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供給に影響を与える要因の1つとして「期待」があると聞きました。
その期待というのは、消費者の商品自体へ向けた期待なのか、商品の価格に向けた
期待なのか、もしくは消費者の期待ではないのか、いまいち理解できません。

分かる方いらっしゃいましたら、回答よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

「物価水準への期待」ですね。


また、より正確に言えば、期待通りであれば、需給バランスは問題ないですが、期待とズレが生じた場合、需給に悪影響を与えます。

たとえば物価上昇局面では、「買いだめ」みたいな現象が起きますし、供給者も「増産」の傾向になります。
ところが、期待ほどに物価が上昇せず、上がり止まったり、逆に下降すれば、需要の先食いの分は消費が落ち込みますし、供給者も在庫を抱え、「減産」に転じます。
そうなると、供給者は「在庫調整」を行うことになりますが、これが結構、尾を引くんです・・。

増産体制に引き上げるのも大変なんですが、増産体制から通常体制ならまだしも、減産体制にシフトするのは、もっと大変だから。
設備を買っちゃったとか、まして雇用しちゃったら、簡単に解雇とか出来ませんから。
あるいは原材料の在庫や仕掛在庫とか、次月発注分や流通在庫なども存在します。

すなわち、生産を100から150に引き上げて、需要がなくなったら50に落とす・・なんてことは、簡単には出来ません。
せいぜい120~130に落とし、リストラを進めつつ、100,90と落として行きます。
まあ、ここでも需要回復への期待などもありますね。

在庫も、需要増に応じて、100から150くらいに引き上げていたとしますと、需要が150から100に戻ったら、たちまち余剰在庫が0.5ヶ月分。
また、需要見合いに生産は落とせませんので、気が付けば余剰在庫は1ヶ月分とかそれ以上になります。
生産を調整してもしても、まだ在庫が積み上げる・・と言う状況で、在庫調整が完了するには、1~2年とかを要してしまいます。

在庫調整局面に突入すると、なかなか景気回復しないのは、こんな感じのメカニズムです。
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