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恐慴(キョウショウ)という言葉がでてきたのですが、色んな辞書を見ても載っていません。例文を見ると「恐慴感激し、とか恐慴する」という風に載っていました。恐れることなのでしょうか。それとも単に驚いたという意味なのでしょうか、詳しい方教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

こんばんは。



もしや、「恐懼(きょうく)」(=恐惧)のことかと思いましたが、違いました。
たしかに、「恐慴」という言葉はありますね。

調べてみたところ、慴の訓読みは、「おそ・れる」です。
ですから、「おそれる」を2つ重ねた熟語です。


【例文】

1.
この時に当たり畏くも天皇陛下には傷痍軍事人に思いをいたされ、昭和三十七年十月十六日御製を賜りました。ここにわれわれは、‘恐慴感激し’、今後益々操守を固め、心を一つにして、国家の興隆と社会福祉の向上につとめることを誓ったのであります。


2.
国体の真姿顕現の現況(弊風をも含む)に就いては‘恐慴に堪えず’
(ここで、「国体」は、天皇中心の国(の体制)を意味する。)


3.
大元帥陛下 海軍航空廠ニ行幸親シク、作業ノ實況ヲ天覧遊ハサレ叡感斜ナラス剰ヘ
廠員一同ニ御下賜品ノ御沙汰アラセラル‘一同恐慴感激措ク能ハス’相圖リテ碑ヲ建テ此ノ榮光ヲ永久ニ記念シ・・・


これらの例文を見るに、
明らかに「恐れ多く思う」(尊敬するというニュアンス)で使われていますね。


以上、ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

たしかに恐れおののくという意味もあり、もしくは恐れ多いという意味も含まれているようですね。私のような愚鈍者には到底おもいつきませんでしたが、詳しく説明していただいて大変助かりました。おかげですんなり飲み込めました。貴重な回答本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/01/28 23:44

#1です。

訂正いたします。

「慴(ショウ・チョウ/おそれる)の熟語として「恐慴」はまだ探せませんが、「慴懼(ショウク)」という熟語で「おそれる/おびえる」とありますから、「恐慴感激」という表現はありうるように思われました。
「慴・懾(ショウ)はおそれてちぢみあがる。懼は疑いおそれる」とあります。(「角川漢和中辞典」)

失礼いたしました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。わざわざ訂正していただいて本当にありがとうございました。そのお心使いだけでも十分です。内心回答が付くのか大変不安でしたが、これだけの方が回答してくださって本当に助かりました。貴重な回答本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/01/28 23:47

恐懼(きょうく):大いに恐れ入る。

「恐懼感激」「恐懼再拝」などの形で手紙文の末尾に書く(「岩波 漢語辞典」)

この、りっしんべんに目が二つその下にスイ(ふるとり)が付く「懼」(ク、グ/おそれる)という字も、今では「惧」という俗字の方が馴染まれているかもしれません。危懼(キグ・キク)→危惧(キグ)。
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