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ドルー円の円高はいつまで続くのでしょうか?
説得力のある理由をお持ちの方よろしくお願いします

A 回答 (3件)

すくなくとも、大統領選挙が終わるまで。

米国も輸出産業がありますから。
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まず、円高かどうかの客観的な判定基準について説明します。



為替レートが割高かどうかを判断するひとつの指標は内外価格差です。
日本と米国での価格差が無くなるような為替レートを基準にして
それより円が高ければドルに対して円高、低ければ円安とみなせるわけです。
http://www.oecd.org/dataoecd/48/18/18598721.pdf
2007年11月の時点(そのとき1ドル110円前後、1ユーロ160円台前半)
での内外価格差を確認すると

日本 100
米国 83
仏国 111
独国 108

なので確かに日本より米国の方が物価が17%も低くなっています。
しかしユーロ圏では日本より物価が10%前後高くなっている。
このことから去年の11月時点で日本円に対して米ドルは割安で
ユーロは割高であったと考えられます。
現在のレート(1ドル106円台前半、1ユーロ158円前後)では
さらに米ドルがかなり割安になっており、
ユーロはまだ割高な感じだと言えると思います。
要するに日本円の強さは米ドルとユーロの中間に位置するということです。

長期的には(数十年単位)購買力平価説が意味を持つので、
長期的には日本円は米ドルに対して下がり、
ユーロに対して上がることになるでしょう。
しかし実際の為替レートは異なる理由で大きく上下することが知られています。

ここ数ヶ月間、米ドルが急激に値を下げている理由はサブプライムローン問題にあります。
米ドルの中央銀行FRBはサブプライムローン問題のマクロ経済への悪影響を
緩和するために政策金利を下げるだろうと予測されています。
米ドルの政策金利が下がるとキャリートレード(の巻き戻し)によって
米ドルの値は下がる傾向が強くなります。
キャリートレードとは、金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買い、
金利の差で儲けようとする行為のことです。
キャリートレードの動きにはこれからの政策金利の差がどのように動くか
に関する予測が大きく影響します。

現時点での市場による政策金利の動きの予想は次のようなものだと思います。

米ドルの政策金利 → FRBはこれからどんどん下げるだろう
ユーロの政策金利 → ECBは下げないと言っているが果たしてどうか
日本円の政策金利 → 日銀は下げるつもりがまったくないらしい

結果として、政策金利を下げるつもりが一番ないらしい日本円が上昇し、
ユーロは日本円に対して少し下げ、米ドルに対して上がり、
米ドルは日本円とユーロに対して下げています。

以上の考え方に基づけば、米ドルの政策金利の下落傾向が続き、
さらに日本円の政策金利がこのまま下がらなければ、
さらなる円高圧力が生じると考えられます。
FRBが政策金利をさらに下げることはかなりの確率で正しいので
このまま円高が続くか否かは、日銀が政策金利を下げるかどうか、
ゼロ金利になったらインフレ目標政策などを用いたさらなる金融緩和を実施するかどうか、
によると思われます。日銀が金融緩和方向に舵を切れば現在の円高傾向が
解消もしくは大きく緩和するものと思われます。
しかし、日銀が現在と同様に金融引締傾向を続ければ、
さらに円高がすすむ可能性が大きく高まります。

次の日銀総裁にどのような考え方の持ち主が指名されるかに注目です。

補足。「日本の政策金利はたったの0.5%なので現在の日本は
金融を大きく緩和している状態である」という考え方は誤りです。
なぜなら本当に金融緩和をしているなら日本のインフレ率が
十分に高くなっていなければおかしいからです。
日本のインフレ率は低過ぎるということは
日銀による金融緩和が足りない=日銀の政策は引締傾向である
ということを意味しています。
たとえゼロ金利にしても金融緩和になっているとは限らず、
その場合にはインフレ目標政策などを道具とし用いて、
よりいっそうのマネーの供給につとめる必要があります。
政策金利の絶対値で金融緩和と引締を判定するのは間違った考え方です。
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アメリカの主力産業の一つに自動車産業があります。

以前はあからさまに高額な関税がかけられて、日本車はかなり高かったのですが、ここしばらくは緩和政策で、トヨタが世界一にあと少しというような状況になりました。一方、アメリカのビッグ3もある程度保護しなければならないので、円高容認の政策を取っていると考えられます。
日本もアメリカもバブル崩壊の教訓を学習しておらず、その結果がサブプライムローンの破綻でしょう。また両国とも国家予算の10倍もの莫大な借金を抱えているわけで、アメリカも自国の負債の金利を少しでも下げるために、いずれ日本と同じ超低金利になると思われます。
またアメリカの好景気って、すべて戦争によってもたらされてきたので、イラク戦争に非難が集まりほぼ終わろうとしている現在、軍需産業
をどこかで維持しなくてはなりません。北朝鮮危機もアメリカが仕掛けたシナリオだと言われていますよね。日本人に北朝鮮の脅威を感じさせることで、莫大な軍事設備を買わせ、米軍基地のグアムへの移転費用も負担させるために。当然、日本の政治家・官僚もグルで、もしかすると北朝鮮もグルなのでは?そうすれば今までの経緯は説明がつきますよ。結局、日本国民が負担が増えて、ますます生活が厳しくなるだけのことです。
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