
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
論文を読んでいるときに「late transition metal」が出てきて調べたことがあるのですが、どうやら
前周期遷移金属:3~7族
後周期遷移金属:8~11族
という区分のようです。
前周期遷移金属は特に酸素との親和性が高いともありました。
あまりみない言葉ですが一応区分はあるようです。Wileyから出てる本に「Late Transition Metal Polymerization Catalysis」なんていうものがあるくらいですから。ちなみに前周期遷移金属は「early transition metal」だそうです。
私的見解ですが、No,2のかたが述べたように電子の入り方による性質の違いから区分していると思います。
ただ「前周期のものは単純にルイス酸として機能する金属で、後周期のものはルイス酸としてだけでなく、酸化的付加や還元的脱離などを起こす金属」という捕らえ方は少し違うと思います。
後周期遷移金属の特に白金族元素(Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Pt)は酸化的付加や還元的脱離を経由する触媒活性が非常に高い金属ですが、AuやAgは主に非常に強力なルイス酸として働きますし。前周期でもTiなどはメタラサイクル経由の触媒反応に使われたりもします。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/06/01 23:54
ありがとうございます。
4属元素はZrも面白い反応をしますよね。
schwartz試薬を海外の雑誌でよく見かけた時期がありました。
No.2
- 回答日時:
1の方と同じですが、この表現はあまり聞きません。
ただ、この族を見て感じたことがあります。参考までに…
話の内容は、化学系の学部生を前提にしているので、専門が異なると難しいかもしれません。物理・無機・量子化学的な視点からの特徴です。
第4周期より高周期のこれらの族は、d軌道への電子の入り方が特徴的です。例えば、第4周期だと4s軌道と3d軌道のエネルギーは近く、これに起因して、(ここまでの表現が解からなければ、この後のみを読んで下さい)
「前周期」の金属は電子のつまり方が独特で、(各周期毎に)原子番号に従って、磁性が強くなるハズです。「後周期」とされている金属は、電子のつまり方が平凡で、原子番号に従って磁性が弱くなるハズです。(独特・平凡といった表現は解かりやすくする為の私的な表現です)
パウリやフントといった名前をキーワードに、電子のつまり方を調べると、何か特徴が見つかるかも知れません。(特徴が解かれば定義につながると思います)
これらの言葉を使わないので、的外れかも知れませんが、一助になれば幸いです。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/05/27 21:35
ありがとうございます。考えが少し整理できました!
有機反応をやっているものなのですが、前周期のものは単純にルイス酸として機能する金属で、後周期のものはルイス酸としてだけでなく、酸化的付加や還元的脱離などを起こす金属として捉えていました。
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