【お題】甲子園での思い出の残し方

FRBが金利引き下げを行う理由として長短金利差を大きくして金融機関に儲けさせるといった解説が書かれているレポートがありますが、そもそも何故長短金利差が大きくなると金融機関は利益が出やすくなるのでしょうか。

A 回答 (1件)

通常、金融機関(特に商業銀行)は短期で調達して長期で運用し、その利鞘を収益源としています(形式的には銀行の満期変換機能とよばれるものがその理由になります)。

そこで中央銀行が短期金利の引き下げ(FRBであればフェデラル・ファンドレート=FFR)を誘導すると、金利の先行き低下期待から短期市場金利が下がります。一方長期金利は中央銀行の直接の操作対象ではなく、また証券市場や財政政策(国債残高など)の影響を受けますから短期金利ほどすぐには低下しません。すると長短金利差≒銀行利鞘が拡大しますから、金融機関にとっては収益上好ましいわけです。

ただし、こうした中央銀行の思惑が当るかどうかは分かりません。短期で金利を引き下げて長期で引き上げるようなオペレーションを「ツイスト(ねじれ)オペ」といって1960年代から存在する政策手法ですが、あまり効果があるという実証結果はありません。中央銀行が長期金利に与えられる影響には限界があるからです。また長短金利差がそもそもどうして決まっているかもいろいろな説があります。おおまかには純粋期待仮説、市場分断仮説、リスクプレミアム仮説などがありますがどれも決定的なものではありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。銀行は毎日毎日貸し借りの最適条件を考えながらお金を出し入れしているといったイメージでしょうか。

お礼日時:2008/07/02 06:59

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