初マラソンで好成績？

Question

最近、スポーツニュースを見ていると
「○○選手は初マラソンで上位入賞」
という言葉をよく聞きます。

そこで、単純な疑問なのですが、
初マラソンにも関わらず好成績を残すというのは
他の今までのマラソン選手がだらしないということには
ならないのでしょうか？

おそらく他の陸上競技で優秀だったからマラソンに
転向してくるのでしょうが、
初マラソンの奴に上位をかっさらわれるのは
どうなのかなぁと思ってしまいます。

マンガなんかでしか知りませんが、
レース中の駆け引きだとか作戦で
新人を困惑させるようなことはないのでしょうか？

それとも最初からあまり陸上選手として
才能のない人がマラソンという競技を選ぶのでしょうか？
結果、才能豊かな選手が転向してくると
上位をかっさらわれるという状況なのでしょうか。

陸上経験者でなく、私同様素人の方からも
意見をいただきたいです。

ryuken_dec · Accepted Answer

＞やっぱりマラソンといえど
＞他種目のエース級がくるとかなわないんですかねぇ。

【他種目】と言われていますが、走るだけですから、それ程差がありません。

ウサイン・ボルトは100mも強いですが、その倍の距離の200mも強い。
マイケル・ジョンソンは200mも強いが、その倍の距離の400mも強い。
ティルネシュ・ディババは5000mも強いが、その倍の距離の400mも強い。
(アイススケートですが)神野 由佳選手は500mでも1000mでも1500mでも強かった。
400mと400mハードルなんて兼用の選手もたくさんいます。

400mと10000m位の距離の違いなら全く別ですが、多少の距離の差はそれ程違いは無いということです。


＞常に今は他種目やってるけど才能のある選手が
＞移ってくるのにおびえてる状況なのだろうか。

野球やビリヤードやラグビーや柔道で才能のある選手なんて全く脅威ではありません。
上にも書きましたが陸上の長距離は似たようなものなのです。これは陸上長距離の他種目にもいえます。今でこそマラソンばかりやっている野口みずきが他種目(ハーフマラソンや10000m)にくれば、十分脅威ですよ。



＞はじめからマラソンやってて、
＞生粋のマラソン選手で強い人っていないのだろうか…

まずいません。
中学・高校ではマラソンは無く、長距離でも１万メートルや駅伝です。陸上部が強い大学に行ってもマラソンはありません。箱根駅伝のように駅伝がメインです。または１万メートルです。ハーフマラソンさえありません。近年では伊達、今井、上野、竹澤、佐藤等の将来のマラソンスーパーエース候補がいますが、彼らはマラソンを走っていません。あの将来のオリンピックの金メダル候補のモグスやダニエルでさえマラソンはやっていません。
前オリンピック金メダリストのワンジルも5000m、10000m、ハーフマラソン等で輝かしい実績を残していながら、2006年12月がようやく初マラソンです。

このように日本ではそもそも若い時代にはでかい目標としてマラソンがありません。学校の宣伝活動としては駅伝です。(その頂点が箱根駅伝）
実業団になっても基本は駅伝がメインですので、マラソンはそう簡単に走らせてもらえません。ですから、どんなに将来にマラソン界のエースになる人材でも大学時代までは5000mや10000mのエースになってしまいます。
日本の陸上の構成が、学校や企業の宣伝活動となっているので、マラソンは後回しになります。
つまり、日本を代表する若手長距離ランナーは、マラソンでトップクラスの能力があり、長距離の練習もしているにもかかわらず、学校や企業の都合でマラソンの大会に出ていないだけです。


＞大会でたら初マラソンのやつを潰してやろうという
＞ベテランがいてもいいと思うのですが。

気持ちの上ではそうでしょう。ただ、気持ちでは勝てません。ベテラン勢は200mから100m走に参入してきたボルトを倒したかったでしょうが、倒せませんでした。「マラソンは駆け引き」とかいう言葉もありますが、やはり能力差が大きいです。
もちろん、ただベテランなだけでなく、本当に強いベテランランナーなら能力が違いますから初マラソンの相手を潰します。

ryuken_dec · Answer

こういうケースは大体は練習で走っているんです。


１万メートルやハーフマラソンでは日本を代表するトップクラスの実績を残している選手がマラソン転向を目指して数ヶ月間みっちり30km走とかフルマラソンの距離とかを連日走ってトレーニングしてきます。


日本女子史上最高のマラソン選手とも言える野口みずき選手も初マラソンに備えて入念な準備をしてきました。
1999年から世界ハーフマラソンでも銀メダルというハーフマラソンの女王として君臨していました。そんな彼女は普段のトレーニングから長距離を走っていたのですが、さらに初マラソンに備えてスピードトレーニングやスタミナトレーニングを1年以上行ってきました。その結果の初マラソンでの名古屋国際女子マラソン優勝です。
野口選手は月に1000km以上のトレーニングをやってます。仮に5-6日走って1日休むで月に25日走ったとすると1日平均で40kmです。50km走なんてやったりもしているようです。


２位に終わりましたが、赤羽 有紀子選手は2009年1月に初マラソンとして大阪国際女子マラソンを走りました。
彼女は1999年にユニバーシアードでハーフマラソンに出場しています。その後も10000mで国際A標準を超えたり、千葉駅伝でオリンピック２大会連続銀メダリストのヌデレバに勝ったり、ハーフマラソンであの野口みずき選手の記録を更新してみたり、ととてつもない活躍をいています。
そんな赤羽選手が長距離のトレーニングを準備万端でやってくれば、普通のベテランマラソンランナーなど太刀打ちできません。本番レースこそ走っていませんが、トレーニングの時点でフルマラソンで2時間半を余裕で切れる程度まで磨いてから出場してきます。



このように初マラソンで上位に入った選手たちは「初マラソン」なんて言いますが、あくまで正式な大会として初というだけです。


ゴルフで言えば、今まで大会には出ていなかっただけで、すでに○アンダーで回る実力がある選手が大会に出てきたようなものです。

nb1978 · Answer

やっぱりこういう偉業の裏には俺なんかが「失礼いたしましたっ！！」て土下座しなきゃならないようなドラマがあるわけだね

ADATARA · Answer

こんにちは！
マラソンびとです。
たぶん，名古屋国際で優勝した資生堂の藤永佳子選手のことですね。

この選手は高校生のときに５，０００ｍの世界陸上の日本代表になり「２１世紀の大器」と言われた選手です。ところが，たび重なる足の怪我に悩まされ，駅伝等の比較的短いレースで走らざるを得ませんでした。しかし，資生堂の練習では，３０キロ走や４０キロ走をしており，その走りから，４２.１９５ｋｍというフルへの適性を見抜いた人がいました。それは，資生堂長距離陸上部の弘山監督です。
　弘山監督のフルへの指導が始まり，足の怪我をしないよう筋力トレーニングにも力を入れ，身長１７０ｃｍ，体重５５ｋｇの現在の身体になりました。１年以上のフルへの練習を積んでから，２００８年１月の大阪国際のフルに参加する予定でしたが，足に不安が生じて回避し，今年１月の大阪国際のフルを見送って，今回の名古屋国際に標準を合わせていました。
　レースは，途中２回も先頭集団から離されたところを，粘っていずれも追いつき，３７キロ過ぎでようやく先頭に立ってそのままゴールしましたが，展開も冴えないもので，タイムも２時間２８分台と平凡なタイムです。
　しかし，２１世紀の大器がようやくフルに出られるようになった訳で今後が楽しみです。
　その辺の新人がたまたま参加したレースで勝ったのとは違って，もともとフルへの適性（素質）のある選手が長期間練習し，万全の体制で今回のレースに臨み，その結果，平凡なタイムで内容もよくありませんが，なんとか勝ったということです。
　誉めるべきは，選手の素質を見抜いた，弘山監督です。Qちゃんを金メダリストに育てた小出監督みたいに凄いです。
　他の選手がだらしないということはありません。このレースは代表権がかかっている大事なレースですから有力選手は必死です。
　才能がありながら怪我に泣いていた藤永選手を筋力トレーニングで鍛えるととも体重を軽くし，筋肉はあるけれど，体重が軽い状態にしたうえで，フルの練習も何年も継続して（４０キロ走の練習は１００回以上しているハズですし，６０～７０キロ走もしていると思います），万全の体制で臨んだわけで，２７歳と言う遅咲きの新人です。

nb1978 · Answer

あぁ、初マラソン・ウィナーが出たんですね。藤永佳子さんですか…

これはね、ふがいないといって良いよね。だれかが一位だけは渡さないとばかりに血反吐吐きながらでも抑えないとドラマじゃない…とかまぁ、いろんな人が見てるサイトだし完全本気で言ってると思われてもなんだけど

競技者のかたのご意見もお聞きしてみたいところですね。

zephyr510 · Answer

確かに初マラソンで優勝っていうのを聞いたときは僕も驚きましたね。
でもそういう選手は当然ハーフマラソンや10000メートルで記録を残してきている選手達なのでマラソン以上のスピードは当然持ってますよね。
初マラソンなので若干オーバーペースで走ってしまい、限界を超えるんだけど気合で乗り切って結局優勝！みたいな感じじゃないですかね～。
完全に素人意見ですが、知らないからこそ出切る事ってあると思います。
だって辛いって分かってたら体が拒否反応起こしそうですから・・・。

nb1978 · Answer

確かに妙なことかも知れないね…

他の競技だったら初出場で入賞なんて＊年に一度の天才って話ですよね。


だが、また他の競技で10位とか十何位だかまで「上位」としてわざわざ発表するものがあるだろうか。
何千人も出場したりするから「上位」あつかいの枠が大きいのだけど、
どっちみち上位を狙える人間というのは、一流陸上選手という限られた人種だけ。
ほかどうでもいいのが何千人居ようと、いないのも同じ。

たとえば団体競技のトーナメントなんかだったら、実質８位でも＊回戦負けってことで「早々に消えましたね」扱いだったり。


転向してくる時点で、転向する動機をもつだけの「一流陸上選手」であるのは間違いない。
で、それが一人だけと限ったわけでもない。
少なくとも全員、いくらなんでも50位くらいには入らないとおかしい実力なのはわかってる「新人」が10人くらい出場して、
その中の一人でもひとケタ内に引っかかったら
「初マラソンで上位入賞！」って声が聞こえてくるわけ。

そう考えてみると、そんなにおかしいことはなんにもないことになってくる…



ベテランならではの「かけひき」みたいなのがものをいうのは、
僅差の一位二位のどっちになるか、というものすごく微妙な領域の話でしょう。

かけひきの結果が３秒の差を生んだとして、それが優勝とそれ以外というものすごい価値の違いになる（優勝者をオリンピック代表に決定、みたいな場合なんかはとくに）


ベテランがふがいないと言えるのは、初マラソン選手が一人で優勝かっさらっていったとか、一位から五位まで初マラソン勢の独占だったとか、そういう場合ですね。でもそんなのはさすがに、あんまり聞いた覚えない。


素人の考察としてはこんなところで如何でしょうか？

初マラソンで好成績？

＞やっぱりマラソンといえど

こういうケースは大体は練習で走っているんです。

やっぱりこういう偉業の裏には俺なんかが「失礼いたしましたっ！！」て土下座しなきゃならないようなドラマがあるわけだね

こんにちは！

あぁ、初マラソン・ウィナーが出たんですね。

確かに初マラソンで優勝っていうのを聞いたときは僕も驚きましたね。

確かに妙なことかも知れないね…

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