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電車(普通電車や特急電車【681系や683系など】の乗務員室(運転室や車掌室)には冷暖房がついているのですか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

関東の私鉄従事員です。

乗務員の経験もあります。

旧国鉄、現在のJRではありませんが、構造的には同じであるはずなので、一般論として書き込みますね。

乗務員室の場合、暖房は客室とは別のスイッチで動作します。私の会社の車両は、運転台と車掌室間に、連結した際の通路があるタイプが主でした。旧型は運転台にのみ、暖房が設置されていました。昭和50年代以降の新型は車掌室側にも設置され、旧型は改造されるか、廃車されました。

冷房は集中型クーラーや分散型でも風洞を使って一括で車内に送る集約分散式の場合、乗務員室のその風洞から送られてきます。

完全に個別に吹き出し口がある車両が旧型でありましたが、その車両のみ、乗務員室専用のクーラーが付いていました。ただし、スイッチは客席用と一括でしたが。

クーラーの場合、旧型のATC装置が運転台後部に搭載されている場合などは、場合によって乗務員室用吹き出し口がこのATC等の機器室内にあり、ATC機器などを冷却してから乗務員室に吹き出される構造の車両もあります。こうした車両では、いくら車内が暑いからと冷房を掛けても、乗務員室だけはそれほど涼しくない、乗務員は辛いという状態になることもありました。
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電車に限定するのであれば、ほぼ付いているといっても大丈夫でしょう。



たいていの運転台には、運転台暖房のNFB(ノンヒューズブレーカー)があり、それをONにすることで、運転台の暖房が入ります。暖房の種類はいろいろあり、ヒーターで暖めるもの、エアコンで暖めるものがあります。国鉄型はヒータータイプ、JR型はエアコンタイプが多いように思います。ただしあまり暖まりません。貫通路がある特急などは隙間風がひどいからです。非貫通型の運転台であればマシです。

冷房は客室に備え付けてある冷房装置の冷気を利用するタイプがほとんどです。485系パノラマ型などはスポットクーラーが備え付けられていますが、それ以外は客室用冷房からの風洞によって冷気を送り込みます。ただしあまり冷えません。乗務員室の窓を開けた方が涼しかったりします。113系などは運転台の頭上に扇風機が付いています。

原則として運転士に対する設備のため、運転台周りにその機能が集中しています。ファンヒーターも運転台下から吹き出しますし、冷房ファンも運転台の頭上です。

また客室のように汗だくになったり冷えすぎて寒かったりと言うことはありません。客室に付いている冷暖房装置の余力で暖めたり冷やしたりしているものと考えてもあながち間違いではありません。客室はかなり冷えていても乗務員室は外気温と同じ、というのはままあることです。

JR化後の281系や681系は運転台冷房スイッチがあり、強冷・弱冷・送風が選べるようになっています。ありがたいことです。国鉄型の183系や485系は送風スイッチで、(客室の冷気を送り込む)ファンが回るか回らないかです。


ちなみに客車の車掌室には暖房装置はありますが冷房装置はありません(形式にもよるかもしれませんが)。その暖房もONかOFFかしかありませんので、適温を保つにはスイッチを入れたり切ったりする必要があります。
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