
試薬の滴下量と経過時間の条件を変更して実験をしたのですが、その際にどの統計を使用すればいいのかわからず困っています。条件は以下の通りです。
10人の患者で実施。
滴下量を(①1000、②100,③10)の3通り
経過時間を(①120分、②60分、③30分、④10分)の4通り の、計12通りで数値を測定しました。
結果としては滴下量および経過時間は少ないほど数値は小さくなるのですが、統計を用いて有意差があることを証明したいです。
また、可能であれば多重検定も行い、どこに有意差が見られるかも知りたいのですが、そういったことは可能でしょうか?
データはエクセルを用いて作成しており、統計ソフトとしてEZ-Rを使用して行っているので、可能であればデータの作製方法や使用する統計解析の条件も教えていただければ非常に助かります。
宜しくお願い致します。
A 回答 (5件)
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No.4
- 回答日時:
お礼ありがとうございます。
細胞数は計数値ですので、厳しい学会だと査読意見が付くかもしれません。
なぜなら、分散分析は等分散の仮定が必要で、EZ-Rでも等分散性の確認は出来るようになっていますが、そもそも計数値って、個数0では分散0ですから、分散分析は適用外なのです。
ただし、np(総数×発現確率)というか、発現数が多ければ、正規分布近似ができるので、「発現数が確保できたので、正規分布近似できると考えた」と断り書きを入れておけば、スルーできると思います。
あと、普通の分散分析では個体差を除去できませんので、被験者の個体差(年齢差・性差)の影響について、査読意見が付くかもしれませんね。
これについては、患者10人では厳しいと思いますが、「被験者の割り付けに関してはランダム化してある」と主張すれば、スルーできると思います。
No.3
- 回答日時:
もし各経過時間毎に観測している患者が別人であれば、単に、二元配置の分散分析を行えば良いですが、それはお分かりですよね。
ご回答ありがとうございます。別患者におけるサンプルの細胞数を測定していました。ご教授いただいた二元配置の分散分析で可能かどうか施行させていただきたいと思います。
No.2
- 回答日時:
#1です。
観測値は「計量値」であることを前提に回答しています。
「計数値」は解析できません。ただし、計数量が20個とか30個とある程度大きければ、ロジット変換や逆正弦変換でいけるかもしれません。
No.1
- 回答日時:
「反復測定の分散分析」になります。
この分析は、もし試薬に対応する患者側に差があっても、患者間の差(個体差)は考えません。個体差を除外して解析されるのが特徴です。
しかし、解析は難しいとされています。参考書は、
奥田千恵子(1999)『医薬研究者のためのケース別統計手法の学び方』,金芳堂,p117~
だたし、この参考書はStatViewを使っています。
EZ-Rでやりたければ、「反復測定分散分析 EZ-R」でググれば、EZ-Rでやった例がたくさん出てきます。たとえば↓
https://haru-reha.com/ezr-repeated-measures-anova/
その後の多重比較については、ボンフェローニを使います。これもEZ-Rで可能です。↓こちらを参考に。
https://toukei.sozaiya-san.jp/advance_stats17_on …
何度もご回答いただきありがとうございました。
統計は急遽論文に必要になったので学び始めたばかりだったので、非常に勉強になりました。ご教授いただいた測定方法で試行してみようと思います。参考のURLまで添付していただきありがとうございました。
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