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享年には、享年六十二 として 享年六十二歳 と「歳」をつけないと習いそのように使ってきましたが、広辞苑の「享年」の例文に 享年九十歳 が出ていました。さて、いかがでしょうか。

A 回答 (7件)

はじめまして。



ご質問1:
<享年には、享年六十二 として 享年六十二歳 と「歳」をつけないと習い>

理由は、享年の「年」=「年齢」と「歳」が重複するからです。

1.享年の「享」は「受ける」という意味があります。また、この単語で使われる「年」は「年齢」のことです。

2.そこから「天から授かってこの世に生存した年齢」として使われている語です。

3.それが転意して「死んだ時の年齢」を指す遣われ方をするようになりました。この意味では「行年」=「(あの世に)行った年齢」という語も使われます。

4.従って、享年の「年」は「年齢」のことですから、「歳」も「年齢」で意味が重複するため、2度も使う必要がないため「歳」が省略して使われるのが普通をされているのです。


ご質問2:
<享年九十歳 が出ていました。>

ただの慣例です。

1.満年齢の場合は、歳をつけるのが慣例化しているようです。

2.もちろん「歳」をつけない言い方でもいいのですが、満年齢は歳をつけた言い方が多数派になりつつあります。

3.理由は特になく、強いて言えば「語感」だと思われます。

一の位がある年齢だと、数字だけで終っても、62「ろくじゅうに」、65「ろくじゅうご」など、子音で終わると断定的・決定的な語感を与え、「そこで人生終わり!」といったニュアンスを与えます。

一方、60「ろくじゅう」80「はちじゅう」だと、「ゅう」という長母音で終るため、「継続する」「長引く」ニュアンスを与えます。「そこで人生終わり!」という締めくくりを入れるために、「歳」を便宜上結びの語として使っているのではないでしょうか。「ろくじゅっさい」とした方が、歯切れもよくそこで終わり、というニュアンスが出る気がします。

以上ご参考までに。
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こんにちは ( ^^



同様の例として、「齢(よわい)」がありますね。
文語表現では、元来「齢」や「享年」の後に「歳」を付けなかったと思われます。

【例】
「齢十六にして○○家に嫁ぎ‥」

それが今では・・・
「16歳で○○さんと結婚して‥」

つまり、「齢十六」や「享年八十」は、本来ならば「大昔の表現(=死語)」として消え行く運命にある言葉の筈・・・
なのですが、なぜかしぶとく生き残り、現代口語の中でもしっかり使われることが多々あります。その結果、「齢十六歳」、「享年八十歳」というような文語と口語がミックスされた表現が出来上がったと考えられます。辞書の例文は、その辺の事情を微妙に反映しているのでしょう。

ちなみに、現在は「はたち」を「二十歳」と書きますが、古くは「二十」のみでそう読んでいました。

【例】
比叡の山を二十(はたち)ばかり重ねあげたらむほどして‥
(伊勢物語)

これなども、時代の推移を感じさせる好例だと思います ( ^^
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 >広辞苑の「享年」の例文に 享年九十歳 


 ・広辞苑で「享年」をはじめて引きました。少し興味ありますね、確かに~歳が第五版に付いています。
 さて、広辞苑第一版の解説は「この世に生きながらえた間の年齢。」とあり、例文は無い。
 第二版は「この世に生きながらえた間の年齢。死んだ時の年齢。」と変更され、例文は無い。第二版の段階で解説上「行年」に被ってきています。
 第三版は第2版と同じであります。
 第四版は解説上で同じですが、「-九十歳」の例文は出現しています。
 第五版は第四版と同じであります。
 第六版は未確認。

 ginmanさんが言われるように享年では~歳は付けないのが原則と思いますが、広辞苑では解説上で第二版から、~歳表記で第四版から享年と行年が特別な区別無く捉えられているようです。それが世間の使用通例に添ったものなのか、広辞苑独自の判断かは不明です。
 今では表記も「享年八十八」「享年八十八歳」「享年88」「享年88歳」が混在してますし、特別に気にする方が少数なのかもしれません。ご参考まで。
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辞書には「享年」の意味が2種類載っています。



・生きていた年数
・死んだ年齢

本来の意味は前者で、最近になって後者の意味で使われるようになりました。

前者の意味に捉えるならば、年数なので、歳を付けることは不自然ですが、後者の意味に捉えるならば、年齢なので、歳を付けた方が自然に感じます。歳を付ける事例が増えてきたのは、後者の意味で使う場合が多くなったからだと思います。

数え年の場合は歳を付けず、満年齢の場合は付けるという考え方があるようですが、数え年・満年齢の違いは関係ないと思います。後者の意味で使われるようになったは最近のことなので、数え年に馴染みがないだけでしょう。
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以下のURLを参考にしてみてください。



  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AB%E5%B9%B4

本来、「歳」をつけないのが正しかったのですが、世間一般で、「歳」をつけてしまう用法が広まり、俗な用法とはいえ、広辞苑などにも収録されるに至ったというのが真相のようです。宗教界においても、逐語的厳密性については締め付けがなくなっているというか、絶対性が失われてきていることの裏返しかもしれません。
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広辞苑を含めて手持ちの数種類の辞書を確認したところ、「享年」の意味というか、ニュアンス的には2通りあるようです。


(1)この世に生きていた年数
(2)死んだ時の年齢
ここから、(1)の場合は足掛けの年数(数え年)なので、「享年六十二」と表記し、
(2)の場合は満年齢として、「享年六十歳」と表記すると思われます。

当方も質問者様と同様に(1)の認識をもっていたのですが、改めて辞書に当たると、(2)の表記も併存していることを認めざるを得ないのです。
信用性には欠けるかもしれませんが、参考URLに貼ったウィキペディアの記事にも同様の記述があります。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AB%E5%B9%B4
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数え年で「歳」という単位をつけないのが正しいようですが、


満年齢で歳をつけることも一般的になっているようです

以下が参考になるかと

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AB%E5%B9%B4
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