あなたは何にトキメキますか?

廉価で便利な自転車ですが、
この自転車いつ、どこでできたのでしょう?

知っている人がいましたら、教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 自動車技術史を研究している者です。


 直接の回答ではないかもしれませんが・・・近代自転車(前後輪のサイズが同じで、チェーンによって後輪を駆動する形式。巨大な前輪を直接ペダルで回転させるオーディナリ型に対し、セイフティ型と呼ばれています)の発明は、奇しくも自動車史の中に登場します。

 アダム・オペルAGと言えば、今やアウディ・グループと熾烈なシェア争いをクリ広げているEU屈指の巨大自動車メーカですが、その会社の設立時の資本金は、セイフティ型自転車の量産によるモノでした。

 19世紀、ミシンの生産で財を成したアダム・オペル氏は、息子達に、当時は未だ非常に珍しかったイギリス製の自転車を買い与えました。
 この自転車の記録は残っていませんが、アダム・オペル氏自身が試乗したところ、『急加速でハンドルを取られ、道路の側溝に落ちた』そぅなので、典型的なオーディナリ型だったと思われます。
 さて自転車で事故を起こしたオペル氏は、あまりに危険な乗物だった当時の自転車に対し、息子達に『乗車禁止』を命令し、本人は早速改良に取り掛かります。(さすがミシンの量産で財を成した男。『技術屋魂』に火がついた、とゆぅ感じでしょうか?)
 彼は、急加速でハンドルが取られない様に、操舵輪と駆動輪を分離する事を考えた、と伝えられています。そして完成したのが、前後同サイズのホイールを持つ『セイフティ型』です。(これが1880~90年頃となっています。)
 オペル氏はすかさず量産に踏み切り、更に莫大な財を手にしました。

 今日ではセイフティ型自転車はイギリスで発明された事になっていますが、メディアが発達していない当時、どこかヨソの国で発明されたモノをすかさずコピー出来たとは考え辛いところです。長いドライブベルトで駆動する足踏み式ミシンを作っていたオペル氏にとって、後輪を駆動する機構は容易に考案出来たと想像されます。
 セイフティ型自転車は、19世紀末に欧州各地で同時多発的に考案された、と考えるのが妥当ではないかと思います。

 尚、セイフティ型自転車を手にしたアダム・オペルの息子達は自転車レースで大活躍し、オペル自転車の販売促進に貢献しました。(19世紀末、欧州の自転車レースのトップメーカはプジョーでもカンパニョロでもなく、オペルだった事になります。)
 その後父から会社を引き継いだ兄弟は自転車に飽き足らず、当時発明されたばかりの自動車生産に乗り出し今日に至る、とゆぅワケです。
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この回答へのお礼

アダム・オペル、アウディ・グループなどはじめて聞きました。
フランスの車といえば、プジョーくらいしか知りませんでした。

ぬおお。詳しい説明ありがとうございました。
自転車技術史の研究とはユニークですね!
僕はいま、なぜか、フランスの詩人のアルチュール・クラヴァンについて
レポートを書いています。
彼は1887年にフランスで生まれています。
彼も、そのオペル氏の自転車に乗っていたのでしょうかね?
別にこの追加の質問には答えていただかなくて結構です。


回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/12 03:26

1817年カール・フォン・ドライス男爵によって発明されたそうです。


初めの頃は足で地面を蹴っていたみたいですね。
かえって疲れそうですよね。

参考URL:http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/
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地面を足で蹴って走る二輪車の構想は1790年代に既にあった。



1818年にドイツ人Baron Carl von Draisが作った「ドライジーネ」と呼ばれる木製モデルが自転車の起源と言われている。このモデルも地面を足で蹴る事によって走った。

と言うことだそうです。

参考URL:http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~g140659/rekishi.h …
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1813年のドイツで、現代の自転車に近いものが発明されたとのことです。


参考ページでは1817年になってるなぁ……どっちが正しいんでしょ?
概念としてはレオナルド・ダ・ヴィンチがスケッチを残しているとか。
http://homepage2.nifty.com/ToDo/cate4/jitensya.htm

参考URL:http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/learn/ …
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1817年にドイツ人のカール・フォン・ドライス男爵によって、ハンドルを切ることができる「ドライジーネ」が発明されたそうです。



参考URLはその時のから現在のまで図つきで見られますよ。(一番下のNEXTをクリックするとどんどん見れます)

参考URL:http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/learn/ …
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