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先日骨董屋で小さな茶托を買いました。
お店の人によると煎茶で使うものだそうです。茶托というにはあまりに小さいのでビックリしました。
茶器を合わせるととても可愛かったので、煎茶道もわからずに一緒に購入しました。

でも恥ずかしながら、煎茶は一般的なお茶という認識位で、煎茶道というものがあるのも初めて知りました。
最初は和菓子を置くと素敵だなと思って購入した茶托ですが、茶器と合わせて煎茶を入れてみたいと思うようになりました。
でもこんな小さな器にどうやって入れるのか、どんな茶葉を買えばいいのかさっぱりわかりません。
こんなに小さな茶器なので、味わえる美味しいお茶を入れるにはそれなりの工夫がいるのかなと思っています。
初心者でもわかる煎茶の入れ方を教えていただけないでしょうか?

あと、煎茶の茶托に多く使われる素材ってありますか?
買ったものが古いもので変色しているので少し手入れをしたいのですが、変色が激しく鉄なのか銅なのかよくわからないので、手入れ方法の検索のしようがなく・・・
再度お店に行って聞くこともできるのですが、一般的に多く使われる素材があるのかご存じの方がいらっしゃれば教えて頂ければと思います。

宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

こんばんは。

煎茶道を嗜む者です。まだまだ駆け出しです。
煎茶道に使う茶碗や茶托は通常家庭などで使われる物よりも小ぶりではありますが、お茶の種類で道具も使い分け、点前自体も違ってきます。
かなり小さいとしたら玉露用の物かも知れません。
茶托は金属製のものがよく使われますが、材質はいろいろ。
http://wapedia.mobi/ja/%E8%8C%B6%E6%89%98#1.
ただ、お稽古用にはステンレスの物をよく使います。
形はこんな感じ。
http://www2.bunbun.ne.jp/~naga-senntya/tyadougu. …
http://www.odaryu.com/chadogu.html
おそらく購入された茶托は錫か銀ではないでしょうか。

お茶碗の大きさはどの程度でしょうか。お猪口より小さいとすると玉露用だと思います。
それほどでなく少し小ぶりくらいでしたら煎茶用でしょう。
ほうじ茶や花茶などはもう少し大きな、一般的な物と同じくらいの物を使います。
実はお茶の種類、つまり点前によって急須など、他の道具立ても違ってきます。
お抹茶に比べるとかなり細々といろいろな道具を使うのです。
また、煎茶道の流派は100を数えるほどもあり、流派ごとに作法が違い、お茶の入れ方も違います。

最高級品は玉露なわけですが、この場合絞り出すように入れた数滴のお茶を飲む、というより香りを楽しむという感じになります。
それで大変に小さい茶碗が使われます。
玉露を入れる温度は60℃とも40℃とも言われるのですが、それは茶葉に応じて加減をしますので決まった温度はありません。
温度で味が変わるのを経験して頂ければと思います。
作法は無視して、玉露をおいしく入れる入れ方としてはこちらが参考になるかと思います。
http://www01.aimnet.ne.jp/user/yammar/tastytea/e …

また、煎茶を煎れる温度は70~80℃とも言われていますが、私のところの流派では急須を直接炉にかけ、沸騰させたお湯を使います。
これもやはり使う茶葉が違うのですね。
日本各地のお茶を究めることが煎茶道なのかも知れない、とも思います。
ちなみに茶葉は京都のほか金沢や出雲から取り寄せることが私のところでは多いです。
静岡茶ももちろん使います。
これを機会に少しでも煎茶道を知って頂けたら、と思います。
大本山は京都、宇治の黄檗山万福寺です。隠元法師の開いた、中国伝来の文化が息づく寺です。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき有難うございます。
とても勉強になりました。

茶托は銀か錫のようですね。
私の購入したものは葉の形をしていてかなり黒ずんでいるのですが、サイトのピカピカの銀色の茶托の写真を見ると、黒ずんでいる方が味があるように感じましたので、このまま使おうと思い直しました。
私が購入したものはお猪口より小さいので玉露用のようです。
教えていただいたサイトを参考に、玉露を入れてみたいと思います。

私は事務職でないので仕事での来客にお茶を入れる機会もなく、自宅では専らコーヒー派でした。なのでいざお茶を入れる機会があるといつも迷いながら入れて味がバラバラ・・・お茶もろくに入れられないなんてとずっと恥ずかしく思っておりました。
こんな私ですが、最近和食器に目覚めて色々見ているうちに「和」に興味が出て、和菓子の美しさにも心惹かれるようになりました。
和菓子にはお茶はつきものなので、お茶の入れ方を勉強したいと思っていたところでした。これを機に少し勉強してみます。

>日本各地のお茶を究めることが煎茶道なのかも知れない、とも思います。

なるほど。
私のように詳しくしらない者にとっては「煎茶=普通のお茶」という認識で、煎茶道と聞いて最初は「??」という感じでしたが、実はとっても奥が深いものですね。
私はよくわからない分、恥ずかしながら缶のビジュアルから入っていつも柳桜園茶舗のほうじ茶「香悦」を買っていました。
でもお茶屋さんに行くと沢山の種類の葉がありますから、これを機に色々飲んでみたいと思います。

大本山はお寺なのですね。茶托を購入したときにお店の人が「お寺で来客に出したりするときに使った」とおっしゃっていて、「煎茶=お寺??」と不思議に思っていたのですが、そういう事なのかと納得です。

新しい世界が開けそうでとっても楽しみです。
有難うございました。

お礼日時:2008/05/31 15:17

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