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1.キャノンのレーザープリンタでオンデマンド定着方式と言うのは熱でトナーを溶かして加圧するのでなく加圧のみと言う事なのでしょうか?

2.もしそうならインクジェット専用のコーティングしている用紙を使用しても熱で溶かされる事がないので使用出来るのでしょうか?

3.カラーレーザーでキャノン以外にもオンデマンド定着方式はあるのでしょうか?

A 回答 (1件)

プリンタの修理屋です。



今でこそオンデマンド定着という呼び方をしますけど、昔はサーフ定着という呼び方をしていました。

トナーの定着方式についてはいくつかの方式があります。
昔は圧力定着といって二本の鉄のローラーで、かなり強い力をかけてプレスしてトナーを定着させる物もありましたが、ヒートロール方式が主流でした。

この方式は、アルミの中空ローラーと耐熱ゴム製の加圧ローラーで紙を送るのですが、中空ローラーの中にガラス管ヒーターを通し加熱します。
(中空ローラーは定着ローラーとも言います。ローラーは回転しますがヒーターは定着ローラーの中心にあり、回転はしません)

この方式で印刷そのものに不具合は無いのですが、デメリットとしてはヒーターと定着ローラーの距離が離れているため(約1cmくらいはあります)、ローラーの表面を規定の温度まで上げるためには大きなヒーターが必要になります。
また、温度を上げるまでに時間もかかります。

トナーがのった紙の表面を直接加熱できればヒーターの容量も小さく出来るし、待ち時間も短くなります。
ところが、定着前の紙の表面を擦るとトナーが流れて画像が乱れます。

そこで、加圧ローラーと一緒に回転するフィルムの筒の中にセラミックヒーターを入れて加熱するようにしたわけです。
紙とヒーターの距離はフィルムの厚さだけで、放射ではなく、直接伝導させて紙を加熱することが可能になりました。

言葉では説明しにくいのですけれど、オンデマンド定着はそういうものです。
http://web.canon.jp/technology/canon_tech/explan …

したがって、
1、加熱もします。
2、使用できません。
3、特許の絡みもあり、似たようなものはあるのかも知れませんけど、キヤノンと同じ方式は聞いたことがありません。
キヤノンのように定着の技術についての云々を書いているメーカーも見たことはありません。
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