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しょうもない質問ですみません。

ビネー・シモン式知能検査で有名なAlfred Binetですが、
アルフレッド・ビネーと読み仮名が振ってあるのがほとんどですよね。

で、Binetをビネーと読むのは、なんとなく、フランス語的に読むのだなとわかるのですが、Alfredのほうが、どうもしっくりきません。
Binetのtを読まないのならば、Alfredのdも読まないのではないのですか?
何か読み方の規則があるのでしょうか?教えてください。

A 回答 (3件)

こんにちは。

4/8のご質問ではご丁寧なお礼のお返事を有難うございました。

ご質問1:
<アルフレッド・ビネーと読み仮名が振ってあるのがほとんどですよね。>

そうですね。

1.フランスでは、Binetの発音はネイティブに忠実なら「ビネ」となり、語尾は長母音化しません。

2.画家などのMonetは「モネー」ではなく「モネ」なのに、何故ビネーとしているのか不思議です。

3.最初に日本語に通訳・翻訳した人の影響が強いので、そのようなカタカナ表記に定着したのかもしれませんね。


ご質問2:
<Alfredのdも読まないのではないのですか?>

読みます。

1.Alfredは英国からきた名前なので、英語読みを踏襲しているのです。

2.フランスの名前は、日本ほど多様性はなく、ほとんどがキリスト教の聖人名からとっています。

3.カレンダーの格日付ごとに聖人名が記載されており、その日は毎年決まっていて、例えば本日6月23日はSte Audrey「聖人オードレイ」の日ですから、その名前の女性は今日お祝いされるはずです。

仏人の夫も、聖人の名前なのでその日になると毎年両親からお祝いの電話がかかってきますし、時にはお祝いディナーになることもあります。大袈裟ですが、、、(笑)。

4.なお、英語起源のAlfredは聖人名ではないので、カレンダーには記載されていません。昔は聖人名から名前をとるのが主流でしたので、非常にオリジナリティーのある名前ということになります。


ご質問3:
<何か読み方の規則があるのでしょうか?>

1.最後が「d」で終る名前に限って言えば、以下のような法則性がみられます。

(1)dの前に「母音+子音r、n」がくる場合はdを発音しない。
例:
Gerard(ジェラール)
Richard(リシャール)
Edmond(エドモン)
Bertrand(ベートラン)

(2)dの前に子音lがくる場合はdを発音する。
例:
Gerald(ジェラルド)
Romuald(ロミュアルド)


(3)Dの前が母音で終る場合は、dは発音しない
例:
Renaud(ルノー)
Geraud(ジェロー)

(4)但しdの前の母音が短母音ならdを発音する
例:
David(ダヴィッド)
Alfred(アルフレッド)
Ingrid(イングリッド)

ご質問文は、(4)のdの前に短母音[e]がくるために、語尾のdを発音するパターンのようです。


ご質問3:
<フランス人で、アメリカ人ぽい、(というか、英語っぽい、かな?)名前ってよく居るのでしょうか?>

たまにいます。以下のように分類されます。

1.表記は同じでも発音が違う場合:
例:
Guy(英:ガイ、仏:ギー)
George(英:ジョージ、仏:ジョルジュ)
Raymond(英:レイモンド、仏:レイモン)
Vincent(英:ヴィンセント、仏:ヴァンサン)

2.表記は違うが発音は同じ場合:
例:
Claud(英)Claude(仏):クロード

3.表記も発音も同じ場合:
例:
Alex(アレックス)
Kevin(ケビン)
Alice(アリス)
Alfred(アルフレッド)

4.同じ系列名なのに表記も発音も違う場合:
例:
Mark(英:マーク)Marc(仏:マルク)
John(英:ジョン)Jean(仏:ジャン)
Peter(英:ピーター)Pierre(仏:ピエール)
Mary(英:メアリー)Marie(仏:マリー)

などがあります。

1の表記が同じなので、書かれた文字だけ見ると英国読みもできますが、発音するとどうしても仏人であることがばれてしまいます。

2の場合は、逆で発音だけでは英仏かわかりませんが、書くとわかるパターンです。

その点、3の場合だと英仏の判断がつきかねます。英仏のハーフという場合も考えられますし、英国とは関係ない場合もありえます。


ご質問4:
<しょうもない質問ですみません。>

そんなことありません。

上記のように、Alfredはそれだけでは英国の影響があるのかどうかが判断できかねる不思議な名前です。

また聖人名でもないのに、英国とも関係ないのに何故Alfredと名づけるのか、ただ響きや語感がいいからか、謎に包まれています。

疑問を持たれるのももっともだと思います。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

>4/8のご質問ではご丁寧なお礼のお返事を有難うございました。

いえいえ!丁寧な回答を頂いて、当然のこと、というか、申し訳ないくらいです!!

今回も、こんなに丁寧に回答してくださって、お時間もかかったでしょうに・・本当にありがとうございます!前回同様、今回も知らないことばかりで、本当に「へぇ!」としかいえません(笑)。そしてとてもおもしろかったです!楽しく読ませていただきました。たくさん引用したいところなのですが、一点だけ・・・

>3.カレンダーの格日付ごとに聖人名が記載されており、その日は毎年
>決まっていて、例えば本日6月23日はSte Audrey「聖人オードレイ」の日
>ですから、その名前の女性は今日お祝いされるはずです。

>仏人の夫も、聖人の名前なのでその日になると毎年両親からお祝いの電
>話がかかってきますし、時にはお祝いディナーになることもあります。
>大袈裟ですが、、、(笑)。

これ、知らなかったんですよね。先ほど「フランス人によくある名前」で検索していたら、カレンダーが出てきて・・何のことか分からなかったのですが、Parismadamさんのこの回答を見て合点がいきました。
それにしても、ますます不思議で、面白いですね。
ありがとうございました!!

お礼日時:2008/06/23 18:50

No.1 です



修正です

正:更に、頭音節省略の変化を遂げて、Binet と
  中世あたりに変遷を遂げて、フランス語の発音

誤:更に、頭音節省略の変化を遂げて、Binet でかに
  中世あたりのに変遷を遂げて、フランス語の発音

大変失礼しました。。。
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mamirs3876 さん こんにちは



連綿と続く人の絆を思い起させる
本当に、本当に良い質問と言える

ご質問にあります Aldred は、古い英語では
aelfread (意味は ami des elfes 北欧神話で
小妖精の友達)から来ているので、最後を発音

一方 Binet の起源を辿ると、Robin となります
この Robin の愛称が Robinet となりまして
更に、頭音節省略の変化を遂げて、Binet でかに
中世あたりのに変遷を遂げて、フランス語の発音

最後のtを発音名称、Binette さんBineteau さん

現在の仏国で、このBinetが一番多く見られるのが
ノルマンディ地方ですから、北欧との絆を感じます
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この回答へのお礼

お褒めの言葉ありがとうございます(?)、でしょうか
自分でよくわかっていないのですが・・笑

フランス語の読み方の規則でなくて、それぞれの出所の問題だったのですね!それじゃあ、不規則にもなるわけだ。。
それにしても、Alfredは英語っぽいなと思っていたんですよ。でも、ビネーはフランス人(ですよね?)ということで、なんか変だなーと感じました。フランス人で、アメリカ人ぽい、(というか、英語っぽい、かな?)名前ってよく居るのでしょうか?すいません詳しくなくて・・。


それにしても、また一つ知識が増えたと言うことで、感謝しております。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/23 08:11

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