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住宅の外壁などに吹き付けるリシンについてなのですが、ふと思ってgooの辞書で調べてみましたところ、アミノ酸のlysineと、先日イギリスで騒ぎにもなったricinしかヒットしませんでした。英語ではないのでしょうか?
となると、元は何語で、どういう意味なのでしょうか?またスペルは??

A 回答 (4件)

ちょっぴり書き添えですが、


英語表記の場合、
石材の接頭辞lith + ing
ですので、恐らくは「実は塗り壁材」なのだけれど「石っぽい建材」という意味を込めて命名されている気がします。
最近の日本国内の建材メーカー風の命名でいくと、「塗り壁だけど、石そっくり、画期的商品!ザ・石目調くん、新発売!」・・・というような意味合いがこめられている気がします。

「特定企業の商標名」ということにこだわっているわけではありません。
恐らく明治~昭和初期に入ってきているはずですから、いわゆる「通称名」である可能性も大いにあります。

たとえば和室の土壁を「通称」で「聚楽壁」と呼ぶことがありますが、土塗りであっても本物の聚楽の土というのは飛び抜けて高価ですので、違う素材だけれど聚楽土のように見える土塗り壁(最近は壁紙で聚楽土とそっくりのものも多用されるようになってきています)のこともぜんぶひっくるめて「聚楽」とよんでいます。

本家ドイツのリシンも、日本の「聚楽風の土壁を総称して聚楽という」のように「石目調の塗り壁を総称してリシン」と呼んでいる可能性は大です。商品として近代工業化される以前から伝統的にドイツで使われていた可能性も高いですし。

現に日本語のリシンが「総称」ですので。

その辺のことをぜひドイツのお友だちにつきとめていただくと、完璧な回答が得られることと思います*

ぜひわかりましたら、補足/お礼欄に教えて下さいね(^^)/

この回答への補足

その節は有難うございました。
いつか真相に辿り着けるかも…と思い二年も放置しておりましたが(汗)、どうやら埋もれ行く定めのようですし、締め切らないでいるのも気持ち悪いですので(笑)いい加減締め切りらせて頂きますね。
また機会がありましたら宜しくお願い致します。

補足日時:2005/02/26 13:55
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この回答へのお礼

再び有難うございます。
そうですね。確かに商標の筋も通称の筋も怪しそうです。
でも、ごめんなさい。先ほども書きましたが、その知人のルートから真相が判明する見込みはなさそうです。
とはいえ、皆さんからの折角のお導きを無駄にもできませんので、引き続き私も探ってみますが。。。(また出鱈目な話しか作れないかも(汗))

とりあえず、僅かな望みに期待して、このまま暫くは受付中にしておくことにします(って、長期戦かよっ)。
ダメなら叱ってください>管理人様
日本にも一人ぐらい真相を知ってる人はいる筈・・・(汗)

お礼日時:2003/02/04 21:55

お待たせしました


井上書院 和英建築実務用語集 堀池秀人著
によりますと(この事典では、もうすでに本物の「左官工事リシン」は項目になく今様の「吹きつけリシン」しか載っていませんでしたが)、
英語表記で「lithing spraying」となっていました。
lithというと、石版画のリトグラフで御存じの通り、石を意味する接頭辞ですから、kiesanのヒマ系というのは、実際の建築材リシンの組成から考えても、先入観から来ている誤解の可能性が高いと思われます。

次に、博友社 木村相良独和辞典 にてkiesanさんのドイツ人のご友人に確認されたriznusを引きましたがこれは小辞典ですので収載外でした。
しかし、もしドイツ語riznusを、kiesanさんがヒマ、という前情報をドイツ人の方に予め与えていたらヒマのドイツ語を答えているのではないかと思われます。
ドイツ語でも同じラテン語源ですのでlithを石の接頭辞にしていますから、どうやら「ドイツから輸入したリシンという壁材料」は、商品名の可能性が濃厚と思われます。

本物のリシン掻き落し仕上げ壁を、一度でも実際にご覧になれば一目瞭然ですが、組成は完全な無機質です。
塗装剤としての吹きつけリシンを前提に調査されていらっしゃるため、有機組成のricinとお考えになっていらっしゃると思いますが、思い当たる節はありませんか?

今一度、ドイツ人のご友人に、リシンという「昔の左官壁塗り材料」を調べてくれ、と頼んでみて下さい。そうすれば完全な答えが得られるはずです。
くれぐれも「吹きつけ塗料」ではなく、セメントのように左官仕上げする壁材料であることを伝えてみて下さい。

レンガ入れのケースを見た明治維新の日本人技術者が、荷揚げの現場で外国人に「これは何だ」と質問したところ尋ねられた外国人は、ケースの中身を聞かれているのだと思って、中身のレンガ、つまりblock!と答えたのを、明治政府の建築技術者は入れ物の材質を質問していたので鋼板のことを「ブリキ」と呼ぶようになった逸話は非常に有名なので御存じのことと思います。

それに似たような誤解がありそうな気がしますので、もう一度ご確認下さい。

本物の「リシン掻き落し」は「掻き落し後」の肌合いが、石英系のきらめく白い石がざっくりと表れる仕上げになっているのです。

吹きつけリシンは「砂まじり」というだけで石のざらざら感を代用したものでペイントは有機化学系ですのでひまし油系を想像されてしまっている可能性が強い気がしてなりません。

もし本家ドイツ製「リシン」が今なお商品生命をながらえているものであれば、必ず「石系」のはずですから。

私がかなりの確信をもって想像するには、辞典に収載されていない単語であれば、リシンが壁材の商品名の可能性が高いと思われます。
その商品名の命名由来としては、石の肌合いを再現する壁塗り材料ということから来ているはずです。
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この回答へのお礼

先ずはご回答を有難うございました。

ご指摘のように、私はヒマという唯一のヒントから出鱈目な話をでっちあげて、危うく勝手に納得してしまうところだったようです(反省)。
確かに石を意味するlithというのは本来の特性から考えますと濃厚そうですね。

ただ、先のドイツ語圏の知人ルートから真相を得られる可能性はなさそうです。
といいますのも、まず、ヒマに関する話は、その知人から回答を得た後に、私が無理やりこじつけただけのものでして、実際に知人への質問内容でも、ricinという表現は避け、日本にはこういう仕上げ法があって(と、わざわざ掻き落しと吹き付け両方の工程等を説明した上で)、リシンと発音されるんだけど、それについて何か知らないか?というような尋ね方をしたのです。答えとしてもそれ以外のことは何も知らないとのことでした。

こうなると、新たな回答がないと決着つかないような・・・既に決着ついているような・・・(汗)

ともあれ、ブリキのお話も然り、この手の謎ってまだまだありそうですね。
また何かありましたら質問させて頂きますので、機会がありましたら宜しくお願い致します。

お礼日時:2003/02/04 21:50

kiesanさん、ちょっと締め切るの、お待ち下さい!


補足いただいた内容を参考に、数々の外国語施工事典をちぇっくしました。
そうしたらほぼわかりました。
つづり、とりあえず英語だけlithingと確認しました
これとドイツご事典とのつきあわせをいま検証しています。
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この回答へのお礼

ををっ!新たな展開!?(喜)
予告に留めておいて良かった>締め切り(汗)
では解明されるまで(?)締め切らずにおきますので、
ごゆっくりどうぞ、といいますか宜しくお願い致します。

お礼日時:2003/02/03 22:57

彰国社発行「建築大辞典」によりますと、


「ドイツからリシンという壁材料を輸入し、これを用いて掻き落とし仕上げしたためこの名が残った」
と記述されていました。

ドイツ語のリシンのスペルはぜひ私も知りたいところです。この辞典の文面から伺う限りは、リシンという商標名かもしれないですよね・

ちなみに、ご質問文の「吹き付けるリシン」というのは、現代の「リシンもどき仕上げ」でして、ほんとうの「リシン仕上げ」というのは、上述辞典のように表面を金属製の工具で掻き落とししてでこぼこに仕上げる工法です。
ですから、本物のリシンは、「リシン掻き落とし」と呼んでいます。

(わざわざきれいにコテ塗りしたものを、これまたわざわざガリガリに掻き落として仕上げるとても手間のかかる高級仕上げです)

「吹き付けリシン」は、砂が混じった塗料を吹き付けるだけなので、本物の「リシン掻き落とし」のように大粒で「そぎおとした」ざっくりした風合いは現在の技術では、まだきちんと再現できません。

この回答への補足

その後、本件についてドイツ語圏に住む知人に尋ねてみましたところ、
起源はラテン語にあり、ドイツ語ではrizinus、英語ではricin若しくはcastor plantと云うらしきことは判りました。

つまり、毒性で有名な英語のricinと同義語だった訳ですが、本件のリシンとの関連は今ひとつ判りませんでした。多分、元となるヒマの種から抽出されるヒマシ油が持つ溶剤としての特性か、耐水性あたりが関係していると推測しますが、この辺の追求は追々するとして、とりあえず質問の答えには達したと思いますので、近々に締め切らせて頂こうと思います。

補足日時:2003/02/03 21:59
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この回答へのお礼

なんと!吹きつけのリシンは紛い物だった訳ですね!
もし、商標名などでしたら、この質問自体あまり意味ないかも・・・
ともあれ、ご回答を有難うございました。

お礼日時:2003/01/19 23:29

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