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先日自分のギターの弦高が全体的に高すぎ、さらに高さにバラツキがあると指摘されました。それで自分で直してみようとホームセンターで六角レンチを買ってきたまではいいんですがその後どうすればいいか悩んでしまいました。エレキギターの弦高調節の手順と注意点を教えて頂ければありがたいです。お願いします。

A 回答 (2件)

エレキギターの弦高設定の調整については、


ネック反りの調整→サドル高調整→ピックアップ高調整→オクターブ調整
の順で取り掛かるのが良いでしょう。

弦高調整に入る前には、ネック反りの調整を見直し、反りを適正な状態に持っていく必要があります。ネックの反りは弦高を左右する要素になりますし、またネックが反った状態でサドル調整をして弦高を揃えようとしても、局所的なビビリや音詰まりなどを誘発する可能性があります。
ネックの反りの状態の確認については、チューニングを合わせた状態で、1フレットと最終フレットを押さえ、ネックの横から覗きこんで押えている弦の中間あたりのフレットトップと弦との隙間を見ます。この隙間が厚紙一枚程度であれば良好な状態、開きが大きければ順反り過多、密着していれば逆反りと判断します。
あるいは、ネックの延長線上に目が来るようにし、目視でフレットの並びを確認するという方法もあります。細かな反りを見分けるのには年季が要りますが、大雑把な判断はこの方法でも可能です。また、ネックの根元が起き上がるような"元起き"と呼ばれる反りについて見分けるのには、こちらの方法が適しています。
これらの方法でネック反りの状況を判断し、特に前者の方法で反りがみられる場合には、トラスロッド調整で補正ができることが期待できますので、トライしてみるのも良いでしょう。トラスロッド調整に関しては、慎重な対処が必要ではありますが、ユーザーの手で施せる範囲の調整といえると思います。
トラスロッド調整は、ヘッドの根元かあるいはネックを外してその根元側にトラスロッドを回すネジの頭があると思いますが、それを回してトラスロッドがネックに加える力を加減します。順反りの時はトラスロッドを締めて、逆反り方向への力を増します。逆反りの時は、トラスロッドを緩めて逆反り方向への力を緩めます。なお、トラスロッドを回す時には弦を緩めた上で、一度に回す量は1/6~1/4回転程度として、トラスロッドを回すごとにチューニングを合わせ直して様子を見、ゆっくり慣らしていくのが良いでしょう。一度に大量かつ急激にトラスロッドを回してしまうと、却ってネックの状態が不安定になりがちで、また悪い場合にはトラスロッドがネックや指板を割ってしまうこともあり得ます。
なお、トラスロッド調整は、弦の引張りに対するネックの対抗力の調整と捉えるのが良いでしょう。弦のゲージを変えたときなどは、このトラスロッド調整を施しておくのが無難ですし、季節の変わり目などにも念のためチェックしておくのが望ましいでしょう。
もし、トラスロッド調整をすることに自信がなければ、専門家の手に委ねるのが堅実な対処になります。また、ネックの元起きなどトラスロッドが効かないタイプの反りについては、専門家の手によるリペアが必要です。

ネックの反りが適正であれば、次はサドル高の調整をするのが良いでしょう。ストラトやテレキャスターなどの弦ごとに分割されたサドルを持つモデルの場合は、サドルの前方の両端に芋ネジがあると思いますので、それを六角レンチで回して高さを合わせます。レスポールなどや、フロイドローズ系トレモロユニットなどのように、ブリッジの高さが両端のスタッドで調整できるタイプであれば、そのスタッドを回して高さを調整します。
弦高の設定については、開放弦の状態で12fのフレットトップと弦との隙間が、1弦側は1.2~1.5mm程度、6弦側は1.5~2.0mm程度が標準的な設定になると思います。具体的な設定に関しては、ビビリや指板のRなどにも配慮しつつ、弾きやすい加減に合わせるのが良いでしょう。
なお、弦高に関しては、サドル高の設定の他に、ナットの溝の深さも影響します。もしサドル高を調整した上で、特にローポジションでビビリが出たりする場合には、ナットの磨耗などを考慮する必要があるかも知れません。もしナットの磨耗がある場合には、基本的にはナット交換が必要になると思います。その作業については、専門的なスキルを要する作業になるので、専門家に任せるのが適切でしょう。

とりあえず、上記までが直接的に弦高の設定を決める調整になります。まお、弦高を変えた場合、ピックアップ高の設定と、オクターブチューニングを見直しておくのが妥当です。

ピックアップの高さは、弦とピックアップの距離に影響し、ピックアップの感度を左右します。弦とピックアップの距離が近いほど感度と出力は上がりますが、近すぎるとアンプを歪ませなくても歪んだような音になったり、ピックアップの磁力が弦を引っ張ってチューニングが不安定になったりする悪影響が出る可能性も上がります。逆に遠すぎると感度が低くなり、音も細くなる傾向が出ます。
ピックアップ高の調整については、弦の最終フレット(最も高音が出るフレット)を押えた状態で、弦とピックアップの距離を測り、2mmくらいを目安にストロークを確保するのが良いでしょう。細かい加減についてはアンプから音を出しながら、程よい加減を探るのが妥当です。
弦高を調整した結果、ミリ単位で弦の位置が変わった場合などは、ピックアップ高についても見直した方が良いと思います。

また、弦高を変えた場合や、弦のゲージを変えた場合には、オクターブチューニングも合わせて見直すのが妥当でしょう。オクターブ調整は、フレットを押えた時の音程を補正する調整で、具体的にはサドルの前後位置を微調整する作業になります。
一般的には、12fを押えた音程(実音)と、12fのハーモニクス(あるいはその弦の開放弦の音)とを比べ、そのピッチが一致するようにサドルの位置を調整します。耳に自信がある場合は、12fの実音とハーモニクスの高さを聴き比べ、調整すると良いでしょう。チューナーを使うと、そうした微妙な音程差も把握しやすいと思います。チューナーを使う場合には、開放弦と12fの実音を比較するのでも良いでしょう。実音の方が基準音(ハーモニクスや開放弦のピッチ)と比べて高い場合は、弦を押えた時の振幅長が短くなっているので、サドルを後退させてピッチを合わせます。逆に実音の方が低い場合は、振幅長が長すぎるので、サドルを前進させてピッチを補正します。

なお、こうしたギターの調整に関しては、それに特化した教則本なども出ていますので、そうした本を手元において参考にすると便利でしょう。↓このあたりの本など
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar2_d …
あるいは、ESPのサイトのコンテンツに、ギターのメンテナンスに関するビギナー向け講座があります。こちらも参考になるかも知れません。
http://www.espguitars.co.jp/customer/advice/advi …

参考になれば。長々と乱文を失礼しました。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。詳しくいろいろ教えてくださいましてありがとうございます!教えてくださった手順で見てみたいと思います。そしてこれからもギターの調整について知りたいことが出てくるかもしれないのでメンテナンスの教則本の購入も考えたいと思います。そしてそれでもわからいことがあったらアドバイス通りプロの手を借りることも考えたいと思います。詳しくありがとうございました!

お礼日時:2008/02/04 02:02

ネック調整は技術を要しますので、素人の方はやめた方がいいです。

まずはブリッジのコマや高低調節ネジを下げてみてください。
リペアマンがいる楽器店に調整出せば、3千円くらいで出来ます。
フレットがある程度直っても、ハーモニクスと実音が狂う「フレット音痴」になることもしばしばありますよ。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申しわけありません。アドバイスありがとうございます!ネックにもし問題があるなら自分でやらずに楽器屋さんにやってもらいたいとおもいます。ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/04 01:56

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