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最近、決算書の読み方を独学で勉強し始めたのですが、繰延税金資産のところで行き詰っています。
10冊近い本を読んだりWeb(教えてgooを含めて)で調べたりしているのですが、どうにも意味が理解できません。
会計上の費用と税務上の損金の扱いに差異がある、と言うところまでは雰囲気は分かるのですが、その先、「税金の前払分を資産に計上する」とか「費用の先送り」とか、初心者には飛躍した(ように感じる)表現ばかりなので、「先送りしてなんになるのか?」「差異を資産に計上することにどういう意味があるの?」「そもそもなぜ資産に計上するの?」などなど、クエスチョンばかりです。

具体的な事例や資産に計上しなかったらどうなるのかなど、具体的な説明があればもう少し分かるような気がするのですが、ご教授いただけると幸いです。またはそのようなサイトがありましたら教えていただければ幸いです。

A 回答 (2件)

翌期に費用になるとはいえ、実態としては40の税金を支払っているのだから40は資産としては当期の期末時点では存在しないのですよね?



この40は当然当期の税金として納めることになりますが、時期のズレが原因であって、翌期は逆に40少なくなりますよね?

40納める=40の費用と考えるのではなく、先に払うことによって将来40少なくする効果があると考えるのです。
先に払ったら後で払わなくて良いという事は、代金の前払と同じで費用ではなく資産になります。
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この回答へのお礼

追加でフォローしていただきありがとうございました。
正直感覚にフィットしなくて納得感がないですが、そういうものと思い込んで進めるしかなさそうですね。。。

お礼日時:2008/09/27 19:50

会計上


収益 100
費用 100
税引前利益 0

この費用は税務上は当期に費用にならず、翌期に費用になるものである場合(費用の先送り)
税務上
収益 100
費用 0
税金 100×40%で40

税引前利益が0なのに税金が40発生し、税引後が-40になります。
(会計上利益が0なのに40は先に支払うことになる=税金の前払いと考えられる)

会計では0なのに税務上の都合で税引後が-40になってしまう。これではは会計上まずいので、「繰延税金資産/法人税等調整額 40」と処理して会計上税引後の利益を0にします。
その結果 税前0、税金0、税引後0となります。

翌期の会計上
収益 100
費用  0←仮に0とします。
税前利益 100

税務上
収益 100
費用 100←前期税務上で費用とされなかったものが認識される
税金 0

会計上利益が100、税金0、税引後利益100
利益が出ているのに税金が0になってしまうので、前期の仕訳を逆にきってズレを解消させます。

その結果 税前100 税金40 税引後60 となります。

会計上の利益-「税務上の税金」ではなく、「会計上の税金」にして
より良い財務諸表を作りましょうと言うものです。

会計上の税金って変な言葉(汗
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この回答へのお礼

大変ご丁寧に解説いただきありがとうございます!
P/Lにおける期をまたがっての動きがよくわかりました。

ただ呑み込みが悪くてB/Sの動きがやはり理解できないのですが、説明いただいた例で当期に繰延税金資産40を積む理由はなんでしょうか?
翌期に費用になるとはいえ、実態としては40の税金を支払っているのだから40は資産としては当期の期末時点では存在しないのですよね?
翌期の業績が悪ければ、最大40は返還される可能性があることを示すためでしょうか?
それとも架空の40を計上しないと、貸借がバランスしなくなるから?
すみません、B/Sの基本思想を理解できていないような気もしてきているのですが、ご回答いただけると幸いです。

お礼日時:2008/09/20 09:25

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