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1か月の間、大学受験のため短期集中で小論文の特訓をしたいのですが、どのようなサービスが適しているのか教えてください。

web上のサービスでは3日前後で添削を受けられるものがあり、短期集中という点ではいいのですが、添削の質についてはどうなのでしょうか。また、評判の良いところがあれば教えていただけますか。

理想は予備校・塾でのマンツーマン形式の指導ですが、京阪地区で今から一か月短期集中で受講できるところはありますか。

A 回答 (1件)

質問者が知りたいと考えているサービス自体を知っているわけではありませんが、私なりに回答させてください。


学習というものは、独学より他人から習う方が効率的であることは言うまでもありません。しかし問題点は、「よい教師にあたらなければ意味がない」ことです。特に作文はそうです。そして、今からよい教師に出会う偶然に頼るのは、あまりに危険です。
そこで、大学受験用ではないのですが、作文能力を身につけるのに格好のテキストを紹介します。
●中村一樹著「1週間で受かる!公務員合格作文」(三修社刊)
これは、タイトルどおり、公務員試験受験生のための作文テキストなので、テーマは、作文の定番ものと、タイムリー(時事的)なものから構成されています。
128ページ程度の薄い本で、作文テーマも決して多くはありませんが、だからこそ、短期決戦には有効な本だと確信しています。
この本には、「どんなテーマが出題されても必ず書ける黄金律(ゴールデンパターン)」というものが伝授されています。そして、出題に対する回答例は、この黄金律を立証する形で、まさに「ゴールデンパターン」にのっとって書かれています。字数制限は800字前後です。
まず、これを徹底的に読み込むことをおすすめします。その上で、質問者の受験する大学の字数制限が、たとえば600字なら、模範解答を600字に減らす訓練をしてみてください。それが簡単にできるようになれば、小論文での合格点はほぼ確実だと思います。

小論文の訓練は、たくさん書いたから上手になるというものではありません。むしろ、1問にじっくり時間をかけて、納得のいく文章が書けるまでやってみることの方が、力になります。

実は、私自身が経験した田舎の高校入試では、英語・数学各100点、国語80点、作文20点という配点の試験でした。問題の作文は、字数制限600字、制限時間40分。今思えば、公立高校の割には、国語能力を非常に重視した試験形式だったと痛感します。
私は当初、どうがんばっても、12~13点しか取れませんでした。そこで、小学校時代の恩師である国語の先生に相談し、添削をしてもらう機会を得ました。トータルで3回3問だったと思います。その直後から、作文で20点中18点を下ることはなくなりました。しばしば満点でした。
そこで身につけた作文能力は、高校・大学受験でも変わらず有効であったことはもちろん、大学の試験、大学院の修士論文でも威力を発揮してくれましたし、その後、言葉を扱う職業に就きましたが、文章を書くこと(構成すること)に困ったことはありません。むしろ、それがいまだに武器となっています。
自画自賛のようですが、その私が、上記の書籍を推薦します。もちろん、大学受験に特化したよりよいテキストをご存知なら、それをやればよいと思います。でもそうでないなら、上記書籍に賭けてみる価値は十分にあります。

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ちなみに、この場で私から伝えられるノウハウを書いておきます。参考にしてください。

(1)タイトルは作文の命

もし、小論文にタイトルをつけるような形式であれば、タイトルで勝負が半分決まると思ってください。
タイトリングのポイントは、「シンプル・イズ・ベスト」──気取ったり、奇をてらったタイトルはタブーです。自分のいいたいことをずばりひと言で言い表す。そうすることで、読み手(採点者)は、受験者が言いたいことをわかった上で読み進めることができます。そうなると、よほどその後の展開がおかしなものでない限り、大きな減点はしにくくなるのです。
仮に、タイトルをつけるタイプでない小論文の場合は、冒頭の言葉に、タイトルに相当する文章を持ってくるとよいでしょう。

(2)結→起→承→結で書く

よく、「作文には起承転結が大事だ」と言いますよね。確かにそのとおりです。
しかし、受験における小論文では、時間と字数に制限があります。ましてや、文章を書き慣れた人、書くのが得意な人はともかく、多くの人は文章を書くのが苦手です。そうした人が制限時間内に制限字数を守って、「起承転結」を展開することには、相当の困難を伴います。
したがって、受験では、最初に「結論」を持ってくるべきです。その上で、その結論の端緒となる導入部分(つまり「起」)を書き、その話の内容を膨らませ(つまり「承」)、最後にもう一度結論(「結」)を書く。
これで精一杯だと思います。
「転」が抜けている──と思うかもしれませんが、せいぜい1000字以内の小論文(作文)では、話を「転回」するのはあまりにリスキーです。字数が足りなくなる、あるいは時間切れになる危険があります。
もともと、「起承転結」の簡易バージョンは、「起承結」です。私は、これの冒頭に「結」を足して、「結起承結」にするのが、もっとも採点者に意図が伝わりやすく、話がぶれる危険も少なく、制限時間内・制限字数内に収めるベストの方法だと思っています。
参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

紹介いただいた書籍をみました。テーマに主要な時事問題がそれなりに揃っていて、私の受ける学部の小論文テーマでも例示に使えそうです。また、小論文の解答形式をパターン化して紹介していることにも惹かれ、一度読んでみようと思っています。

「小論文の訓練は数よりも質を重視すべきだ」
時間をかけて納得のできるものを書く一方で、時間制限内に文章をうまくまとめる練習を並行すべきか、と思っていますが、それはほとんど経験のない私の経験則なのです。

私のためにハウツーまで書いてくださり、ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/02 15:26

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