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寝たきりの子どもの体重が増えて、その身体を車椅子から自動車(とその逆)に移動するのが次第に難しくなってきました。そのため、ミニバンで「車いす仕様車(スロープタイプ)かサイドリフトアップシート車(脱着タイプ)の購入を考えています。特に後者(サイドリフトアップシート車)の方を希望しています。どなたか実際に使われた方の感想(使い勝手、メリット、デメリットなど)をお聞かせ頂けないでしょうか?

A 回答 (3件)

失礼しました。


先の回答No.2について写真の添付を忘れておりました。
「車椅子仕様車とサイドリフトアップシート車」の回答画像3
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詳しい事情が分からないまま、失礼しました。


「寝たきり」「その身体を車椅子から自動車(とその逆)に移動するのが次第に難しくなってきました。」から、今は抱き上げて車への乗降を行っておられ苦労なさっていると受け止めての回答でした。
よって回答も添付の写真の(1)と(2)との比較としてお話しさせていただきましたが、ご希望はちょっと違ったようですね?

ただ結論から言いまして、最初のご質問にある「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」はお勧めできません。というか横から車いすごとリフトアップとなりますと、あまり普及していず自ずと購入選定する際の車種も限定されるのをはじめ、介助者にとっても対象者であるお子様にとってもあまり使い勝手や乗った後の居住性としても空間が制限されたりで、特に寝たきりの方であればなおのことです。
ここは割り切ってスロープであろうがリフトであろうが「後方からの乗降」としてアドバイスさせていただきます。
写真(2)と(3)とで説明します。
(写真は特にメーカーとしてお勧めするわけではなく、例としてNISSANで統一しました。)

「寝たきり」とのことですので乗降車も車いすのままとして移乗の機会を減らすことを前提とすれば、乗車中もご本人も楽に、かつ身体が倒れるなどの危険もないようにリクライニングで過ごすと考えると、それなりに車内空間の広いものをお求めになった方がいいかとは思いますが、得てして「広い」車ほど車高(乗せるべき床面の高さ)も高くなりがちです。
その高い位置まで乗降を介助する場合、スロープですと斜面といえども特にスロープを押し上げる際に押す方の体力が必要となります。
お探しいただくとスロープを上がる手前の段階でワーヤーフックを車いすに引っかけ電動でそれを巻き上げつつ動力で引き上げてくれるものもあります。もちろん車高の高いものほど、角度を適正に確保するためにスロープの長さも必要であり、乗降車の際に車後方にそれなりにスロープの延びるだけの空間の確保が必要になります。

反面、(3)のリフトアップの場合は、平らなリフト台座に車いすを乗り上げれば、あとは電動で水平なまま持ち上げてはくれますが、平らで楽な分、介助操作する方がスロープのように常に車いすを保持し続ける必要もなく機械任せでいられるために、台座に乗り上げたあとも車いすのブレーキをしっかりかけるなど基本的な注意事項を守らないがために、高い位置で車いすが動き出して転落するなどの「うっかり事故」を招きやすいともいえます。

まあ、いずれも一番力を要する場面を動力に頼る意味では、正しく使わないと事故やケガの元になりかねないという部分では共通しますが。
写真でもおわかりいただけますか、リフト車の場合、そのリフトの台座サイズに自ずと規格となる長さがあります。
車いすについてすでにお持ちの、あるいはこれから新たに交換するのであればその各キャスターを結ぶ四角形のサイズがリフトの台座面に収まらねば話になりません。ぎりぎりサイズでは脱輪、転落の可能性も高まることとなります。
そういったリフト自体のサイズも含め、乗降の際に上半身を普通に起こしたままだと車の乗り口の上のフレームに頭をぶつけやすかったり、あるいは乗った後に車内でリクライニングさせようと思ったら背もたれを倒すだけの余裕が後方空間になかった、等いろいろ不都合もあるかと思いますので、ご予算の関係もあるかとは思いますが高さ、広さともに十分確保できるものをお選びいただければと思います。

コンパクトなものほど、小回りがきき運転しやすい以外は、意外と不便で特にお子様にとっては何につけても窮屈な思いを強いることになりかねません。
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この回答へのお礼

 再びのご教示ありがとうございました。今回も、「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」の是非、「後方からの乗降」するタイプの詳細について、大変な分量でお教え頂き感謝申し上げます。今まで、自分で考えていた際には思い付かなかったことを沢山ご指摘いただき、とても参考になりました。購入は今すぐというわけではなく、まだ少し余裕がありますので、アドバイス頂いたことを考慮に入れて、あらためてじっくり検討したいと思います。

お礼日時:2009/03/25 22:07

お子様が寝たきりとのことですので、それを前提にお話しさせていただきます。


今現在は座っている車いす、もしくは車のシートから上半身を起こし、抱きかかえるように立ち上がらせてお尻を上げ、位置をひねって移動先に腰を下ろさせる、といった手順かと思いますが、お子様の体重が増えそれもままならなくなってのご相談ですよね?
お子様はまだまだ成長し体重が増えていくのかと思いますし、失礼ながらそれを介助するお母様も日々歳を重ね衰えていくばかりかと思います。車一台購入するわけですので少なくともこの先五年は見越した対応として考えていかねばならないかと思います。

リフトアップシートはシート自体が車体脇にせり出し降りてくる仕様ですので、今の固定した車内のシートにお子様の身体を差し入れるような方法よりは遙かに楽になるかとは思いますが、いずれにしても抱き上げ座り直させるといった面ではその移乗動作はついて回ります。

反面、スロープタイプはご存じのように車いすごと車内に乗り込むわけですので、移乗動作の機会自体が減るわけです。それだけでもお母様の負担の軽減としては大きな差かと思います。

そこまではご理解いただいた上で、細かな違い、ご質問のメリット、デメリットですが。

気になるのはお子様の「寝たきり」という状況です。車いすであれ車のシートであれ、背もたれに身を預けたままにせよ上半身を起こし「座位」をたもつ機能はあるのでしょうか?多少の角度をつけ背もたれを斜めに倒しもたれる形となりながらも、ぐったり全面的におっかかり姿勢の維持がとれないとしたら横方向はもちろん前方向に何かの拍子に倒れ込むという心配はないのでしょうか?
手で手すりにつかまり、あるいは多少の後方への踏ん張りがとれることで座位姿勢を倒れることなく自力で保てるのであればまだいいのですが、車は動くものでして、ブレーキの際など前方への思わぬ前方への力が加わります。車いすでも車のシートでも通常の状態に背もたれを起こして座り続けることがかえって危険であり、背もたれをリクライニング状態である程度は倒しておかないと姿勢の保持が自力では難しいというのであれば、サイドリフトアップシート自体が背もたれを倒したままでは動作せず車体に背もたれがぶつかってしまいますし、走行中も危険です。

その点、スロープタイプは車種やサイズにもよりますが、自ずと車いすもリクライニングで倒したままでも車いすさえ収まればそのまま乗り降りさせられるわけですし、車内でも背もたれを倒したままで身体が倒れ込む心配もないままに乗車していられます。

お母様自身が一番身にしみておられるかと思いますが、転倒・転落に限らず、あちこち手や足をぶつけ打ち身や擦り傷を与えてしまったなども含めて、狭い空間での移乗動作そのものが思わぬ事故やケガが起きる危険な場面であることはぬぐい去れません。
狭い空間への出入りだからこそ、移乗動作が省かれるに越したことはないのです。お母様にとってもお子様にとっても。

次に、乗車後の身体の固定です。
リフトアップは車のシートに腰掛けるわけですので、乗車後は普通にシートベルトで身体を支えるだけですみますが、スロープタイプは車いすそのものの車体への固定が手間取ります。車いすを車内に装備の固定装置でしっかり締め付け固定した上で、しーとべるとで身体も支えてあげねばならず、これは降りる際の固定の解除についても同様です。

ただ、このスロープタイプのそれぞれの固定はある意味手先の作業ですので、リフトアップのような身体そのものを移乗のたびに抱きかかえ持ち上げるというお母様の体力的負担に比べれば、無理や負担もなく多少手間が増える程度のものかと思います。

通院、通学の送迎など、比較的短時間の乗車が主であれば、乗車中の座り心地としてもそのまま車いすでも問題はないでしょうが、新車を購入した暁には旅行など遠出もお考えであるのであれば、車いす自体もソファータイプのクッション性の良いシートを搭載のものに変更する配慮も必要かも知れません。長時間の寝心地が大きく違ってきます。

車いす自体の交換も含めてお考えいただけるのであれば、自力での姿勢の保持やずり落ちてきそうなときに踏ん張って身体をずり上げるような修正能力がない状態であるならば、お母様の負担も考え「スロープタイプ」をお勧めします。

あ、リフトアップの場合、お子様をシートに座らせリフトアップしたあと、別に空いた車いすを車に積み卸しする手間もついて回りますよ?
車いすはお母様でも持ち上げ積載できる程度の軽量のものでしょうか?
スロープタイプならば、お子様の体重も車いすの重量も比較的問題とはなりませんね?
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この回答へのお礼

とても丁寧な回答ありがとうございました。よく分かり大変参考になりました。以下、私の質問の不足部分を補いながら、お尋ね頂いたことにお答えいたします。子どもは寝たきりで、両上下肢とも不自由です。重度心身障害児(者)棟のある病院に入院していて毎週末に帰省しています。その際、夫婦二人で抱えて、病院でのベッドから車いす、車いすからミニバンのセカンドシート、車から(片道1時間の)自宅のベッドへの移送(帰りはその逆)ということを繰り返しています。車の座席では子どもの横にどちらかの親が寄り添っています。そうでないと、ご指摘のように、長くは同じ姿勢を保っていることができずに横に倒れます。上手に座らせておくと、1時間程度の走行では、左右どちらかに多少傾いたにしても倒れないで座り続けることができるときもあります。
 夫婦二人でであっても持ち上げるのが大変になってきたので、その回数を減らす目的で、座席がそのまま車いすとして使え、車いす(座席)ごとリフトアップして車内のセカンドシートに納まるミニバンがあると聞いたので、そういう「リフトアップ車」の使い勝手についてお尋ねしたつもりだったのですが、読み返してみるとその点が欠落していました。大変失礼しました。この方法だと、片道で、ベッドから車いすへの移動と車いすからベッドへの移動だけになり、自動車から車いすへの移動(帰りはその逆)部分だけでも回数が減り、その分親の身体の負担が軽減されるのではないか、と考えたわけです。
 ご回答頂いて、特に、スロープタイプのメリット、デメリットが大変よく分かりました。また、「車いす自体もソファータイプのクッション性の良いシートを搭載のものに変更」するという考えは自分では思い付かなかったことでした。大変ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/24 23:07

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