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「合意の上」「合意の下」という言い方を聞きますが、
両者に使い方の違いはあるのでしょうか。

全く個人的な印象ですが、
上は個人レベル、下は組織間などで使うのかな?と
いう印象があります。本当はいかがでしょうか。
詳しい方、ご教示下さい。

A 回答 (2件)

「合意の上~」の「上」は


「~してから」「~した後」「~の条件で」と言い換えることができます。
行動の順序をあらわすと共に、「上」の後にくる行動の条件もあらわします。

「熟慮の上離婚した」
「検査の上診断を下した」
「検討の上でご連絡いたします」

「合意の下~」の「下」は
「影響が及ぶ範囲で」「影響下で」と言い換えられると思います。

「法の下での平等」
「監視の下にある」
「両親の下で育つ」
「監督の指導の下、県大会で優勝した」
「上」と完全に違うのは、行動の順序はあらわさないところです。

ですから、「合意の上」「合意の下」で例文を作りますと

合意の上
「彼らは合意の上離婚した」
「女性はセクハラだと言ったが、男性は合意の上だと主張した」
「そのプロジェクトは両社が合意の上で進められた」

合意の下

「彼らは両親の合意の下、結婚前に同居を始めた」
「そのプロジェクトは両社の合意の下で進められた」

「そのプロジェクトは~」の二つの例文、意味の違いはおわかりいただけますよね?

こんなところでしょうか。
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この回答へのお礼

例文を用いての分かりやすいご説明をいただき
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/24 10:41

「合意の上」の場合の「上(うえ)」は、


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%B …
この辞書の項番6.(2)の意味です。
--上記辞書からの引用--
(2)…したのち。…した結果。「相談した―で返事する」「知的探検家の努力の―に現代科学は築かれている」
--
つまり、「合意が形成されて、そののち」とか「合意の結果」といいうような時間の移動が含まれた語感になります。

「合意の下」の場合の「下(もと)」は、
本来「本」で、↓参考URLの辞書の項番3.の意味です。
--上記辞書からの引用--
3 その規則や支配力の及ぶところ。「厳しい規律の―で生活する」「監視の―におかれる」
--
つまり、合意に関係している話題の状態をさしていることになります。

参考URL:http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%B …
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この回答へのお礼

上・下で辞書を引けばよかったのですね。
基本的なことに考えが至りませんでした(汗
分かりやすいご説明をいただきありがとうございました。

お礼日時:2006/09/24 10:45

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