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日本は長らくの低インフレで万年貿易黒字、
さらにそれを上回る海外からの利子・配当あり。
一方の欧米ですが、少なくともインフレ率は日本よりも高い。
長年続いてきたこの状態により例えばドル円の実効為替レートは
かなりの円安になっています。
名目のドル円はサブプライム問題で若干円高にきていますが、
まだまだ修正しきれていないように思えます。
なぜもっと円高にならないのでしょうか?
簡単に理由を考えてみましたが、自信なしの勝手な意見のため、
修正およびご意見をお待ちしています。

(1)為替は相場観で動いており、たまたま円安傾向相場観が
 長く続いただけ。よっていずれは円高修正される。
 相場観には微妙に織り込まれており、いずれ中長期では
 理論値に収斂していく。
(2)円については日本だけの特殊な事情?があってそれを国内外投資者に
 見透かされている(例えば資産が預貯金に偏っているとか)。
(3)相場観の前では実効為替レートなど無意味。
 今後も相場観のみで動いていく。
 (あるときは金利だったり、インフレだったり、
  バブル発生・崩壊だったりと、そのときの相場観が
  なにを材料にするかだけでそれ以外の材料は無視される
  中長期の理論値収斂などではなく、単に日々の相場観の積み重なり  が事後的に中長期のレートを形成していく)

A 回答 (3件)

>長年続いてきたこの状態により例えばドル円の実効為替レートはかなりの円安になっています。



実効レート上での、ご質問者様の「円安」基準がこのご質問ではわかりません。

例えば、1973年3月を基準値100とし、

・110以下を「円安行き過ぎ」1979年末~1986年の年初あたりの数値

・150以上で「円高行き過ぎ」1996年前後、(実効レート円高と言われた2000年でもギリギリ150以下なので該当せず)

また、上記基準で考えると、実効レートの最大下限値としては
1972年や1982~3年の80~82という数字が出るのですが、
ここはあくまで特別であり、その後2~4年以上の反転上昇を続けています。

一番多く下限反転目安とされているのは、72年、76年、80年、85年の90ですから、
現在の実効レートでは、まだ「極端な数字が長年続いている」という程ではないと思います。

ここ数年(という程、大袈裟ではありませんが)、ご質問者様もご存じだと思うのでいちいち説明するまでも無いとは思いますが、
各国のインフレ懸念や原油・商品価格等の混乱等の問題が多過ぎますよね。

ミスアライメントがよほど長期的に続かない限り、米国にとっての実効レートはあくまで為替監視の目安に過ぎません。
(昨年から米国上院でそんな話が盛んに出ていますが、今のレートを見れば本当に是正されているかどうかは一目瞭然ですしね。)

ですから、ご質問者様の(3)のお考えはちょっと極論過ぎるとは思いますが、私の考え方もかなり近いです^^

私にとって、相場の中長期変動は、どの程の統計での数字をもってしても語るには足りな過ぎると思っています^^

円を見始めてもう30年以上になりますが、特に円は私にとって、理解できない一番難しい通貨です(自国なのに…笑)

とても興味を惹かれるご質問に思わず回答させていただきました。乱分・長文失礼しました m(_ _)m
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
(3)ですか・・。
日々の相場観が神の見えざる手として
ゆっくりとして織り込まれていることを期待したのですが・・・。
ある日突然裁定が入るのでしょうか?
同じ先進国で低インフレ日本と高インフレの米国の為替レートが
低インフレ側の通貨が強くならないというのは中長期的には
にわかには信じられないのですが・・・。
特にこの辺が日本の特殊性として何かあるのではないかと
ぼんやりと考え込んでしまいます・・。

お礼日時:2008/08/26 18:20

(3)でしょう。

つまり、実効為替レートは、机上の論理で、実態を反映していない、または、市場参加者が少しも意識していないということ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
もし(3)であればどこかでクラッシュして
矛盾が修正されるのでしょうか?
プラザ合意のような・・・。

お礼日時:2008/08/26 18:09

実効為替レートと書かれていますが、名目実効為替レートであれば円高に動いているので、実質実効為替レートと考えてよろしいでしょうか?



さて、そうなると実は一番の問題が、今が円安すぎる水準なのかということです。
1970年からのデータだと、最小(最円安)が1971年6月の79.3、最大(最円高)が1995年4月の165.5です。
そして、最新の2008年7月は96.1です。96.1は円高なのでしょうか?円安なのでしょうか?


1973年に変動相場に移行した後でも、1981年7月~1985年9月の間はずっと今の96.1より低い水準で推移していました。現状の値は統計処理するとやや円安よりではあっても正常の範囲内です。

実質実効為替レートの推移から見ると今の水準はやや円安にあるかと思いますが、それでも十分レンジの範囲内ということだと思います。

そして、過去の実質実効為替レートの動きを見ても、元々名目為替レートはそんなに実質実効為替レートにぴったりと連動して動いていないというだけのことで、今が特別では無いということでしょう。


逆に1990年から1995年くらいであれば、「なぜもっと円高にならないのでしょうか?」という逆の質問がでたのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
指数の統計では足元はそれほど極端なレートではないということですね。

お礼日時:2008/08/26 18:07

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