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私は薬学部生です。先日後発医薬品について習い、最近新聞でも読み、疑問にあった事があるので教えていただきたいと思います。
今、政府は社会保障費を抑制しようと、後発医薬品を推奨しています。新聞でも最近一面で取り上げられ、その為の法改正も徐々に進み、けれど未だ日本ではそこまで後発医薬品が浸透していないという現状があります。同じ有効成分を使っているのであれば、安い後発品の方がお得だと思うのですが、
1)何故日本ではそんなに後発医薬品が浸透しないのでしょうか?
2)また、浸透させる為に薬剤師はどのように関わっていけば良いと思いますか?
3)反対に、後発品に比べ先発品がそこまで重宝されるのはどうしてでしょうか?
どれか一つでもお答えできる事があれば、教えていただきたいと思います。医療関係者の方にも是非教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

答えは簡単です。


後発品は先発品とは完全に同じではないから が主たる答えです。
シップなどわかりやすいのですが、後発品したところすぐはがれるという苦情が多くて、他社にしたところ今度はかぶれると苦情が出ました。
点滴製剤も微量な不純物などの量が違います。不純物が多いと、アレルギーが出やすくなります。
後発品でも質の高いものは先発品と変わりませんが、どの後発品の質が高い
かをいちいち確かめる余裕が医療機関にはありません。
ただ、内服のビタミン剤とか、消化酵素のようなものは後発品でもよいとおもいますよ。
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この回答へのお礼

有効成分が同じでもそれ以外が違えば、効果や効能が違ってしまうんですね。怪我、病気をしない健康児で、湿布もあまりお世話になった事がないので分からないのですが、そう言われると不安になります。一つ、参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/20 23:09

皆さん仰るように、効果が違うからです。



ジェネリックとは「血中濃度が、95%以上の確率で、先発品の濃度の80~125%
の範囲に収まる」ものと厚労省にあります。
要するに“似て非なるもの”なのです。

「安定供給に不安あり」と言う記事も目にします。
わたしは先発品の方が良いと思います。
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この回答へのお礼

効果も全く同じではないのですね。安定供給…。そうだったんですか。そう言われると、先発品の方が信頼出来るという意見も分かります。一つ、参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/20 23:03

薬学部の学生さんからこのような意見が出るとはある種驚きです。


まだ製剤学などの講義を受けていないのでしょうか?
最終的な化学構造が一緒でも製剤過程が違うと吸収や効果が全く違うことは医学部、薬学部卒であれば常識であると思っていました。

海外では製造過程を含めて同じものがジェネリックと認定されているので、日本のジェネリックと海外のジェネリックでは全く信頼度が違います。(こういった背景が同じであるかどうかを検証するのも大事なことと思います。)

安全性が確立されていないならば医師が用いないのは当たり前ではないですか?処方した責任は医師が持たされるわけですから。

後発品メーカーが会社の経営基盤が脆弱で安定供給が難しい、また薬剤で何かトラブルが起こった時に保障が期待できないのも大きな理由でしょう。(最近は大手製薬会社もジェネリックの子会社を持っているので変わってはくると思いますが。)

キックバックなのの問題もありますがやはり製品の信用度の問題が一番ではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ごめんなさい、薬学部と言ってもまだ今年入り立ての一年で、後発品についても「こういう物で、今政府はそれを推奨してるんだ」という事を習ったばかりなので…。海外と日本でジェネリックの認定のされ方が違うのは初めて知りました。確かに、信頼出来ないと薬品って使えないですね。人体に少なからず干渉する物ですし。一つ、参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/20 23:02

>同じ有効成分を使っているのであれば、安い後発品の方がお得だと思うのですが・・・。


確かに成分は公開されて同じでも、製法は公開されていません。
つまり、同じ材料を使っても料理人に依って味が違うように薬も成分は同じでも、製法にコツが有るようです。
例えば、溶解度、血中濃度の上昇・持続、色あせ、長期保存の安定性、
等、後発品には問題のある製品が結構有ります。
この辺のことが時々問題提起されていますので、医師の信頼性が無いのも一因でしょう。
また、先発品製薬会社も後発品対策として、剤型の変更などをしています。例えば、口腔崩壊錠等は後発品メーカーには作りにくいです。
これも、製剤技術の問題です。
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この回答へのお礼

先発品も先発品で後発品に売り上げを取られないよう、色々工夫しているんですね…。確かに、提出する書類の量も違いますし、まだ疑問視される部分は多い、という事ですね。一つ、参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/20 23:00

薬価差益の「金額」です。


先発品の薬価1T100円だとして20%引きで納品させれば1T20円の差益。後発品薬価1T50円だとした20%引きで納品しても1T10円の差
人件費や設備投資にまとまった金額が欲しいなら先発品を使いたがります。
処方箋にまつわる薬価点数が高くなり院外処方が盛んになりました。
門前調剤薬局では処方元の医師とMRの付き合いにより約束処方の使用薬剤が決まります。
MRのDr接待や調剤薬局経営者からのDrへの接待やバックも影響あるでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、日本の保健医療だと患者の負担はさほど変わらないから、ならばと病院側も先発品を指定しやすい、という事ですね。後は接待とバック…。一つ、参考になりました、ありがとうございます

お礼日時:2008/12/20 22:58

薬効がある化学物質名では無く、先発の製薬会社の商品名で強く覚えてしまっている


医者などの医療関係者が多いからではないでしょうか?

Aという病気に対して薬効がある化学物質名はBで、
先発の製薬会社の商品名がC、後発医薬品をDだとすると、
A→Bというよりは、A→Cだと強く刷り込まれちゃって、強く思いこんじゃって、
"A→B→C Or A→B→D"という考えが浮かばなくなっちゃているのでしょうかね。
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この回答へのお礼

確かに、処方箋を書く医師だと薬の名前や製薬会社の名前の方が親しみがありますよね。一つ、参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/19 23:58

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