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私(35歳)が中学生だった頃から、事あるごとに聞かされた行政神話?に

「行政の各部署の新年度予算の額面は前年度の実績(実際に使った額面)が大きく反映する。だから各部署は年度末になると一斉に余った予算を使い切るため、さほど緊急性が無く、来年度でもいいと思われるような用件に関してもどんどん予算を使いはじめる。具体的に目につきやすいのは道路工事で、毎年年度末になるとあちこちで一斉に工事が始まるのはこのためだ。」

というのがあります。私は職業ドライバーですが、確かに年度末になると、どうでもよさそう(に思える)工事があちこちで始まるような印象があります。

果たしてこの話は本当なのですか?そういう先入観が私にあるせいでそう思えるだけなのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

 #3です。


 
>あまり穿った見方は失礼かと思いますが、始めに皮算用ありきでは各自治体が赤字傾向なのは仕方ないのでは…。
 
 そのとおりです。
 昨今は,住民税等の収入見込が6月頃にほぼ決まりますので,これを受けて資金繰りを担当している部署は,9月頃に歳入見込を算定し,歳出予算を下回る場合は,予算を使う各部署に「何%残せ」という指示を出します。
 そこで,予算を使う各部署は,予算執行見込を作成して,「これだけの額を残すことができます。」と資金繰り担当部署に回答し,秋の議会で補正予算を組みます。
 しかしながら,前年度予算執行実績に基づいて,翌年度予算が組まれますので,予算を使う部署とすれば,予算を残したら翌年度の予算が削られるという恐怖感があるので,予算をできるだけ使い切ろうとします。特に,予算編成段階で,前年度予算のマイナス何%しか予算を付けないという「マイナスシーリング」を毎年かけられていますから,年々予算額が下がってきている上に,予算を余らせるとさらに削られるという事態になります。各部署とも,住民サービスを担っているという自負がありますから,予算を削られたくないという思いが強いので,そのせめぎ合いはすさまじいものです。
 
 親(予算担当部署)が子(予算を使う部署)に小遣いを与え,子(予算を使う部署)が与えられた小遣いを翌年度に持ち越せるのではなく,役所は会計単年度主義予算ですので,子(予算を使う部署)が余らせた小遣いを親(予算担当部署)が取り上げてしまうシステムですので,親(予算担当部署)に取り上げられるぐらいなら,使ってしまおうと子(予算を使う部署)が考えるのは道理です。
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この回答へのお礼

何度も回答していただいて有難うございます。

>前年度予算のマイナス何%しか予算を付けないという「マイナスシーリング」を毎年かけられていますから

私の聞いた話にはかなりの比で本当のことが含まれているようですね。
批判する訳ではありません。現場の方はかなりのご苦労をされていると推察します。

お礼日時:2008/04/06 22:36

#1です。

追記します。

道路の維持管理予算については、基本的に延長距離・面積できまります。
ですので、実態的に過去の損傷の程度を考慮されているので、予算の削減を行うと、損傷が直ぐに目だってきますね。

予算を限定的に配分をすると、逆に実態とかけ離れた地域の力関係で配分が決まってしまう欠点があります。
ですので、流動性を持つ事で、損傷の程度で判断できる余地を残すことができます。

また、当初事業の範囲で行えば、予算は残るようになりますが、議会で問題になるので、一定の執行率を確保することも必要になります。
具体的には、
「予算が余っているのに、なぜ地元の道路を直さないのか?」
となります。
ですので、実態として一定の執行率を確保するのは、体外的なものが重要で、現場では「無理に予算をつかう必要は無い」と言うのが本音です。

また、年度当初に執行できる体制も必要ですが、予算措置は3月ですので、それ以前に調査・設計等を行うと、「議会無視」の批判がでます。
長期計画の立てられるものであれば良いのですが、補修や部分的な工事では、予算が可決されてから出なければ職員も動けない状態です。
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この回答へのお礼

何度も回答有難うございます。

>実態として一定の執行率を確保するのは、体外的なものが重要で、現場では「無理に予算をつかう必要は無い」と言うのが本音です。

つまり、私が聞いた話のような側面は確かに「ある」のですね。
誤解されぬように申し上げますが、私は別にここで行政批判を展開したいわけではありません。恐らくそういういかにも公務員然(失礼!)とした対応は上層部の話で、現場で対応されている方々はそれでも良い方向へと努力されている感じが文面より伝わってきます。

何とか改善して、このような「行政神話」が流布して行政の方々が肩身の狭い思いをされることが無くなればと思います。

お礼日時:2008/04/05 20:04

 道路関係ではありませんが知人の公務員の話を聞いたところでは、余った予算を使い切るために不要不急の事項にお金を使うことはあるとのことでした。


 他の回答にあるように、細かい案件は年度末になって予算が余っていたら執行してしまえというのがあるようです。
 しかし、それは結局、予算執行の基準があいまいなので形としては、余ったから使い切ってしまえというのと同じと思われます。道路になぞらえるなら、質問者さんの質問内容のような状況です。

 地方自治体の議員などは、有権者に手柄を示すためにこういった口利き(というより横槍?)で後先考えず道路補修などを行うのではと思われます。(実際、市町村レベルですと、選挙の時時期になると手柄自慢する候補者がいますよね?国会議員もそんなのがいるようですし)

 結局基準のないまま使えるお金を使うということで、可能な限り支出されるわけですから、年度末に余ったお金を使い切るために道路工事を行うというのは間違っているわけでもないと思われます。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

>結局基準のないまま使えるお金を使うということで、可能な限り支出されるわけですから

そうですよね…そもそも「余る」という考えがそもそも理解しかねます。
来期に回して有用に使うという観念はないのでしょうか…。

自治体に「余っている」予算なんて無いはずですよね。

お礼日時:2008/04/05 19:54

 No.2さんの回答に加えて。


 
 年度始めに新たな工事をすることができません。
 予算は決まっていても,お金がないからです。1年間の収入を見積もって,それを1年間にどのように使うかが予算です。つまり,年度始めの4月1日には1銭もないのです。
 工事をすれば,業者に代金を支払わなければなりません。ところが,その時点では支払に回すお金がないので,発注することができません。
 住民の皆さんがきちんと遅れることなく税金を納めるとしても,最初にまとまった税収があるのは,固定資産税第1期分(5月当初)です。
 お金がないから払えないと言えない支出があります。生活保護費や役所の電気代や電話代などはお金がない4月であっても支払わなければなりません。そのために,資金繰りの担当部署は,銀行等から一時的な借入をします。税収があればまずはその借入を返済し,必ず払わなければならない費用に充て,それを超えて残るお金ができた時点で,資金繰りの担当部署から工事担当部署に「工事契約をしてもいいよ」とGOサインが出て,やっと工事に着手できるので,どうしても道路工事などは年度後半となってしまいます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>年度始めの4月1日には1銭もないのです。
ええ!?
どうも根本的に私が誤解していたようです。
一年の予算というのは、
 
前期での税収入(一年分ストック)+各種補助金(今期)=総予算
だと勝手に思い込んでいました。

本当は
今期税収見込み額+各種補助金=総予算
と理解していてよろしいでしょうか?

あまり穿った見方は失礼かと思いますが、始めに皮算用ありきでは各自治体が赤字傾向なのは仕方ないのでは…。

お礼日時:2008/04/05 19:51

No1さんの回答に加えて。



自治体には、「道路のわだちがひどくて水たまりになるから直して欲しい」とか「白線が消えかけて、横断歩道が見えなくなっている。何とかしろ」という苦情が年中、寄せられています。
「はい、すぐにやります。」というだけの予算はないので、本当に危険ですぐにでも修繕しなければならないところはともかく、そうじゃないところは予算が残っていればやるのです。

だから、年度末に工事が集中するのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>本当に危険ですぐにでも修繕しなければならないところはともかく、そうじゃないところは予算が残っていればやるのです。

来期の予算に計上して年度始めに工事を行うという形にはできないものなのですか?そうすれば年度末にあたふたとしないで済むように思えるのですが?

お礼日時:2008/04/04 19:13

予算は、前年度の6月頃から見積りを初めて、12月にまとめます。


1月には予算案を出し長の査定を行い、3月の議会で決定をします。
ですので、2月頃に予算が余っても翌年度の予算には影響をしません。
特に、道路の場合、維持費の総額を前年度と同程度として目処をたてるので、個別の予算執行はあまり影響を受けません。
拡幅等の工事では、工事範囲で判断されるので、個別に査定されます。

ただ、小規模の工事では、当初予算に入れず、余った予算で工事をおこなう場合もあります。
しかし、役所で、道路工事をおこなう場合は、事前計画を立てる必要があり、5年程度前から、関係機関と協議をおこなうので、修理程度の工事しか行えません。

予算自体が単年度なので、年間の工事が年度末に工期が集中しやすくなり、2-3月に工事量自体が増える傾向になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>道路の場合、維持費の総額を前年度と同程度として目処をたてるので

>小規模の工事では、当初予算に入れず、余った予算で工事をおこなう場合もあります

??ということは、小規模の保全工事に関しては私の聞いた話はあてはまるということでしょうか?
非常に穿った見方をすれば、来期の保全予算を確保するために今期予算を使い切るという風にも受け取れると思うのですが…?

私の理解力不足でしたらお詫びいたします。

お礼日時:2008/04/04 19:11

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