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国が借金するなんて聞きますがどういう事ですか?お金をドンドン印刷
して作ればいいのにと思ってしまいます。

A 回答 (5件)

国家がお金をどんどん発行した事例が実は過去にあります。


20世紀初頭のドイツで、ドイツは第1次世界大戦に敗北しベルサイユ条約で
戦勝国から多額の賠償金の支払いを命じられました。
これに対し当時のドイツ政府は、札束を次から次へと印刷し賠償に充てたため
いわゆるスーパーインフレが発生しました。
お金の価値は天文学的に低下したそうです。
買い物かご一杯に札束を詰めて何億マルクも持って行っても
スーパーではパンを一個しか買えなかったなんていう状態だったそうです。
こういった経済政策が後の第2次世界大戦を引き起こすきっかけになったとの反省から
その後戦争による無茶な賠償請求は国際間の取り決めで行われなくなりました。

また今から十数年前にもブラジルなどの南米諸国でスーパーインフレが起こりました。
このときは戦争が原因ではなく、いわゆるバブル崩壊など経済的崩壊が原因でした。
現在は落ち着いたようですが、当時年間の物価上昇率1000%なんてざらでした。
(日本では当時3%ぐらい---現在はマイナス?)
また、ソ連崩壊後のロシアや最近のアジア諸国の経済危機などでも
スーパーインフレは発生しています。

このような経済崩壊の危険性を実は現在の日本もはらんでいます。
日本の国家財政赤字は赤字国債の発行などから約300兆円以上に膨らんでおり
地方自治体も含めた債務額は600兆円ほどになります。
これは赤ん坊から老人まで含めて全ての国民が一人当たり500万円ほどの借金をしているのと同じことです。

この全ての負担はこれからの若者にかかってきます。
日本の国家財政を正常化させるためには政府が強いリーダーシップを発揮し、
無駄な財政支出を抑え借金を減らしていくしか手はありません。

アメリカはかつて日本以上の財政赤字を抱えていましたが
その財務状態は徐々に良くなりつつあります。
日本はそれを見習うべきでしょう。
でなければ、日本は世界で最も惨めな国になってしまうかも知れません。
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国家の家計簿のことを財政といいます。

そして収入は各種税金(所得税や法人税など)によってまかなわれます。支出は8月の下旬頃から各省庁と話し合いをしてその割り振りを決めます。その時に収入が足りない場合に国債などを発行して借金をしなければならなくなるのです。では何故支出がオーバーするかというとケインズという英国の学者が景気をよくするのには政府が公共工事などを発注して仕事を作ればそれが他の業種にも波及して景気がよくなると言ったからです。第二次大戦後この考えが世界の潮流となり現在に至っています。ところが現在はどんなに借金をして公共工事を発注してもそれが民間に結びついていないのが現状です。因みに90年代に入り国債の発行は確か70兆円を超えているはずです。曲がり角なのですね。
去年までは財政投融資といって郵便局や簡易保険で集めた資金を財政の支出に回すこともしていました。これを俗に隠れ借金をいっていました。これはあくまで返さなければならないお金なのですのでが回収できない事態が多く廃止されることになったのです。聞いたことがあると思いますが、小泉元郵政大臣は郵政省の民営化を主張しているのはこういうことも原因なのです。
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tikaraさん、こんにちは。



皆さんの回答にもありますように、お金がドンドン印刷されると「インフレ」が起こります。

さて、これがどういう事かを簡単な例で説明してみましょう。
tikaraさんは宝石商で、1つ100万円のダイヤモンドを売って生活しているとしましょう。
お金がドンドン印刷されると、世の中に流通するお金の量もドンドン増えていきます。当然、個人の財布の中のお金も増えていきます。小学生の小遣いが月1千万円ってカンジです。
するとどうでしょう。今まで「100万円のダイヤモンドなんて高価で買えない」と思っていた人も気軽に購入できるようになります。
tikaraさんの宝石店でもダイヤモンドがドンドン売れていきます。売れるのは良いですが、何せ1つ100万円ですから小学生の小遣いにもなりません。
さあ、tikaraさんはどうするでしょう?
そうです、売値を変更しますよね。1つ10億円位にはしますよね。
社会全体のものの量も、価値も変わらないのに、お金だけが増えていくと、ものの値段だけが上がってしまうことになります。
これが「インフレ」です。

ものの価値は人によって違いますが、お金の価値は万人にとって共通です。
(遊技王のレアカードは女子高生にとっては無価値ですが、小学生でも女子高生でも会社経営者でも100円は100円の価値です)
ところが、急激に世の中にお金が溢れてくると、お金の価値が下がってしまいます。
だから、お金の量は慎重にコントロールされているわけです。
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国営銀行(日本なら日本銀行)が「ドンドン印刷して作」っているお金は、じつはただバラまいてるわけじゃなくて、一定の利子(=公定歩合)をつけて一般の銀行に貸し付けてるんですよ。

国はそうして貸して、返してもらった元金と利子以上のお金を原理的に持つことはできないので、国庫が保有している金額以上のお札をバラまくわけにはいかないんです。

※でもすごくおもしろい質問でした。
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お金をドンドン印刷すると、お金の価値が下がってインフレという現象が起こってしまいます。


例えば、今日100円だったチョコレートが明日200円になる。
これはチョコレートの値段が上がった様に見えますが、お金の価値が下がったとも言えます。そんな、お金は、安心して使えませんよね。(価値が下がるよ~早く使わなきゃ。なんてね)
だから、お金の量は、国とは別に日本銀行が管理して、国は借金してでも税収でやりくりするのです。
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