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スプリングバックについて2点ほど分からない点があるので分かる方がおられましたら助言を頂ければ幸いです。

まず1点。
板厚が薄い材料の方が厚い方に比べてスプリングバックの量が大きい、という事実です。
曲げ加工では引張と圧縮の力があり、引張や圧縮は曲げても長さが変形しない中立面より遠くなるほど大きくなります。
そのため板が厚いほど外側の伸び、又は縮みは多くなります。
すると塑性変形領域に入り、スプリングバックによる変形と塑性変形による変形の2つが生じます。
しかし例え板厚の薄い材料を使い、塑性変形の割合が減ったとしてもそれは「割合」が減っただけであって、スプリングバックの量は厚い方も薄い方もどちらも変わらないと思うのです。たくさんの書物を見ても板厚が薄い方がスプリングバックの量が大きいと書いてあるので、その点がいまいち分かりません。

次に2点目。
材料の曲率半径が大きいとスプリングバック量も大きい、という事実です。
この点は全くわかりません。
曲率半径が大きい、小さいに限らず同じ材料を用いればスプリングバック量は同じだと思うのですが。


この2点がどうしても分かりません。
皆様の力添えを頂ければと思います。よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

板が厚いと塑性域が多くなるからじゃないでしょうか?板が曲げられた場合、応力分布は塑性域(-)→弾性域(-)→ゼロ→弾性域(+)→塑性域(+)のようになります。

板が薄い場合の塑性域の弾性域の割合と板が厚い場合のそれとが異なるからでしょう。あと、曲げ半径が大きいとスプリングバックが多いのも同じ理由じゃないでしょうか。(曲げ半径が小さいと塑性域が多い)

この回答への補足

suz83238さん、早い回答ありがとうございます!!

>>板が曲げられた場合、応力分布は塑性域(-)→弾性域(-)→ゼロ→弾性域(+)→塑性域(+)のようになります。板が薄い場合の塑性域の弾性域の割合と板が厚い場合のそれとが異なるからでしょう。

そうですよね。そのような分布で間違いないと思います。
塑性域(-)と塑性域(+)は弾性域を超えての塑性域だと思うので、弾性変形分のひずみは戻りますよね?
そう考えると弾性域と塑性域の割合が異なっていてもスプリングバックの量は変わらないと思うのです。むしろ厚い方が外側で加工硬化が起きているのでスプリングバック量が大きくなると考えてしまいます。
曲率半径の点で考えても同じです。

この点についてsuz83238さんの意見を引き続きお聞かせ願えればと思います!

補足日時:2008/05/23 13:50
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