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ブッシュ大統領が「テロに屈しない」と度々言っていました。

今回のはテロとは呼べないかも知れませんが、
誘拐にしても、易々と交渉に応じるわけにはいかないでしょう。


そこでお聞きしたのですが、
「逮捕された仲間を解放しろ」といった要求を行う犯行は
これまでも世界で数多く発生してきたと思いますが、
実際に交渉に応じる例というのは例外中の例外なのでしょうか?
それとも意外と交渉に応じてしまうものでしょうか?

また交渉に応じた事例があれば、それは人質の地位や国籍などが
大きく関係したのでしょうか。

そして最後に、今回の女性医師と男性看護師は無事帰ることができると思われますか。

ご意見よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

>「逮捕された仲間を解放しろ」といった要求を行う犯行は


>これまでも世界で数多く発生してきたと思いますが、
>実際に交渉に応じる例というのは例外中の例外なのでしょうか?
>それとも意外と交渉に応じてしまうものでしょうか?

1977年日本赤軍によるハイジャック事件での対応として
日本赤軍の要求に応じた結果、日本は非難されたので
おそらく要求に応じるというのは例外中の例外だと思います。

>人質の地位や国籍などが大きく関係したのでしょうか。

あまり関係はないと思いますが、世の中理屈だけで
成り立っていないので…

>今回の女性医師と男性看護師は無事帰ることができると思われますか。

どうなんでしょうね、もう少し様子を見ないとはっきりした事は
言えませんね。
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基本的には犯罪者との交渉はタブーです。



(統計によれば)一旦誘拐に成功すれば、同じ人たちを再度狙う確率が高く
「誘拐すれば金になる」と(犯罪組織に)思わせれば、(彼等は)金蔓を逃がすようなマネはしないでしょうから・・・
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今回はテロでないようなので(プロの誘拐業者)商取引と言う意味で交渉するでしょうね。

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今回の誘拐は、当初は経済的な犯罪かと思われていたようですけど、かなり政治色が強くなってきたようですね。



===以下引用==
政治目的の可能性も=邦人女性医師誘拐-ソマリア

 【カイロ11日時事】エチオピアで国際医療支援団体「世界の医療団」(本部パリ)の日本人女性医師とオランダ人男性看護師が誘拐され、ソマリアに連れ去られた事件で、犯行グループは10日、エチオピア政府に対し、同国で収監されているソマリア人囚人の釈放を要求した。当初、単なる身代金目的の盗賊による誘拐との見方が強かったが、政治目的の可能性も出てきた。
 ソマリアでは、暫定政権を支援するエチオピアに対してイスラム原理主義勢力が激しく反発している。犯行グループはAFP通信に、エチオピアがソマリア国内などで多くのソマリア人を拘束した「報復」として2人を誘拐したと述べた。(2008/10/11-15:00)

[時事通信社]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008101100254
==以上==

通常、こうした犯行に対してはなるべく要求に応じないのが世界の流れですね。
とはいえ、邦人と欄人という外国人が人質となっているので、無下に断って人質が殺されてはエチオピア政府としても今後の外交関係に影響を及ぼすかもしれないので、かなり難しい舵取り(交渉)が求められるでしょうね。
方法としては、「犯人を説得してあきらめさせる」「時間を引き延ばしつつ、アジトを見つけ突入」などなどによって、解決に導こうと努力されるのが普通のようです。

こうした誘拐事件は、各地で起きており、イスラエル・パレスチナ問題でも、パレスチナ側がイスラエル兵を人質としてイスラエル側に収監されているパレスチナ人らを解放するように要求した事件とか、韓国人のキリスト者ふグループがアフガンで人質になった事件とか、、、

私が記憶に鮮明に覚えているのは、誘拐事件ではないですけど、「在ペルー日本大使公邸占拠事件」ですね。
この事件は、1996年12月17日(現地時間)にペルー日本国特命全権大使をホストとして、天皇誕生日祝賀レセプションが行われた折、ペルーの反政府組織「トゥパク・アマル革命運動」が占拠し、ペルー政府に収監されている幹部の釈放と国外亡命を求めた事件でした。
日本政府は人名尊重を重視して、軽々な突入などを行わないことをペルー政府に要請しました。
日本政府の要請を断れないと判断したペルー政府は、即時突入を断念して粘り強い交渉に入りました。
しかし、結局は膠着状態に陥り、地下トンネルを掘るという方法で突入、「人質一人とペルー軍二人」という少ない犠牲で何とか解決に持って行きましたね。(その後、軍による犯人虐殺疑惑がもちあがりましたけど)

この例からも分かるように、最近では「原則、犯人の要求には応じない」「関係各国と緊密に連携を取る」「(できれば)犯人アジトに突入、逮捕」という流れが多いようです。

とはいえ、昔(1970年代)は応じることも多かったようです。
「PFLP旅客機同時ハイジャック事件」では、イスラエルや西ドイツ、イギリスなどに収監されている同胞の解放を求めた犯人側に対し、関連各国は軍事力を背景とした交渉を行いましたが、結局「人質解放と同時に、収監されたメンバーを解放」で事件の決着を見たようです。

このように、ケース・バイ・ケースであり、国際情勢も絡んでのことなので、先を読むのは結構難しそうですね。
ソマリアは無政府状態に陥ってるようですし、今後の展開は予断を許さないかもしれませんね。
無事、解放されることを祈ってます。


蛇足ですが、1977年の「ダッカ日航機ハイジャック事件」では、「国際的に日本が批難された」とか言われていますが、これは的を得た批難ではありませんね。
ソースはうろ覚えですが、米国のTV局だかラジオ局だかが行った世論調査では、日本政府の措置を支持する人と、これに反対した人が半々に割れたようです。
ただし、米国人が人質に居たことを忘れてはなりません。
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この回答へのお礼

みなさん、たくさんの回答ありがとうございました。


>「時間を引き延ばしつつ、アジトを見つけ突入」

これが一番現実的な解決方法でしょうか。
ペルーの事件は私も覚えています。
画面を通してこちらにも緊張感が伝わってきました。


一度要求に応じてしまえば、さらに多くの日本人やオランダ人が
誘拐のターゲットにされてしまうようですね。
つらい決断を迫られているとは思いますが、
いずれにせよ、私たちはただただ無事を祈るばかりですね。

お礼日時:2008/10/14 07:18

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