初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

昨年新築で家を建てましたが、住み始めて気になりだしたのが一部の床鳴りとわたみです。原因の追求のため一度点検口から床下を確認すると桧の土台と大引に乾燥が原因と思われる割れが多数発生していました。
割れの幅は2~4mm程度が大半で、この割れが床鳴りとたわみの原因ではないかと考えています。たわみはフローリングに立っている状態で子供が走ると床のたわみが微妙に感じられる程度です。
1Fの床下仕様は大引90×90(mm)施工間隔は910(mm)、根太45×55(mm)施工間隔は309(mm)その上に12(mm)の合板が施工されています。
土台と大引の割れは致命的でしょうか。また床鳴りやたわみの原因になるのでしょうか。大手ハウスメーカーの殆どが土台や大引に集成材を使用していると思いますが、割れが生じないため床鳴りやたわみも殆ど無いのでしょうか。ご教授の程、宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

 こんにちは。



<床下を確認すると桧の土台と大引に乾燥が原因と思われる割れが多数発生していました>
 通常そうなります。ご質問者さんが指摘する「檜の大引き」と「檜の土台」が「芯付」であれば当然そうなります。
 日本の住宅の構造材は何百年も前からそうですし、現在も今後もその様な状態になるでしょう。何も問題はありません。これが日本の木造建築です。

<この割れが床鳴りとたわみの原因ではないかと考えています>
 全く違います。

<たわみはフローリングに立っている状態で子供が走ると床のたわみが微妙に感じられる程度です>
 「微妙に感じられる程度」であれば問題は無いのではないでしょうか。木造の床で全く撓みが無い床は存在しません。

 問題は「音」です。この板(Q&A住まい)で他の方も答えていませんし、私も質問文に対しての関係ない部分は書きませんでしたが、人が歩いた時の床の音に注目する必要があります。
 歩いている時や、床の強度を調べるために、立ったまま片足のかかとで床を叩いた時に出る音が、「ゴン、ゴン、ゴン」という低い音で余韻が短ければ、その床は強度がある床です。

<1Fの床下仕様は大引90×90(mm)施工間隔は910(mm)、根太45×55(mm)施工間隔は309(mm)その上に12(mm)の合板が施工されています>
 まともな施工じゃないですか。私も同様に施工します。大引き、土台も同様なので、ご質問者さんの御宅の施工者には「ご同慶の到りです」。
 多分前出の「音」は私が書いたとおりの音になっているはずです。問題ありません。

<土台と大引の割れは致命的でしょうか、また床鳴りやたわみの原因になるのでしょうか>
 書いたとおり問題があるどころか施工方法は完璧ではないでしょうか?
 これ以上どうしたら良いのか、私が聞きたいくらいです。

<大手ハウスメーカーの殆どが土台や大引に集成材を使用していると思いますが>
 私は知りませんが、土台から上の部分であれば床下の湿度から逃げられるため床下ほどではないとしても、土台と大引きに修正材を用いるのは私はクエスチョンです。
 修正材は床下ではなくともノリ(接着剤)が切れたらアウトです。無垢の材木と同じ寸法の修正材を比較した場合、作られた時点での強度は修正材に軍配が上がりますが、現在の修正材はそれほど長い期間の実績はまだありません。

<割れが生じないため床鳴りやたわみも殆ど無いのでしょうか>
 修正材を使用する意味は、その意味全体の或る部分には、現在木材が割れることについての強迫観念が施主全体を覆っていて(そこに付け入る業者も少なからずいます)、
 (1)法律に拠る構造材の強度を小さい材料で可能になる事
 (2)拠って同じ寸法であれば、柱が跳ばせるので間取りの設計の自由度が上がる事
 (3)割れないので家全体の精度が出る事(外壁の施工精度が出ます)。
 (4)以前と違い接着剤の品質が向上し経年変化に強くなった事
 (5)材木の切れ端でも大きな角材が作れる事

 まだあるとは思いますが、修正材が無垢の材木と違っている部分です。大手ハウスメーカーはこのどれか、或いはいくつかに自社にとってメリットがあると判断したと考えられます。
 ご質問者さんの言われる「割れ」は修正材には発生しませんが、基本的に床鳴りとは無関係です。
 *蛇足ですが、大きな角材の修正材の中には、更に強度を上げるために(体育館や、それ以上の大きな構造物の梁として使用、この場合上下の(元に戻る)たわみが無いと構造物は崩壊します)、節だらけで芯付の120ミリ~180ミリ×25ミリ(大きさは任意)の長尺の材料を重ねて造る修正材も存在します。この修正材は、各部材は芯付のため各々細かく割れます。

 床鳴りは、「木材と木材の接触している部分が動くため出る音」と「木材を留めてある釘等と木材がこすれる音」と「接着剤が切れて、歩くと接着剤が潰れる音」です。
 構造材の割れには基本的に関係ありません。
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この回答へのお礼

大変分かり易いご回答を頂き、有り難うございます。無垢材にこだわ柱・土台・大引は桧、梁は米松仕様で建築したことに間違い無かったことを再確認しました。確かに割れによる家精度は低下すると思われますが、日本伝統の木造住宅の良さを感じ、末永く家を大切にしていきたいと思います。
また床鳴りも桧フローリング個所のみで発生しているため、無垢の反りが原因と思われます。これも無垢の良さとして受け入れたいと思います。有り難うございます。

お礼日時:2009/01/13 23:57

 こんにちは。

ANO3です。

<梁は米松仕様で建築した>
<日本伝統の木造住宅の良さを感じ、末永く家を大切にしていきたい>
 ご存知のように日本の木造建築の構造材は、「檜」「杉」「松」「欅」等を主に使って建てられます。
 地回り(大桁と同じ並び(高さ)に入る部材の組みあがった状態)と「梁組」の部材は基本的に「松材」が使われてきました。

 大桁は化粧であれば表面が見えるので「芯シャリ」という製材の仕方で、芯の無い部材が使われますが、大桁以外は場所に拠って芯付の部材を使います。
 この中には、丸太(梁)或いは丸太の両側を少し削ぎ落としたタイコ(梁)がありますが当然強度のある芯付の物を使います。

 地回りから上の梁組みと、地回りに使われる梁は基本的に生の松材を使います。十分に乾かしたものを使うことはあまりありません。外において置くことの多い材料は、雨にぬれるたびに「しらた」の部分が朽ちて行きます。松材は乾きながら捻れてくるので、なるべく早い段階で加工し、構造材として組み上げなければなりません。

 松材は捻れの無い状態で組み上げて、地回りから上の部分は家の内部で捻れながら乾いていくことが日本建築には求められ、松材が乾くに従って捻れてくることに拠って強度を出しています。梁と梁が組まれている場所は梁が捻れて、経年変化で木が痩せて家全体がガタガタになる事を(捻れに拠って)防ぎます。

 何年か後、天井裏に上がって見てください。米松は痩せてはいますが、捻れていると思います。
 痩せて隙間が出来た部分は木が捻れて緩んでいないはずです。金物はガタガタになっていると思われますが、家全体はガタガタにはなっていないはずです(くどくて申し訳ありません)。

<床鳴りも桧フローリング個所のみで発生しているため、無垢の反りが原因と思われます。これも無垢の良さとして受け入れたいと思います>
 材木が1年のうちで乾く時期は冬で、その中でも2月が最も乾燥が進む時期です。この時期を過ぎれば材木は湿度を吸って膨らんできますので踏み鳴りはなくなると思われます。

 何にしても、ご質問者さんは素晴らしい家を建てられたのですから、手を加えながら末長く御使い下さい。ご質問さんのような御宅は、年々手を加えたぶん家はきちんと答えてくれますから。
 
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この回答へのお礼

松の特性について理解できました。一見梁の松が捻れていると驚くと思うのですが、無垢の特性なのですね。集成材にはない良さとして受け入れ大切にしていきたいと思います。有難うございます。

お礼日時:2009/01/15 22:43

1の方のとおり床鳴りなら1階床なら直せる可能性は十分ありますので見てもらってください。


ひび割れに関しては見ない事には重大な欠陥にあたるのかわかりませんが、施工時に大きく割れているものを取り付けることは考えにくく、そのあと床が1枚貼ってあるのに力をかけて土台が割れるほどの外力をかければ床板も割れるでしょうからそのとおり自然われだと考えるのが順当だと思います。

建て物の床はすべてたわみます。
以前はマンションなどにお住まいでしょうか。
寮や賃貸ならコンクリートに直床なのであまりたわみがなくかえって硬すぎてひざを傷めるということもうかがいます。分譲用なら置き床という2重床で少し床がたわんで歩きやすさがありますが、確かに振動が他の方に伝わることもあります。
それに比べれば木はたわみがやや大きいですが、集成材か無垢かということよりもその支持するながさ(スパン)と床材の柔らかさによるところが大きいのではないでしょうか。
根太間隔は通常です。大引きは2間より長いのでしょうかね。継いであったりするとさらにたわみやすくなります。通常はネダレスでない根太方式では大引きは長手方向に入れますので長いのが悪いわけではありませんが、たわみが多すぎるのなら束を増やして少々減らすことは可能だと思います。(木製、鋼製、プラ製など)
http://www.kidukai.com/kenkou/fureai/aruki.php
また、床のたわみは1/250で問題ないのですが、現状ではもう少し少ないのが普通です。
http://www.mk-structure.com/java_pgm/myuka1/myuk …
ちょっと難しそうに書いてありますが、センチで入力し、居室、材種を選ぶとどのくらいたわむか計算してくれます。参考に。

ちょっと気になるのは1階の床板は最近は2重張りも多い中1枚であるので断熱が十分か、たわみが多くなりすぎないかは気になる設計であるということです。

しかし、人の動きも感じ取れない家よりは感じ取れる家の方が私は好きですね。家族の社会性を造りあげ、一緒に住まう意味があると思います。
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この回答へのお礼

建築途中では土台、大引とも割れていないことを確認していましたので、建築後に割れたと思われます。大引の継ぎはなく1本物で、束は縦横910(mm)間隔で千鳥受け配列で設置されていました。
たわみに関しては人の動きが感じ取れる家が好きとご回答を頂き、私も共感をいたしまいた。まさにその通りと思います。

お礼日時:2009/01/13 23:43

一般論として、土台のひび割れは極当たり前の現象ですので、それ自体は欠陥でもなんでもありません。


木材ですから乾燥が進めば必ず縮む(木痩せする)ことはご承知と思いますが、それ自体が強度に悪影響を及ぼすことはなく(むしろ乾燥が進めば強度は増す)、床鳴りとの直接的な因果関係は無いと思われます。
床鳴りの原因が実鳴りなのか根太鳴りなのか、施工業者に踏んで見てもらえば原因は直ぐに特定できますので、あまり心配なさらないでください。
因みに大抵の施工業者は竣工後1年程度を目処に、上記のようなマイナートラブルに関するアフターケアを行うと思いますので、一通り現象が出尽くしてから対応してもらえば良いと思います。
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この回答へのお礼

土台と大引の割れは自然現象で欠陥でないことを知り、安心しました。
有り難うございます。

お礼日時:2009/01/13 23:33

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