「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

ベクトル解析で双線形関数というものを勉強したのですが、
物理学ではどこの分野にどういう形で使われるのでしょうか?
検索したりなどしてもみましたが、数学のページだけがかかって、具体的な物理への応用について触れられているページが見つかりませんでした。
出来れば、具体的に教えて頂けないでしょうか?

A 回答 (3件)

No.1の言われているように、物理のいろいろなところに出てきます。



(例1)
もっとも簡単なものは、「2点で支えたひも」や「2鉄塔間の高圧電線」の形は「懸垂線(カテナリー)」と言ってCoshで
表せる。

(例2)微分方程式
d^2y/dx^2=-k^2yの解はCos(kx),Sin(kx)ですが、
d^2y/dx^2=+k^2yの解はCosh(kx),Sinh(kx)です。両者はラプラスの方程式の解と関係があります。

(例3)特殊相対論
普通の2次元x-y座標の原点についての回転では、座標変換は
x'= cosθ.x + sinθ.y
y'=-sinθ.x + cosθ.y
のようになりますが、特殊相対論におけるローレンツ変換は、
2つの慣性系の(x軸方向の)相対速度をvとして
tanhθ= v/c
とおけば、(cは光速)
つぎの2式(*)のようになります。

x' = coshθ.x + sinhθ.ct
ct'= sinhθ.x + coshθ.ct    ...(*)

これが普通のローレンツ変換と同じであることをみるには、
双線形関数で基本的な関係 coshθ^2 - sinhθ^2 =1を使って、
(両辺をcosh^2(θ)で割ったもの: 1-tanh^2(θ)=1/cosh^2(θ)をつかって、)
coshθ = 1/√{1-tanh^2(θ)} = 1/√{1-(v/c)^2}
sinhθ = tanh(θ)/ √{1-tanh^2(θ)} = (v/c)/√{1-(v/c)^2}

これらを(*)に代入して、
x' = 1/√{1-(v/c)^2}.x + (v/c)/√{1-(v/c)^2}.ct
 =(x+vt)/√{1-(v/c)^2}

ct'= (v/c)/√{1-(v/c)^2}.x + 1/√{1-(v/c)^2}.ct
= {(v/c)x+ct}/√{1-(v/c)^2}  
(あるいは両辺をcで割って) 
t' = {(v/c^2)x+t}/√{1-(v/c)^2} 

すなわち、普通のローレンツ変換
x' = (x+vt)/√{1-(v/c)^2}
t' = {(v/c^2)x+t}/√{1-(v/c)^2}
となります。

双線形関数は三角関数との関係も含めて大変有用です。
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No.2ですが、双曲線関数と双線型関数とを早とちりしたようですね。


双線型関数は量子力学でも出てきそうですね。波動関数と行列、ブラ・ケットなど。

失礼しました。(余興でNo.2の回答も読んでください。)
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内積とかテンソルとか、物理でもいたるところで使うんじゃないですかね。

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