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娘に3歳の時に買った七五三の着物をお正月や節句の時に着せてあげようと思うのですが、被布コートがどういう位置のものなのかわからないのでどなたか教えてください;
3歳のお祝い着としてしか着せてはいけないのか、七五三以降普段着物を着るときに羽織らせてもいいものなのか。。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

40代前半既婚女性です。
女児三歳というのは、数えの三歳ですから、
本当は満年齢で二歳で行います。
しかし、子どもの負担になるからと
満年齢の三歳になって行う場合も
最近では多く見られます。

洋装をせず、和服のみが着るものであった時代だと
2歳であっても和服を着慣れているので
七五三の盛装もそれほど負担ではなかったのかもしれません。
草履や下駄も、今と昔でははき慣れ方が違うと思います。

さて、女児三歳の着物に何故被布をきせるかというと
『帯を締められないから』です。
ゆったり着物を着せ付けて、着物には腰紐が縫い付けているのを
交差させて結びます。
そのあと、兵児帯や伊達締めなどの
柔らかい幅のあるもので
帯代わりに結びます。
大人のような重くて硬い帯は、2歳児には負担なのです。

そして帯がない不細工さを隠すために
被布を着せるのです。

次は女児7歳の祝いについてですが
これは別名「紐落とし」ともいい、
着物についている紐を取り払い、
大人の女性と同じように着付けをします。
そういう着付けができるくらい、大きくなったことを祝うのです。
そして豪華に帯も結びます。(帯を結べるくらい大きくなったことも祝います。)
「はこせこ、帯締め、帯揚げ、しごき」などをつけることができます。
また、着物には必ず肩上げをします。
肩上げは子どもであるという印です。
肩上げは男児も同様です。
女児の7歳では花嫁衣裳の雛形として
作ります。(はこせこや、しごきがそうです)

以上の意味で
被布は三歳以降、7歳まで
何度でも機会があれば
着せ付けてあげればいいと思います。
私は三人姉妹ですが
七五三の着物は
その時だけでなく、お正月や
時にはクリスマスまで
着付けをしてくれました。

振袖は14歳で作ってもらい
毎年のお正月には着ていました。
成人式にはもうすっかり着慣れておりました。

あとは、普段に着せる着物ならば
ウール地や紬が多くなると思いますが
そういう時は素材が違うので被布はつけられないと思います。
三歳の着物を帯無しで着るときに
その着物が小さくなるまでは、同じようにお使いになればいいと思います。

以上参考になさってください。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます。
被布コートの着可否だけでなく、その背景までも丁寧に教えていただけて嬉しいです。
納得して着せてあげることができます^^

7歳までは着せてあげてもいいとわかれば、安心してお出かけの際に着物を着せてあげられます。
せっかくレンタルせずに買ったものですから、コトあるごとに何度でも着せてあげたいなぁと思っています。
娘も「おキモノ」大好きなので喜ぶと思います。

まずは早速「梅まつり」に親子で着物で出かけたいと思います。
晴れるといいな、楽しみだぁ。。

本当にありがとうございました^^

お礼日時:2008/02/25 10:45

こんにちは。


お礼のコメントを有難うございました。
NO.1です。
梅祭り、いいですね。
思わず顔がほころびました!
きっと可愛らしくてみなの注文の的ですね!

先の回答に補足します。
肩上げの件ですが、
体が段々大きくなってくると、少しずつ肩上げの幅を小さくして
袖丈を長くし、おはしょりも小さくなってくるのですが
このとき、絶対に肩上げは5ミリでも残しておいてください。
5ミリはかっこ悪いから一センチは必ず。
袖がツンツルテンになると
肩上げを全部はずしたくなりますが
肩上げは「子どもの証」であり「これからまだまだ成長する」という印です。
これをはずすことは「これ以上大きくなりません=死」ということで
大変不吉なことで忌み嫌われます。
決まった時期(体が大人になった時期)に
肩上げをなくすのは
「結婚可能な体になりました」という意味です。(男女とも)
だからこれは、めでたいことになります。
それまでは
昔はツンツルテンの着物でも、無理して
肩上げをして着せていました。(バカボン参考)
肩上げをはずさないと着れなくなるということは
次の着物を作る時期が来たよということです。

子どもの行事は
昔の子どもの生存率が低かった時の
「生き残れ!」という祈りが込められおり、
ほとんと呪術にも近いことがしきたりとして残っています。
これを軽視せずに、一つ一つの意味を考えて
省略できるところは略し
絶対にはずせない作法は守ることが
行事やしきたりを生かすことになります。

肩上げの件
くれぐれも守ってくださいね。
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この回答へのお礼

肩上げの件、もうびっくりです@@
4月に5歳になる長女の着物の肩上げを全部解いていたところだったので、焦り5ミリつまんで再度縫い直しました。
気づかずに着せてしまった後にこのことを知っていたらと思うと恐ろしいですね^^;
間に合ってよかったです。
重ね重ねいろいろな歴史的事情、情報をありがとうございます。

着るのは好きでも作法などにはまだまだ疎いので、これから少しずつでも勉強していかないとという思いです。
子供に関しては特にですね。
無作法はともかく「不吉」なのは避けたいですものね><

本当にありがとうございました^^

お礼日時:2008/02/27 18:21

個人的には、被布は「普段着」に見えます。

お正月に着て初詣に行くには最適かなと思います。

晴れ着としては帯つけでないと、華やかさに欠けてしまいませんか?振袖や変わり結びをするようなお着物にコート類は着ないと思いますので。

「被布セット」でご購入されているのなら小紋柄がほとんどですので見た目にはアンサンブルでやはりお普段な感じですよね。被布コートの下には兵児帯をされていると思いますので、家の中では被布コートなしでも。。。もOKなのかも、とふと思いました。
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