる事になりますが、この値の精度は分解能が高ければ信頼度が上がります。
一つの例として、ヘリコバクター・ピロリ菌の胃内での有無を調べる方法に13Cラベルした尿素を用いる方法があります。ピロリは自分の身体を守るため胃内の尿素を分解しCO2とNH3に加水分解するウレアーゼ活性を持っています。そこで13Cラベルした尿素錠剤を飲んでしばらく横になり、15分後に呼気検査をします。呼気中に13Cを含むCO2が12Cを含むCO2の中に「有意に」多ければピロリが居ることの証拠となります。このときも二つのピークの面積が信頼できるか否かが問題になります。
さらに高分解能質量分析器では元素の各種安定同位体質量の整数からのずれの大きさから各々のピークの元素構成が分かり、不安定化合物では元素分析の代わりとして報文に載せることも可能です。この場合ピークの分解能は1ドルトンの十万分の一程度が必要です。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました!!
例にしていただくとよりわかりやすかったです*´∀`*
本よりよくわかりました!!

お礼が遅くなりすみませんでした。

お礼日時:2008/02/01 15:46

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