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簿外資産を資産計上する場合の仕訳を教えてください。
例 土地 
  取得価額  1,000,000円
  現在の価額  200,000円
  この場合はどのような仕訳になりますか?

  土地 200,000円/?
  減損 800,000円 

A 回答 (1件)

 gttyさん こんばんは



 簿外資産を計上する場合とは、事業主が持っている資産のうち今まで事業には一切使ってない資産を事業に使う場合と言う事で宜しいのでしょうか???と言う事で説明しますね。

 資産と言っても二種類あって、たとえば自動車や各種機械類等取得してからの年数で価値が下がってしまう物と土地や土地に付随して存在する権利(例えば賃借権・地上権等)等の二種類に分類されます。前者の場合は減価償却対象で、後者の場合は減価償却しません。

 減価償却対象資産で有って実際に事業主が購入してから数年経った物を事業に使い出した場合は「中古資産」としての処理をします。まず帳簿上の初めて載せる資産額は、一般的な税務処理と同様な方法で計算された資産額です。そのあとの減価償却については「中古資産の減価償却方法」に従って計算します。

 土地等減価償却対象外の資産の場合は、何年使おうが資産価値は下がりません。したがって土地等の資産額は現在の時価の土地の値段ではなくて、取得時の価値(つまり取得時の購入額)です。これは税務上の考え方です。たとえば100円で購入した消しゴムは、簿記の考え方では未使用の場合は100円の価値が有ると考えますよね。同じ消しゴムが80円と言う販売価格が下がったとしても、購入時が100円だったら未使用の消しゴムは100円の価値と判断するのと同じです。

 ですから今回の土地については、購入時1,000,000円なら、帳簿上に載せる資産価値は1,000,000円になります。

 以上何かの参考になれば幸いです。
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