No.1
- 回答日時:
マグリットの「レディメイドの花束」を観て。
「どんな感情か」
「あー、こんな世界もあるんだ」という、すばらしい風景を見たときのような。
お返事ありがとうございます。
「レディメイドの花束」を早速見ました。絵についての感想は控えます。
質問の趣旨と違ってくると思うので。
「すばらしい風景を見たときのような。」
私もすばらしい風景を見たときは体に電気が走ったようになります。
「あー、こんな世界もあるんだ」
非日常の風景を見たときに感動するということでしょうか。
絵は感情的に楽しむものだと思いますが、言葉にして頂いてありがとうございます。
絵を見て涙する。
私も経験してみたいです。
No.2
- 回答日時:
結構美術館等へ赴きますが、さすがに感動はすれど涙を流す事は無かったですね。
同じ絵として漫画等がありますが、その場合ストーリーで泣く事はあります。
絵で泣ける方は余程感性が強い方でらっしゃるか、
その画家等の事をよく知られていて苦悩等が共感できる場合ではないでしょうかね。
よく絵は魂がこもると言いますが、感動する絵はどこか力強かったり
他の絵にはない独特の手法になっていたりと色々要因はあると思います
多くの画家が生きているうちは認められないで、
後世になってようやく認められるのも、
その人の過去を知りながらその絵を見てるからかもしれませんね。
なんか文章が変で申し訳ないです。
いい絵が描けるようにがんばってくださいね
変な文章ではないです。
とても感動しました。じーんっとなって涙がでそうでした。
文章でも感動するんですね。
漫画だとストーリーがあります。
音楽だと歌詞があります。
やはり、なにかしらのメッセージが必要なのでしょうか。
絵を見ながら、画家の苦悩や過去を重ねてみる。
そうやって、共感。共鳴して感動するということですね。
共感する。と言うところが重要だと気づきました。
絵を描くにあたり、自分なりの技法など模索して一人でも多くの人そして、欲張って自分も感動出来る絵を描けるようにします。
がんばります。
知らない方からの「がんばって」がこんなに嬉しいとは思いませんでした。
No.3
- 回答日時:
立島夕子さんの絵。
ありがとうございます。
立島夕子さん。早速見てきました。
紹介頂いた作品に関しての感想は止めておこう。と思っていたのですが、
あまりの衝撃を受け少し書かせて頂きます。
美しさや素晴らしさ懐かしさに感動して、涙が出ると思っています。
正直、美しいとは思いませんでした。恐怖です。ぞっとしました。
axis2010さんにとって立島夕子さんの絵は美しいと感じ、涙がでたのでしょうか?それとも私と同じぞっとしたのでしょうか?はたまた別の感情でしょうか?
私の考えが偏っているのかもしれません。
さしつかえなければ、その感情を教えて頂ければ嬉しいです。
No.4
- 回答日時:
ありますよ~。
「鶴岡政男」さんの「重い手」に出会ったときは、彼女連れだったんだけど、思わず涙が出そうになった。
「なんか、わかる!」って思ったんですね。
作者とシンクロした気がして、感動しましたね。
思うんだけど「感動できる作品」って、絵に限らず「純粋」だと思う。
思ってること、感じていることが「詰まってる」のが、良い作品だと思う。
技術に偏ったものは、どうしても白々しく感じる。
だから「等身大」っていうか「今ある自分」を曝け出すことが大事だと思うんだよね。
私は写真を撮ってるけど、風景を撮っても、花を撮っても、なんとなく白々しいんです。
しかし人物を撮ると、自分で言うのもなんだけど「おっ!」という作品が撮れる事があります。
私は被写体に「撮らされる」タイプなんですね。
だから「撮ろう」とすると、白々しいんです。
絵でも同じことが言えると思います。
とにかく「素直」に、そして「自分が楽しんで」描くのが良いんじゃないでしょうか?。
鶴岡政男さん。見ました。
「作者とシンクロ」
作者とは友人と言う訳ではないのですよね。
知らない作者とシンクロする。
私も「素直」に「自分が楽しんで」がすべてのはじまりだと思っています。同じ考えの方に出会えてとても嬉しいです。
その「純粋」や「今ある自分を曝け出す」
その思いは文章や言葉にしなくても絵で伝えられるということでしょうか。
もし、tombanさんが友人でない鶴岡政男さんの絵にシンクロしたとするならばそうゆう事になりますね。
私はそこを知りたかったです。
言葉にしなくても伝える事が可能であるか。
tombanさんは写真を撮ってらっしゃるんですね。
「撮らされる」との表現。初めて聞きました。
もう少し掘り下げて考えてみるとなにか答えが見つかりそうです。
ありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
絵を見て泣く--これは非常に難しい問題です。
私は絵を見て涙したことはありません。
絵を見て涙する場合、
絵に描かれているストーリーや情景を感じて泣くということと
芸術性に感心して泣くという場合があると思います。
「いい映画だった」という場合と同じですね。
映画で描かれたストーリーが良いのか、
映画自体の出来が良いのかは別問題ですよね。
素人さんが初めて撮った「悲しいお話」でも泣けるでしょうし、
巨匠がとってもそれなりの脚本じゃ泣けないでしょう。
同じ絵を見ても、人によって見方が異なり、絵の構図や色彩を見ている人はなかなか泣けないではないでしょうか。
しかし、圧倒的な色彩と構図、それだけで人を泣かせてしまう作品があったら凄いです。
オランジュリー美術館、モネの睡蓮の部屋に立てば、涙が出てくるかもしれませんね。
やはり絵をみて涙することは難しいことなのですね。
ストーリーや情景。感動することの重要な部分です。
やはりこの2つがないと感動することは難しいということですね。
「絵の構図や色彩を見ている人はなかなか泣けないではないでしょうか」
私はこのタイプです。
いかに美しい構成にるすか。
いかに鮮やかな色彩にするか。
今はそこに重点を置いて絵を描いています。
jun99さんの言葉を借りるとそこが致命的な点だと言えます。
絵に対する思いをもう一度見つめなおさないといけませんね。
涙する絵を描く。
可能性は限りなく低いようですが、
「圧倒的な色彩と構図、それだけで人を泣かせてしまう作品があったら凄いです。」
この文章を読んで、いつか描いてみせる。
という、情熱が出てきました。
ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
普段から絵を描いている者です。
スランプに陥ってひどく落ち込んでいるときにクレヨン画のブログを見て泣いたことがあります。(http://plaza.rakuten.co.jp/crayon72/ 現在サイトでギャラリーやっていますhttp://www.yasu-crayon.com/)
「私、絵を描いてもいいんだな」って。
柔らかい色彩にとても慰められました。
特にストーリー性もないし優れた絵ではないのですが、包み込んでくれるような暖かさです。
ien-さんは普段から絵を描いてらっしゃるんですね。
URLありがとうございます。さっそく見ました。
絵に文章が書かれていました。
絵を見て文章を読んで感動されたのでしょうか。
ただ回答には文章のことが書かれていないので、色彩に感動されたということと受け止めます。
スランプの時だったとのことなので、その時の気持ちと色彩の柔らかさが共鳴したんでしょうね。
素敵なことです。
重要なヒントになりました。
ありがとうございます。
ien-さんはどんな思いでいつも絵を描いてるんでしょうか?少し気になりました。
No.7
- 回答日時:
おはようございます。
私も絵描きの端くれで、絵も描けば、美術館にもよく通います。
しかし、どんな名画を観ても涙が出ると言うことはありませんでした。
その絵の誕生のいきさつを知っていれば、別です。
統合失調症、障害を持った若者がいます。彼は人とはめったに話しません。
その彼が母親の絵を描きます。コンテで一気に描きます。
その線の勢いは、とうてい私などが真似できるものではありません。
初めてその絵に出会ったとき、衝撃を受けました。お母さんと知り合い、「素晴らしい」と褒めさせてもらいました。
お母さんは、社交辞令と思ったかもしれませんが、その絵が大阪のある展覧会で特選になりました。
大阪にも観に行ってきました。勢いのある線は、他の作品を圧倒していました。
めったに人と会わない、彼と会いました。
ニコニコ笑ってくれました。「自分を認めてくれる人がわかるのです」と、おかあさんんが言ってくれました。
その彼が個展を開いたのです。
お母さんの顔ばかりです。
一枚として同じ絵はありません。
その日、お母さんの顔を見て、嬉しそうだ、怒っている、疲れていると、観察した顔を一気に描いています。
私は、その絵を見て、本当に泣けてきました。
こんにちは。
kottinQさんも絵を描かれるんですね。
統合失調症、障害を持った若者の絵ですが、
もし、彼が「統合失調症、障害を持っている」と知らなければ涙は出なかったのでしょうか。
回答の流れからみてkottinQさんは
彼は障害を持っていた。
絵を見て感動した。
彼に会った。
彼の絵を見て涙した。
私はkottinQさんが彼に会った。と言うことが大きいかったのではないかと思うのですが。
彼という存在と彼の作品。
絵の後ろにある何かがやはり
大きな感動を生む。ということですね。
絵を通して彼を見ている。ということにもなるのでしょうか。
絵を通して私を見てもらう。
う~ん。表現がナルシストっぽくなりました。
kottinQさんの回答を読んで、そうゆう要素も無きにしもあらず。だと思いました。
絵を通して感じるもの。
それも重要である。
大きなヒントになりました。
ありがとうございます。
No.8
- 回答日時:
涙を流すとは「理性のコントロールを超えて感性が漲った時」です。
ですから、言葉では言い表せません。
また、理性のコントロールも個人差がありますから、厳密には「こうなんだ」と話題にする事も困難です。
しかし、人間として共通している課題があり、共通の感性があります。
名画として取り上げるか、また逆に、ささやかな幼稚園児の心で捉えるか、それを感ずるとき、また直面したとき、涙を抑えることはできません。
まず【死】です。死は誰にでも必ず訪れます。死を前にしてあなたは
どんな風に心が動きますか。また、死をテーマにした文学、音楽、
絵画に接したとき心はどんな風に動かされますか。
テーマに真剣に向き合っていれば居るほど、心は動きますね。
ミレイのオフェリアの死をご覧ください。
まもなく死を迎える姿です。周りの花々にはそれぞれ花言葉があります。
頭の上には(この画面では写っていませんが、)駒鳥が居て、恋の歌を
詠っています。前幕の舞台でオフェリアが一緒に歌った恋の歌です。
同じように【老い】(木下晋先生の「祈り」、年老いた病の母の祈り)
【病】(イリヤ・エフィーモヴィチ・レービンの富豪の娘の復活)
【貧】(同じ作者の「船を曳く人々」)
他に【希望】【感謝】【愛(宗教画に描かれている神の愛)】等など。
文学、音楽、絵画、は【命】のメッセージです。描く側も、観る側も
無感動ならメッセージは伝わりません。
命と真剣に向き合うときに メッセージは伝わります。
私の個展では解説なしでも、涙する人、時には怒号する人が度々
居られます。人生最後の日にその日一日私の絵の前で過ごされた方も
居られます。
エピソードは少なくありません。ご覧になられる方々にも恵まれている
のでしょうね。
心豊かな人生でありますように。
参考URL:http://cgfa.sunsite.dk/millais/p-millais4.htm
感性や感動を言葉で話し合うことは無謀で意味をなさないことかもしれません。
自分の知らない世界があるのかもしれない。
という好奇心もありました。
FinePencilさんは画家さんですね。
専門家とあるので、きっとプロの方なのですね。
文章にも絵に対するの強い思いが込められているように感じました。先ほど考えた文章ではないようです。私の勝手な思いこみでしたらごめんなさい。
「死」は究極のテーマだと思います。
「死」とは。
あまりにも深いテーマで今の私は見て見ぬ振りをしています。
「いつか死んでしまうから。今を精いっぱい生きよう。」
それぐらいにしか考えていません。
「テーマに真剣に向き合っていれば居るほど、心は動きますね。」
なるほど!!
そのテーマに真剣に向き合っている人は共感する。ということですね。
FinePencilさんは常に「死」を意識している。
その「死」をテーマとされた文学、音楽、絵画、に出会った時。
大きな感動が生まれる。
FinePencilさんは常に「死」を意識している。
そのFinePencilさんが描かれた絵を「死」を意識している人が見て。
大きな感動が生まれる。
最後のエピソードの部分を読みました。
絵で人のためになることが出来るって素晴らしいな。と思います。
自分の好きなことをして人の役に立ちたい。
だから絵を描きます。
私もそのような絵を描けるようになります。
自分の心が満たされて、人の心を満たせるのか。
人の心が満たされるから、自分の心も満たされるのか。
心豊かな人生を送りたいです。
ありがとうございます。
No.9
- 回答日時:
無ければ無いで仕方ないのではないでしょうか。
作者の制作にあたっての心境みたいなのが自分の問題に重なって理解できたと思ったときは感情的になります。
また作品が作者自身をも超えた物になったなと感じ取れる瞬間もあります。
生とか死とか人の意志ではどうにもならない時の流れは画題として描かれていない場合でも美術から感じ取れる場合があります。
歌詞の題材として理性ではなんともならない恋愛が選ばれている場合が多いのも関連があると思います。
美術は音楽のように演奏会場の空間をリアルタイムで支配したりはできないのですがずっと観ていられたり残ったりしますから違う強さを持っているので音楽家から見たらうらやましい特長だって持っているみたいです。それを生かせば良いのではないでしょうか。
メロディや音色が感情に染み込んでくるような強さほどではないですが色と形が直接染み込んでくる場合はあります。
実をいうと私が音楽を音として深く観賞できるようになったのは色や形を突き詰めて考える体験をしてからと思います。
あと言葉による補強も嫌う作家が多いのですが絵の中にむりやり図解を入れるよりは言葉で説明した方がむしろイイみたいで、そのようなアナウンスによる感動が邪道であるとは全く思わなくなりました。
しかし優れた作品ほど作品の中に心にはたらきかける造形要素が織り込まれているようにも思います。
美術にもいろいろあるんで感動を目的としない作品だっていくらでもある、あるのが良いのだと思います。
やはり、見た人と描いた人と共感できた時に感動するのですね。
「理性」など自分自身でコントロール出来ない部分の感情。または抑圧された感情。
それを表現している作品(音楽、絵を問わず)に人は突き動かされるということですね。
>>美術は音楽のように
とてもためになるお話でした。
私はある意味、表現する手段として
音楽を尊敬しています。
そして、音楽に嫉妬すらしています。
音楽ほどの感動を与えられるものを作り出せるのかどうか。
絵としての存在とは必要性とは。
考えると限りなくて困ってしまいます。
美術の強さを描いていただいて思考することの新しい道が見つかりました。
美術の特長。美術の良さをもっと探して行くべきだと思いました。
「私が音楽を音として深く観賞できるようになったのは色や形を突き詰めて考える体験をしてからと思います」
音と色や形。
まったく違うものが一つの流れとなってつながっていく。
とても興味深いです。その感性が変化していく流れの過程が知りたくなりました。
表現することに囲いは無くなってきていると。
だから、どんな方法があっても良いと。
それこそが、良いんだよ。
ということですね。
大きな視野で見ることが大切なようです。
それを教えて頂きました。
私の簡単な文章の質問から、深く読み取って頂いてありがとうございます。音楽と美術とを対比して書いて頂いて感無量です。
ありがとうございます。
No.10
- 回答日時:
おはようございます。
kottinQです。
丁寧なお礼、ありがとうございます。
改めて自分の回答文を読んで、不確かなことしか書いていないなーと、思いました。
彼が障害を持っているから感動したのでは決して無いのです。
彼の絵と出会った後で、母親と会いました。
お母さんは、息子の絵がそんなに大した物とは思っていませんでした。
私が褒めても、はじめはそんなに喜んでくれませんでした。
「この線は本当にすごいです。絵をかじり、クロッキーをやった人間ならわかります。ためらいのある線は一本もありません。素晴らしいです。どんどん描かせてあげて下さい」。
お母さんは、私のアドバイスに応えてくれ、息子と向かい合ってくれました。私が初めて見た絵は、お母さんへの誕生日プレゼントだったのです。年に一度、たまたま描いた絵から、息子の一つの可能性を知ったのです。
個展会場に並んだ絵を見て泣けてきたと書きましたが、それらの絵は、親子の共同作業として私の目には映りました。
正直な気持ちを言えば、素晴らしい作品、個展の成功は、私のアドバイスに応えてくれたからという、自己満足の思いがあったことも否めません。
個展会場には、涙ぐんでいる人が何人もおられました。みんな、母親の人柄と苦労を知っている人たちでした。
話は変わります。
私はまだ行ったことがないのですが(この夏に行こうと思っていますが)、信州上田に「無言館」という戦没画学生の作品を展示した美術館があります。「すすり泣きが聞こえる美術館」と言われています。
おはようございます。
返事が遅くなり申し訳ないです。昨日は少々バタバタしていました。
私の質問自体が不確かなのかもしれません。
そんな質問に心を込めて答えて頂いてありがとうございます。
kottinQさんの答えは不確かではありません。
感情を文章にするのに抽象的になるのは仕方がないことだと思います。
kottinQさんの文章より私は沢山のことを考えることが出来ました。想像するきっかけを作って下さいました。
「彼が障害を持っているから感動したのでは決して無いのです」
その後のいきさつがどうであれ。
初めて絵を見た感動は正真正銘の絵から受けた純粋な感動だったのですね。
やはり「純粋な感動」は存在するのですね。
色々考えていくうちに「純粋」という一番大切なことに疑いを持ち始めてきていたのだと思います。だから、私はこんな質問をしたのでしょう。
信じることは大切ですね。
「純粋な感動」に少しばかりの自己満足があったとしても
それは微笑ましい「自己満足」のような気がします。
「無言館」とても興味深いです。
チャンスがあれば是非足を運びたいです。またまた新しいきっかけをありがとうございます。
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