今日の不況下の中、電機、自動車メーカーなどが在庫調整をして減産、発注ストップとなっております。その理由で、在庫調整とよく耳にしますが、どういう意味でしょうか。電機メーカーの倉庫にある在庫を整理する意味でしょうか。それとも市場にある商品のだぼついている事を指すのでしょうか。電機メーカーの倉庫の在庫であれば、各社在庫を抱えないという観点から在庫自体それほど抱えていない(在庫1か月分くらい?)と思うのですが・・・。在庫調整の意味をもう少し分かりやすく説明いただけますか。
また4月以降、生産量が増産(不況前の数量)に戻すなども聞きますが、それは3月決算と何か深いかかわりがあるのですか。それとも在庫がなくなったという意味なのですか。こちらもあわせて教えていただければ幸いです。

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A 回答 (5件)

本流トヨタ方式で田中正知氏がわかりやすく説明してくれています。


以下引用です。

 倒産しかけた会社の立て直しに行った先輩から教えてもらった「犯しやすい過ち」があります。それは、「赤字を恐れ、全社に費用削減の大号令を発するという過ち」だそうです。

 工場では、「費用を減らせ」→「労務費を減らせ」→「現場の工数を減らせ」と短絡思考に走り、見かけの工数低減に奔走します。段取り回数を減らし、工程内運搬の人員を減らすのです。すると工場は大ロットで生産し、運搬するようになります。その結果、仕掛品が溜まっていきます。

 資材調達部門には仕入れ価格の低減が求められます。すると、業者の言いなりになって、大ロットで仕入れてしまいます。その結果、資材倉庫が満タンになっていきます。

 物流部門は、運賃の低減を求められます。すると、物流業者を選び、大型トラックで満車にして運ぶようになります。その結果、完成品倉庫が一杯になっていきます。製造工程が減産に踏み切っても、このようにして在庫は増えていくのです。一方で売上高が減っていくので、キャッシュが回らなくなってしまうのだという話です。

では、要員を減らすのではなく、在庫を減らした場合、キャッシュの流れがどうなるのかを計算してみましょう。

 製造原価「1万円/個」の製品を月に1万台生産している工場があったとします。工場では目一杯の生産をしていたので、欠品にならないように2カ月分の在庫を抱えて生産していました。

 原価のうち、内製加工費(人件費)比率は15%なので、1個につき人件費は1500円。月額にすると1500万円の人件費ということになります。一方、材料費は1個につき8500円。月額にすると8500万円の支払いです。

 従って現在の工場内の2カ月分の在庫は金額に直すと「2カ月×8500万円=1億7000万円」です。

 さて来月から、月に1万個から7000個に減産することになりました。それに伴って在庫を減らし、1カ月分以下で回すようにします。そうすると1カ月分の在庫の金額は、「8500円×7000個=約6000万円」です。つまりこの在庫低減で「1億7000万円-6000万円=1億1000万円」のキャッシュが浮いてくるのです。

 3000個減産しますので、製造ラインではその分の人員を製造工程から外し、改善チームを編成し、不況脱出時に備えての改革に取り組ませることにしました。在庫低減で浮いてくる材料費をこの改善チームの財源に充てるとすると、チームは何カ月持ちこたえられるでしょうか。

 改善チームの人件費/月は、3000個の加工費と同じなので、
「3000個×1500円=450万円/月」

 在庫低減で浮いてくるキャッシュは1億1000万円です。
従って、「1億1000万円÷450万円=24.4カ月」

 大変乱暴な計算ではありますが、この例では減産になっても人は解雇せず、工場の在庫を減らすことで、ラインを外れた人員が約2年間は食いつなげられることが分かります。

 このことから不況による減産時に、
(A)経費削減に走るということは「人を減らして在庫を残す道」であり、
(B)在庫削減に走るということは「在庫を減らして人を残す道」であると言えます。

参考URL:http://jbpress.ismedia.jp/category/toyota
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在庫調整とは


http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_politics/w00 …
簡単にいえば,在庫を減らそうとする活動のことです.

不況時に在庫調整する理由は2つあると思います.

(1)旧型製品を在庫としてつみあげないため
ただでさえ商品が売れないのに,流行遅れの商品を在庫として持っておくのはかなりヤバイ状況ですね.例えば,ユニクロが未だに冬物の衣服の在庫を大量に持っている状況を想像してみればわかると思います.

(2)管理費用の削減
在庫を管理することはその分だけ費用もかかることなのです.在庫が多ければその分だけ費用もかかる.だから減らそうと….一種の経営合理化ですね.


次に企業は本当に在庫を減らしているかについて.鉱工業在庫指数を見る限り減らしてますね.まだ在庫率を見る限り高止まり状況ですが.
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result- …



>各社在庫を抱えないという観点から在庫自体それほど抱えていない
(どの企業がどれくらいの在庫をかかえているのかはわかりません.各業界によるのでは?例えば製品サイクルの長い自動車は3ヶ月程度の在庫,逆に短い携帯電話なんかは1ヶ月程度の在庫って感じ?)



>また4月以降、生産量が増産(不況前の数量)に戻すなども聞きますが、それは3月決算と何か深いかかわりがあるのですか。それとも在庫がなくなったという意味なのですか。

4月以降生産量を戻すというのは企業による生産調整が一段落ついたということでしょう.2009年度は我慢の年でしたからね….2010年度に復活の印象をつけるために各企業4月以降生産量を戻すのでしょう.
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損益計算書から考えて見ます。



(1)前期繰越在庫金額
 収支を計算する場合、前期の在庫の金額です。
(2)仕入れ金額
 商品や、原材料の今期の社外からの仕入れ金額です。
(3)販売金額
 今期の全売上高です。
(4)今期末の在庫金額
 これが問題の、現在ある在庫の金額です。
(5)販売経費
 人件費、光熱費、輸送費、金利ほか(2)以外の今期掛かった支払い及び 支払い予定の全金額です。

 営業利益=(3)+(4)-(1)-(2)-(5)となります。税金は、営業外の収支となります。

 営業利益を増やす為には、(3)+(4)を増やす。又は(1)+(2)+(5)を減らす事です。どの企業も、この両者に努力をします。しかし手持ちの流動資産(現金)は、(4)を増やせば、減ります。そこで手元の現金を増やす為には、(4)を一時的に減らす方法がとられます。手元の現金に余裕があり、しかも注文が見込まれれば、思い切って(4)を増やします。この場合手元の現金は、商品、原材料に変わります。

 赤字の場合は、手元の現金が減少するので、商品を現金に変えるために販売努力と、生産量の調整により、在庫を減らして在庫を現金化ましす。そして、在庫が現在の販売と見合う水準まで下げます。見合う水準以下になれば、在庫の積み増しが必要となります。
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電気製品や自動車などがよくニュースになりますが、どのメーカーもある程度売れることを見通して製品を作り倉庫にストック(在庫)しています。


同じように、卸売店や小売店も「在庫」を抱えています。
これは、なるべく「品切れ」になって新たに生産・入荷するまでの時間的ロスを防ぐためです。
時間的ロスは、そのまま売り上げのロスに繋がりますので。

例えば、ある電気店aに冷蔵庫Aを買いに行ったら品切れと言われメーカーに問い合わせたら入荷に一週間ほど掛かると言われてしまいました。
そこで、別の電気店bに行って見ましたが冷蔵庫Aは同じく品切れ・入荷一週間と言われました。
しかし、そこの電気店bの店員に別のメーカーの冷蔵庫Bなら同じスペックですといって薦められました。
そこで、一週間待つよりもということで冷蔵庫Bで妥協して買いました。

と、「在庫」が無いとこんな事になりかねないわけです。
こうなると、冷蔵庫Aのメーカーや電気店aにとっては損失となります。
そうならないように、メーカーは小売店の注文に応じられるように、小売店は消費者の要望に応えられるように、ある程度多めに在庫をストックするわけです。

しかし、「在庫」が多すぎて売れ残ってしまっても、これまた損失なわけです。
そうならないように、メーカーも小売店もマーケティング調査などを参考に予測しながら在庫を調整していくわけです。

不景気になると、モノが売れなくなってしまいます。
そうなると、不景気前に「100個」売れると思っていたのが、不景気になって「80個」しか売れなくなってしまいます。
そうすると、「20個」分余分なモノが出てくるわけです。
そこで、メーカーは普段より「20個」少なく作って生産を調整します。
こうすることで、先に作って保存しておいた倉庫内の在庫を売り切れるようにして、なるべく損失を低く防ごうとするわけです。
生産調整で少なく作るということは、24時間フル回転だった工場を22時-翌09時まで工場をストップする必要が出てきます。
そうなると、そこで働く労働者も休んだり辞めさせられたりするわけです。(これが、雇用調整といわれるモノです)
減産や工場ストップということになると、労働者の賃金が低く抑えられたり、失業者が増えてしまうことがあります。
収入が減ったり失業者が増えると、消費者はモノを買わなくなります。
そうなるとますます景気が悪くなると言う、負のスパイラルに陥ることもあります。

とはいえ、ある程度在庫が捌けると景気動向に合わせて計画を立て直せるため、業績回復やUPにつなげることが出来ます。


>また4月以降、生産量が増産(不況前の数量)に戻すなども聞きますが、それは3月決算と何か深いかかわりがあるのですか

3月は、多くの企業での年度末決算期(一年間の決算)ですので、棚卸しによる正確な在庫量の把握や収支分析などをとおして業績の把握が出来ます。
その分析を元に4月からの新年度の計画を立てることが出来ます。
また、新年度は家電製品のモデルチェンジや新製品の発売などの発表の次期にもあたり、消費を刺激することもできます。
今回の不況では、多くのメーカーがクリスマス商戦を見込んで増産していたところに、リーマンショックに象徴される不景気となり、在庫がだぶついていました。
そこで、各企業は急激に減産するなどの在庫調整を行い、3月期決算までに終えるように努力しました。
その為、(多くの派遣切りなどの痛みを伴いながらも)何とか3月までに調整を終えたようです。
ただ、下請けの部品メーカーなどは9月期まで続けねばならない苦しい状況にあるようです。

因みに、決算期は3ヶ月毎、半年、1年毎に纏められています。
で、3ヶ月毎、半年毎は、中間決算(途中経過)にあたります。
また、これらの決算期をいつにするかは各企業の自由ですが、伝統的に多くの企業は3月を1年ごとの総まとめ決算期(年度末決算)に当てています。(まぁ、学校の一学年が4月-翌3月ってのと同じですね)
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ある程度の販売を見越して準備しています。

売れないのですからあらかじめ作ると無駄な出費になりますので、在庫を少なくしています。3月は棚卸の時期になります。
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