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 現在、メンタル的な問題で休職しているものです。現在、出版社から話がありまして、もしかしたら本を出すことができるかもしれません。
傷病手当受給中に、本を出版して印税収入や、原稿料などの雑収入をいただくことは問題はないでしょうか?たとえばガンの闘病中に本を出版され、印税をもらっている人もいらっしゃるので個人的に問題はないと思いますがいかがでしょうか?専門家の方回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

現在休職中だと言うことで、心よりお見舞い申し上げます。


法律カテゴリなので、法的根拠等に基づいた意見をご希望かと思いますが、
私は法律関係には疎いので、私の回答では参考になりにくいかもしれません。
ただ、経験者として気になったので、回答させてください。

さて、傷病手当受給中とのことですが、
もちろんその間も印税等の収入を受けること自体は可能です。
一般人が書籍を発行した場合の収入は、発行部数にもよりますが、
原稿料+初版分印税で30~40万前後と思われます。
しかし、給与の他に年間20万以上の収入を得ると、
副収入があるとして確定申告が必要となってしまいます。
源泉徴収で税額の変更があるため、そのままですと
勤務先に副収入の存在がわかり、副業をしていることがバレてしまいます。

以上を踏まえて、個人的な見解を申し上げますが、
ガンなどの場合、ガンの治療をしなければ生命の危機に瀕しますので、
休職して治療を優先させ、合間に闘病記を執筆し出版することは、
「比較的」ですが、副業として認められやすいと思います。
しかし、精神的な疾患の場合は「勤務できない精神状態である」
との前提で休職しているわけですから、
その間に副収入を得てしまうと、会社側に「働ける状態なのに休業している」と認識され、
最悪の場合、傷病手当の延長が認定されない恐れがあります。
(診断根拠となる検査データが揃えられる身体的疾患と異なり、
精神的疾患は就業の有無を判断する客観的データが少ないですからね・・・。)
いずれにせよ、傷病手当金受給の認定基準や、会社側の理解、就業規則等によって、
見解・対応に大きな違いが出てくると思います。
もちろん、副業を強く禁止している職場など、会社によっては
前者後者共に傷病手当を打ち切る可能性もありますし、
理解のある会社なら、どちらも副業OKと言うかもしれません。

もし、会社側に正々堂々と副業を認めてもらいたい場合は、
傷病手当の認定基準や就業規則を見直したり、
会社との関係を良好に保つなどの配慮が必要だと思います。

副収入を隠したい場合は、
●本を出版する時の名義を、収入があっても構わない他人
(家族や配偶者、友人など)にし、振込み先もその名義に行う。
確定申告もその名義の方が行う。
(契約前に出版社側に事情を説明すれば可能です。特に家族なら二つ返事です)
●自分の収入とする場合は、確定申告時に先に副収入分の
所得税・住民税等の納付手続きをしておく。
(詳しくはお近くの法務局などへ)
以上の方法が考えられます。
前者は副収入をほぼ確実に隠せますが、
後者は手続きの間違いなどで、副収入が発覚することがあります。
余談ですが後者は、このような臨時収入なら問題ないと思いますが、
アルバイトなど給与形態をとっていると使えない方法です。

本来ならば、正々堂々と副業を報告できればよいのですが、
昨今の不況で会社の経営状態が悪化し、社員の給与が1割カット
されるという話をよく耳にする状況下では、
副業を公にしない方が無難ではないかと思います。

以上長くなりましたが、個人的な見解で回答させていただきました。
もしかしたら、法的な部分で事実と異なることがあるかもしれませんので、
詳しくは専門機関等へお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
出版間際は本当に忙しくなるかと思いますが、心身共にご自愛下さい。
病が一日も早く回復され、加えて無事に出版されることを、心より願っています。
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この回答へのお礼

sanook様>ご丁寧な回答ありがとうございます。年間20万以上を超えると確定申告が必要になるんですね。傷病手当が打ち切られるのは困るので、なんとか副業が会社にばれないようにしたいと思っております。法律の専門機関に問い合わせて対応策を考えたいと思います。とてもご丁寧な回答をいただき助かりました。病気の回復とともに、早く出版にこぎつけられるように努めます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/21 21:18

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