いちばん失敗した人決定戦

全国規模で子供の進学校を検討している者です。
先ほど、愛光学園という中高一貫学校の入学試験概要を見ていました。

そこで、どうもこの学校は「愛媛県内かつ専願の男子」「愛媛県外または併願の男子」「女子」という3通りに分類して定員を割り振り、合格者を決めているようです。
2009年の合格点はそれぞれ、400点中、258、267、263点ということでした。

ここで思ったんですが、なんでこの学校は県内、県外、という奇妙なラインで合格点を変えているのでしょうか。他にもこのような学校があるのでしょうか。ふつうは専願、併願で決めるものではないのでしょうか。

また、なんといっても疑問なのが、女子の合格点が県内男子より5点も高い点です。この学校には女子寮がないので、女子は実質県内生ということになります。いくら割り振りの上だからといって、男子と女子で合格点が違うというのは、少し乱暴に言葉を用いさせてもらうと、「法の下の平等」という観点から考えてもおかしいと思います。それなら県内男子と女子を統一した合格点を設定すればいいのに、と思ってしまいます。みなさんはこの点についてどう思いますか。意見をください。お願いします。

A 回答 (5件)

その学校の卒業生です。


僕が受けた頃は専願、併願でした。
ですが、高校三年生の時に、公表されている基準とは全く違う方法で採点をしているということが発覚し、地方新聞では比較的大きめに書かれるぐらいの大問題となりました。
(OBの子供の場合合格点の面で優遇されていた、すべての合格点が公表されているものよりも実際は20点ほど低かった、専願・併願ではなく県内・県外で合格点がつけられていた など。内部告発だったようです。)
その頃の担任がおっしゃってたんですが、関東や関西圏の進学校とは違い、地方の進学校ですか県外からの入学生がどうしても多くなってしまうんです。県からいくらが援助金をもらってるようで、それに報いるためにもある程度の県内生の確保が必要だったようです。

今の複雑な合格基準は、不正を正し、県外県内の比率をうまく調整し、ということを模索した結果なようです。(実際、問題がおきてからは2、3年模索期間があったようです)

女子についてはしょうがないと思います。あの学校、元男子校で、そのプライドがありますから、どうしても女子の数は引き下げざるをえないんです。ただ、女子への環境はそれなりにそろってましたから、法の下の平等、という言葉を使われれば、負ける面はあるかもわかりません。

察するに、娘さんの進学のことをお考えだと思いますが、卒業生として、愛光はお勧めできません。知ってのとおり、人数比そのものから元男子校の流れを引き継いでいますから、やはりあそこは「男子高」なんです。愛光の場合、3年間ではなく、6年間というロングスパンで学校生活を送ることになりますから、女子の数がもっと多い別の学校を個人的にはお勧めします。
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この回答へのお礼

さすが、卒業生というべきか、一般論にはとどまらないご意見、大変参考になりました。
はい。お察しのとおり、今悩んでいるのは娘の進学先です。
人数比を見る限りでは、少し戸惑うところ少しありました。
ですが、実際に卒業生がおっしゃられるんですから、娘を愛光に入れさせるのは取りやめる方向で考えていこうと思います。
ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2009/04/24 14:53

私立ですから学校の裁量で自由にできます。


他校でもこのような合否判定を内々でしている所もあると聞き及びます。

>女子の合格点が県内男子より5点も高い点です。
年毎に合格点は上下しますが、女子の入学希望者が男子より多ければ合格点が高くなることは当たり前ではないでしょうか。
男子と女子とそれぞれ定員を決めているわけですから当然ですね。
「法の下の平等」を持ち出すのは見当違いです。

>「愛媛県内かつ専願の男子」「愛媛県外または併願の男子」「女子」という3通りに分類して定員を割り振り
>県内男子と女子を統一した合格点を設定すればいいのに、と思ってしまいます。

元々男子校であったのはご存知ですよね?
しかも県内入学者より県外入学者が多かったのです。
私学の運営には多額の資金が必要ですし、また設備の更新や変更などにも父兄やOBの強力も不可欠です。
しかし、県外入学者比率が高かったために学校の行事などに積極的に協力してくれる父兄OBがあまりにも少なく、県内の一部卒業生に負担がかかる結果になっていました。
世は少子化も進んでいますし、これからも学校存続のために多少進学率が落ちても学校を将来的にサポートしてくれやすい環境にしようと現在のような募集方法にしたのです。
同じ県内に女子校ですが古い歴史を持った学校があります。
かたくなまでに女子校を守っていますが、これをサポートしているのが県内在住のOGたちです。あなどれない力を持っています。
こういうサポート体制を将来作っていきたい、ということです。
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この回答へのお礼

多種多様なご意見ありがとうございました。
是非、参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/04/24 14:47

構わないと思いますよ。


例えば青学は男子と女子の人気がだいぶ違い、
結果的に男女で偏差値が5以上違います。
男女同数の定員なので偏差値が違ってくるのは自然なことです。
また県外と言うことならば寮生活ですから寮の定員も考えて、
採用観点は別個にしないといけません。それぐらい分かるでしょう?
また女子に関しても元男子校としては一気に増やすのは難しいと
思います。先生の多くは男性でしょうし、それまで
女子生徒を持っていないケースが多い。
体育などの時間の問題、部活動の問題などもある。
徐々に人数を引き上げるにせよ、その過程で女子偏差値が高くなる
ことは仕方ない。

最後にこれを言ったらおしまいですが、少なくとも私立においては
「法の下の平等」は一部制限されます。
公共機関である電車の女性専用車両とは違うんです。
どっちか言うとクレジットカードのゴールドカードのようなもんで、
差別化されることは認められています。
もちろんそれを前面に出して嫌われようとはしないですけど、
親は悪平等を嫌って私立へ進ませるわけですから、平等主義に
訴えかけるのは変ですね。
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補足として、当時の新聞記事を載せておきます。


今思えばなんてひどいことをしていたんだと自分の出身校ながら思います。


愛媛・愛光中が入試で県内受験生を優遇、20年間も

 進学校として知られる松山市の私立愛光中学校(五百木誠也校長)が、入学試験で 愛媛県内の受験生を優遇し、県外受験生より合格最低点を低くしていたことが12日、 わかった。

 受験生らに公表しないまま約20年間続けており、同校は「受験生や保護者に不信感を 与えた」として、来月行われる入試から優遇措置を取りやめることにした。

 同校によると、入試は国語、算数、理科、社会の4科目で400点満点で、今春は男子の 合格最低点を県外生260点、県内生245点と設定した。

 このため、県外生19人が県内生の合格点を超えているのに不合格となった。女子の 場合も合格点に10点差をつけ、県外生3人が不合格となった。

 また、卒業生の子どもの場合は、県外からの受験でも県内生同様に優遇していた という。

 同校は、定員確保のために、ほぼ確実に入学が見込める県内生を優遇してきたと説明。 1985年から続けられていたが、入試説明会などで保護者から優遇措置について 問われても否定し、入試後の合格最低点の公表も偽ってきたという。

 五百木校長は「受験生や保護者に不信感を与えたことは誠に申し訳ない。 今後是正したい」と話している。

(2004/12/12/16:20 読売新聞
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自信はまったくありませんが、思ったことは


「県内のひとは卒業後県内の大学に行き、県内の企業に就職しやすいので、卒業後愛知県の経済に貢献する可能性が大きいのでは」
ってことを学校が考えているのでは?ってことです。

男子と女子の合格者最低点が、女子の方が高い点については、特に問題がないのでは?
公立の学校でも男女比は1:1というわけではないですし、男子校や女子校もあるし、なにしろ受検者の男女比が1:1とは限りません。受験者の数と入学者の数の兼ね合いもあるのではないでしょうか?
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