直接証拠と間接証拠

Question

林真須美被告の死刑判決が出ましたが。
特番でしきりに直接証拠と間接証拠という言葉が出てきました。
検索したり調べてみたりしたのですが。
一体今回の事件で直接証拠があったとしたならば
どういうものなのでしょうか?
（直接証拠ってそんなに都合よくあるものなのですか?）

凶器に付着した指紋は直接証拠になるのですか?（http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/kisotisiki-s.htm#情況証拠）
今回の事件で言う所の同じ砒素であるというのと同じ気がするのですが。

そもそも砒素とは何に使うものなのですか?
農業とかに使うのですか?

h13124 · Accepted Answer

直接証拠とは、要証事実を直接に立証する証拠を言います。ここで、要証事実とは、犯罪を構成する事実を言います。殺人罪では、被告が殺害したことが要証事実です。

　間接証拠とは、間接事実を証明することにより間接に立証する証拠を言います。間接事実とは、直接に犯罪事実を証明するものではないが、それを裏付けるような事実らしいです。間接証拠は、状況証拠とも言います。

　直接証拠は、既に回答されているように犯行の目撃証言や被告人の自白等がそれにあたります。

　今回の事件では、砒素の同一性が問題になっています。たとえ砒素が同一であったとしても、それは、被告人の殺害行為に使用されたとの判断は、できないわけです。同一の砒素であれば、それを犯行に使用したという裏付けになる点で間接証拠といえましょう。

　今回の判決は、間接証拠を積み重ねた上で、被告人が犯人であることに合理的疑いを入れないほどの証明力を認め、有罪にしたものと思います。

　なお、砒素は、以前は、シロアリ駆除に使用されていました。毒性が強いため今では、使用禁止になっていると思います。

noname#2787 · Answer

直接証拠というのは、犯人をひとりに「特定する」ことのできる証拠のことで、犯行現場の目撃証言も直接証拠ですし、犯人しか知り得ない事実も直接証拠ですし、凶器や証拠物件に残った指紋や体液なども直接証拠です。ただし指紋や体液などは犯行時しか付きえない条件が揃って初めて直接証拠になります。

ですので今回の件で直接証拠になりえるのは「亜ヒ酸」の成分分析ですが、当初「被告所持品と同一のもの」とされていたのが再鑑定によって「同種（同じロットの製品）」とまでされてしまったので、直接性は低くなってしまった感が否めません（被告が管理し被告しか使用できない環境にあった限定された品物が犯行に使われ、後からの検証でも被告以外が使ったこん跡が認められなかった…これをもって直接証拠としていたんですが）、同種であれば世の中にまだまだ同じ物が出回っており特定できない（＝間接証拠）じゃないか？というのが弁護側の主張です。

間接証拠とは被告による犯罪だと推論するのに矛盾しない証拠のことを指します。矛盾しないだけで断定できるものではないということです。

今回の判決では数多くの間接証拠を積み上げ、直接性は低いがさらに確証の高い（亜ヒ酸）のデータを乗っけて、これだけの証拠に該当する人間が他にいるのかヨ～というのが検察側の主張でこれが認められたようです。

以上ワイドショウ受け売りでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
砒素はシロアリ駆除以外にもいろんなところで使われていますよ。医薬品でもあります。

toppo2002 · Answer

ヒ素は昔から使っていたみたいですね。
今は使われていないみたいですけど、昔は農薬にも入っていたみたいですよ。
それにワイドショーでよくシロアリ業者とか言っていますから
シロアリを退治する薬の中にあったんでしょうね。
今はこの騒ぎですから入っているかどうかわかりませんが。

参考URL：http://www.amy.hi-ho.ne.jp/t-kurihara/hiso.htm

直接証拠と間接証拠

直接証拠とは、要証事実を直接に立証する証拠を言います。

ヒ素は昔から使っていたみたいですね。

似たような質問が見つかりました

関連するカテゴリからQ&Aを探す

デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング

マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング

　直接証拠とは、要証事実を直接に立証する証拠を言います。